本日1月22日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた映画「真夜中乙女戦争」の公開記念舞台挨拶にキャストの永瀬廉(King & Prince)、池田エライザ、柄本佑、監督の二宮健が出席した。
昨日1月21日より公開中の「真夜中乙女戦争」は作家・Fによる初の小説を映画化した“青春ダークエンタテイメント”。退屈な日々を送る大学生“私”が「かくれんぼ同好会」で聡明な“先輩”と出会い、謎の男“黒服”による東京破壊計画“真夜中乙女戦争”に巻き込まれていく。永瀬は主人公の私を演じ、池田が先輩役、柄本が黒服役で出演する。
永瀬は「ひさしぶりにワクワクした気持ちというか……いろんなことがあって撮影も延びて、スタッフさんも僕らも苦労した部分があったので、無事に公開できてよかったです。この景色、最高やなと思いますね」と語り、満員の客席を見渡しながら満足げ。池田は「この世の中において大切なのは語り合うこと。映画を観たあとのアクションが大事だと思っていて、きっと皆さんはこの映画を観ていろいろ話してくださるんだろうなと思うと、胸がいっぱいになります」と感情をあらわにした。
共演者に魅了された点を聞かれると、永瀬は「序盤で“黒服”と話す場面があって、黒服がずっと“私”の周りを歩きながら話すんです。そういう黒服の不気味さであったり、“私”が投げかけてほしい言葉をわざわざ言うところだったり、そのときはすごく興奮しました」と明かす。また池田の印象については「ものすごく話しやすい方でした」とコメントし、二宮監督もフレンドリーなので、現場はアットホームな雰囲気で楽しかったですね」とおよそ1カ月の撮影を振り返った。この発言を受けて池田も「運動部の部室みたいな雰囲気というか、くだらないことを話し、よく笑って、よく食べてという感じでしたね。素晴らしい現場でした」と微笑みながら同意した。一方、柄本は「永瀬さんはね、俺に無茶振りをする。撮影のセッティング中に『佑さんね、催眠術できますもんね。やってください』とほとんど誰もいない状況で言われて。そこでぐっと距離が縮まったかな」と永瀬との共演秘話を明かし、当の永瀬は「そういう無茶振りにも応えてくださるので、つい甘えちゃいましたね」と茶目っ気たっぷりに語った。
トークセッションでは映画のタイトルにちなんで登壇者たちが自身の乙女な一面を告白。永瀬は「乙女……乙女……」と考え込みながら、「佑さんとのシーンは乙女でしたね。あと最近、めっちゃリップ塗るところ」と答えた。同じく「乙女ってなんなんだろう……」と考えあぐねる柄本を見て永瀬は「佑さんがSNSにアップしてたダンス動画がめっちゃ乙女でしたよ」と助け舟を出した。
さらに登壇者の4人は、劇中で進行する東京破壊計画にちなんで、今年実行したい計画を回答。永瀬は「真夜中二輪計画」と発表し、その理由につて「King & Princeは僕以外、みんな二輪の免許を持ってるんですよ。僕も二輪免許を取得して、ゆくゆくはメンバーでツーリングしたら楽しそうだなと思いますね」と声を弾ませた。山ごもりをして年始を過ごしたという池田が「キャンプ」と答えたあと、柄本は「上半身と下半身の連動計画」と謎めいた答えを発表し、「上半身と下半身の体幹はあるんですけど、そこをつなげる体幹が著しく弱いとお医者さんから言われて」と説明。永瀬から「どうやってつなげるんですか?」とツッコまれた柄本は「そんな話、掘る?」と戸惑っていた。その後、4人目の二宮監督が「真夜中乙女戦争本当に観て欲しい計画」と回答すると、キャスト3人は大きくうなずいていた。
最後に永瀬が「今日もファンの人がたくさん来てくれて、皆さんがいるから元気をもらってるなと思いました。ここ1週間で世の中が目まぐるしく変わっていて、この映画はそういう状況を少し意識しているというか。気持ちが暗くなりがちなニュースが多いと思うんですけど、ポスターにもある「絶望が光になる」というキャッチ。絶望を晴らそうすると気持ち、光を目指そうとする過程が僕は大事だと思っていて、そのメッセージを映画で感じていただければと思います」と熱く語り、舞台挨拶を締めくくった。
(c)2022「真夜中乙女戦争」製作委員会