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家主の2ndアルバムを大槻ケンヂ、岸田繁、直枝政広、福岡晃子、山内総一郎が推薦

家主。左から谷江俊岳(Vo, G)、田中ヤコブ(Vo, G)、田中悠平(Vo, B)、岡本成央(Dr, Cho)。
4年近く前2021年12月03日 9:05

12月8日にリリースされる家主の2ndアルバム「DOOM」を推薦する大槻ケンヂ、岸田繁(くるり)、直枝政広(カーネーション)、福岡晃子(チャットモンチー済)、山内総一郎(フジファブリック)のコメントが公開された。

大槻は「ラウドなサウンドに延びる歌声。おおおっ?これは、すごく素敵です」、岸田は「いち音楽家としてこれをやりたいと思っていた。背中を押されたな」、直枝は「長い時間をかけて磨き上げた極上の曲が土産の折り詰め寿司のようにぎっしり詰まっている」、福岡は「新しいところへ向かうエネルギーに満ちていて、大好きなアルバムです」とそれぞれの言葉で本作を推薦。山内は「こんなん絶対楽しいやん。みんな曲作れて、歌えて、ピギャーッ!って鳴らして、こんなん絶対楽しいバンドやん。と思わず一緒にバンドやろうぜって言いたくなるほど大好きなバンド、家主のDOOM」と語っている。

なお家主は2月19日から本作のリリースツアーを開催。東名阪単独公演、初となる青森、岡山での公演、そして盟友・台風クラブとのスプリットツアーとなる北海道、京都公演など現在10公演が決定しており、今後さらに追加される予定だ。

またタワーレコードのキャンペーン「未来ノ和モノ -JAPANESE FUTURE GROOVE-」の第24弾が家主になることが決定。今年9月にオープンしたアナログ専門店TOWER VINYL SHIBUYA店内で撮り下ろされたコラボポスターが、12月7日よりタワーレコード、TOWERmini全店で掲出される。

大槻ケンヂ コメント

フェスでチラリ見かけて「、、お?」と立ち止るやつ、あるいはサンプル盤が回ってきて何気なくかけて「、、おおっ?」と、ちゃんと聴く体勢になるやつ。

ラウドなサウンドに延びる歌声。おおおっ?これは、すごく素敵です。

岸田繁(くるり)コメント

不思議なご縁(過去ログ参照)がある田中ヤコブ氏の音楽演奏形態「家主」の新作。

「近づく」イントロ。カウントが鳴り出したその瞬間に感じる勝利の福音は、その後のギターアンサンブルにおいて巧みに練られた倍音構成の素晴らしさに帰結する。

エレクトリック・ギターという素晴らしい楽器が持つ可能性には、まだまだ発展の余地がある。突き詰められるがままに小さく安く纏まり蛸壺化する様々な社会的価値観やテクノロジー。そして、この混濁した時代において当たり前に蔓延する絶望感のなかで、研ぎ澄まされたポップ音楽を作り上げるために必要なこと…それは匠の技や、かりそめの知識なんかではない。地面に這いつくばり砂を舐め、心から滲み出る血の味を知っているかどうかだ。この音楽からはそんな息吹を感じる。

エレクトリック・ギターと倍音構成が生み出す麻薬的な高揚感は、これからのポップミュージックのひとつのスタンダードなイコンになり得る。そんな夢さえ萌芽し得るこの音楽は、斯くいう表面的な未来音楽ではないが、決して拡大再生産やレトロスペクティブではない。かつての偉人たちが知りつつも、私たちの気づきを待っていた、そんな未来への一歩だと私は思っている。

多くの人に待たれているポップ音楽は様々なカタチがあれど、誰が彼らを待っていたのだろうか。少なくとも私は、いち音楽家としてこれをやりたいと思っていた。背中を押されたな。

直枝政広(カーネーション)コメント

田中ヤコブがカーネーションのライヴにゲスト出演してくれた昨年末に、家主はすでにスタジオに入っていたはず。長い時間をかけて磨き上げた極上の曲が土産の折り詰め寿司のようにぎっしり詰まっている。これは想像以上の手応えだ。田中ヤコブの人生感が滲む切実な歌詞をまとったポップス感覚と、谷江俊岳の涼しげなロマンチシズムが映えるニュー・ウェイブ趣味のソングライティングの対比は今作でも存分に楽しめる。月を斬るような、豪快に唸る轟音ギターに目がくらみっぱなしで迎える中盤、静かに足元を睨みつける「路地」に渦巻くあてのないロンサムな詩情に心震えた。この言いようのない沈み込む感覚は時代の歌の証。心の中で何度も言う。家主恐るべしだ。

福岡晃子(チャットモンチー済)コメント

このアルバムを聴きながら徳島の山道をドライブしていると、まだ踏みこんだことのない森へ行ってみたいような、冒険したいような気持ちになる。新しいところへ向かうエネルギーに満ちていて、大好きなアルバムです。

山内総一郎(フジファブリック)コメント

Maestro FZ-1Aを開けた時のめっちゃいい香りのような、家主の独特でどこか懐かしいような空気が音に、音と音の隙間にしっかり込められていて、1曲目からエレキを弾くならこんな風にプレイしたいな、FUZZを踏むならこんな音にしたいな、と思わずギター手に取って、真似っこして、気づけば2周目突入。

こんなん絶対楽しいやん。みんな曲作れて、歌えて、ピギャーッ!って鳴らして、こんなん絶対楽しいバンドやん。と思わず一緒にバンドやろうぜって言いたくなるほど大好きなバンド、家主のDOOM。

名盤完成おめでとうございます!

家主「“DOOM”Release Tour 2022」

2022年2月19日(土)大阪府 Live House Anima

2022年2月20日(日)静岡県 Freakyshow

2022年3月5日(土)岡山県 PEPPERLAND
Support Act:マドベ

2022年3月6日(日)愛知県 Tokuzo

2022年3月19日(土)青森県 aomori SUBLIME

2022年3月20日(日)宮城県 FLYING SON

2022年4月3日(日) 東京都 WWW X

2022年4月9日(土)長野県 MOLE HALL
Support Act:コスモス鉄道 / TANGINGUGUN

2022年4月16日(土)北海道 SPiCE
Guest:台風クラブ

2022年4月29日(金・祝)京都府 磔磔
Guest:台風クラブ

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