EXILE TRIBEによるカウントダウン生配信イベント「LIVE×ONLINE COUNTDOWN 2021→2022」が12月31日に開催された。
EXILE TRIBE PARKから生中継された本公演にはEXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、FANTASTICS from EXILE TRIBE、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEのほか、オープニングアクトにiScreamとPSYCHIC FEVER、ゲストとしてHappinessが出演。小林直己(EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、白濱亜嵐(GENERATIONS from EXILE TRIBE、EXILE、PKCZ)、関口メンディー(GENERATIONS from EXILE TRIBE、EXILE)は不参加となったが、総勢8組60名のメンバーが約4時間にわたって熱いステージを展開した。
トップバッターは昨年6月に本格始動し、1月14日にMISIAのカバー曲「つつみ込むように…」をリリースする3人組ガールズユニットiScream。切ないラブソング「himawari」をアカペラ始まりの新アレンジで届け、歌唱力を発揮した彼女たちは、クールなダンスの「Scream Out」と、キュートな笑顔を見せる「Maybe...YES」のギャップで視聴者の心を掴んだ。続くPSYCHIC FEVERは、東京から世界へ挑んでいく意気込みを込めた「Tokyo Spiral」や、ボーカルをフィーチャーしたラブソング「Snow Candy」といったプレデビュー楽曲を惜しみなく披露。オープニングアクトとしてイベントを盛り上げた。
20周年イヤー真っ最中のEXILEは、真っ赤な衣装で登場。SHOKICHIの豪快なドラミングと唸りを上げるNESMITHのギター、TAKAHIROのシャウトを合図に「RED PHOENIX」のパフォーマンスに突入し、噴き上がる炎の中でアグレッシブなパフォーマンスを繰り広げた。そこへEXILE TRIBEメンバーが次々に現れ、白い衣装とサングラスでスタイリッシュに決めたTHE RAMPAGEは「FULLMETAL TRIGGER」、エレガントな緑色の衣装が新鮮なFANTASTICSは「STOP FOR NOTHING」を立て続けに披露。赤と黒のカジュアルファッションながらも圧倒的なオーラを放つBALLISTIK BOYZが「PASION」で画面越しに視聴者を煽るとコメント欄がにぎわう。Jr.EXILEのカラフルなステージから一転、三代目 J SOUL BROTHERSはシンプルな黒スーツで余裕たっぷりに「J.S.B. DREAM」を歌唱。デビュー10周年の歴史を物語る洗練されたパフォーマンスを見せた。
その後は佐藤大樹(EXILE、FANTASTICS from EXILE TRIBE)と陣(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)の進行によるEXILE TRIBE PARKのブース紹介を挟みながら、各グループが数曲ずつ披露していく。全身から気合いがみなぎっているTHE RAMPAGEは、単独ライブを彷彿とさせる演出で視聴者を魅了。ゴールドの衣装に身を包んだEXILEは、ときに楽しそうにアイコンタクトを交わしながら、ときに覚悟をにじませながら歌い踊る。EXILEに憧れてアーティストデビューの夢を叶えたBALLISTIK BOYZは「Animal」や「All Around The World」といった楽曲を堂々と歌い上げ、三代目 J SOUL BROTHERSは配信でライブを視聴しているという小林直己に呼びかけながら、10周年のアニバーサリーツアーを彩った楽曲を連発。演技や遊び心の効いた演出にも定評のあるFANTASTICSは「Drive Me Crazy」でソファに腰かけると、不敵な笑みで視聴者にアピールし、引きのカメラワークでスタイルのよさとダンススキルを見せつけた。
中盤には5人体制になった新生Happinessが登場し、デビュー記念日である2月9日にリリースする新曲「Everything」を初披露。80'sサウンドをオマージュした疾走感あふれるエレクトロポップに乗せて、ファンへの素直な思いを伝えた。リーダーMIYUUが「2021年はHappinessとしてパフォーマンスをする機会があまりなかったんですけど、そのぶん準備を重ねてきました」と語ったように、2022年はHappinessにとって再始動の年となりそうだ。
三代目 J SOUL BROTHERSの「Summer Madness」を皮切りにライブはサマーチューンブロックに突入し、BALLISTIK BOYZのターンにはFANTASTICSやPSYCHIC FEVERが参加してパーティムードに。FANTASTICSはEXILE TETSUYAをゲストに迎えて「Summer drops」をコミカルに歌い踊り、THE RAMPAGEはチルソングに身を委ねながら無邪気な笑顔を見せた。ブロックの最後を飾ったEXILEは「NEW HORIZON」や「LOVE OF HISTORY」をパフォーマンス。さらにはニューアルバム「PHOENIX」よりEXILEと三代目 J SOUL BROTHERSのコラボ曲「VIRTUAL LOVE」をライブ初披露した。
EXILEのデビュー20周年を記念したJr.EXILEの企画「EXILE TRIBUTE」では、THE RAMPAGEが「No Limit」、BALLISTIK BOYZが「Touch The Sky」、FANTASTICSが「Each Other's Way ~旅の途中~」をパフォーマンスし、EXILEとJr.EXILEの総勢44人による「Choo Choo TRAIN」や、小林直己が振付した「Rat-tat-tat」をオールキャストで踊る場面も。ライブ定番曲「銀河鉄道999」では、肩を組みながら歌うTAKAHIROと登坂広臣の“兄弟”や、ダイナミックなバク転でコメント欄を爆笑で埋め尽くすムードメーカーの浦川翔平、ラップ担当の川村壱馬、海沼流星、松井利樹、奥田力也によるマイクリレーなど、この日ならではのコラボレーションも見どころとなった。
全54曲で構成された豪華なセットリストも残り2曲となったところで、出演者がステージに集結する。そしてEXILE AKIRAが「2021年は、本当にファンの皆さんに支えられ、応援してくださって乗り越えることができました。2022年は、この感謝の気持ちをEXILE TRIBE一同、そしてLDH一丸となり、エンタテインメントに変えて皆さんにお届けいきたいと思いますので、応援をよろしくお願いいたします」と熱く語ると、いよいよ新年へのカウントダウンが始まり、2022年に突入。新年の訪れを「PARTY ALL NIGHT」で祝ったEXILE TRIBEは、「YELLOW HAPPINESS」でパーティタイムを締めくくった。