hideの実弟・松本裕士氏による著書「兄弟 追憶のhide」が2022年夏に映画化される。
映画のタイトルは「TELL ME ~hideと見た景色~」。本作では「兄弟 追憶のhide」をもとに、主人公のヒロシがhideの共同プロデューサー I.N.A.とともにhideが残した音楽を世に送り出すまでの軌跡が描かれる。松本氏はこの発表に際して「実の兄弟でありながら、ビッグアーティストと駆け出しのマネージャーという異質な関係でもありました。近しい人が旅立ってしまった時、また孤独で悩んだ時、そのような思いをした方々へ、少しでもお力になれれば幸いです」とコメントしている。
監督は「ドラゴン桜」、「時効警察」シリーズ、「着信アリ2」などで知られる塚本連平が務める。塚本は映画タイトルについて「『TELL ME』の『僕が僕で在り続けるため』という歌詞が、大切な人を突然失った家族や仲間の気持ちを象徴している様に感じた」と語っている。
hideの誕生日である12月13日に先立ち、hideのイラストを使用した映画のビジュアルが公開された。イラストはアメリカ・ニューヨークと東京を拠点に活動するイラストレーター・目黒ケイが手がけた。YouTubeでは映画のティザー映像も公開されている。
塚本連平監督 コメント
この映画は、大切な人を突然失った家族や仲間が悲しみを乗り越えて行く、希望と絆の物語です。
タイトルをhideさんの名曲「TELL ME」から頂いたのは、
残された人達の「もっと話したい事が、もっと聞きたい事があった」
そんな気持ちを象徴している様に感じたからです。
「僕が僕で在り続けるため」と言う歌詞の意味を噛み締めながら撮影に挑みたいと思います。
松本裕士 コメント
この度は「兄弟」の映画化のお話をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
長い時間がたった今でも、hideが輝き続けているのは、世界を見ても稀な軌跡であり、
それを支えて頂いたファンの皆様、そして関係者の皆様のおかげです。
実の兄弟でありながら、
ビッグアーティストと駆け出しのマネージャーという異質な関係でもありました。
近しい人が旅立ってしまった時、また孤独で悩んだ時、
そのような思いをした方々へ、少しでもお力になれれば幸いです。
hideは伝説のアーティストではありますが、
やはり私にとっては、かけがえのないお兄ちゃんなのです。