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堀内まり菜、さくら学院カバーも披露した1stワンマンでファンと対面「皆さんの存在が私にとっての希望」

約2年前2022年02月21日 4:01

堀内まり菜が昨日2月20日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにてワンマンライブ「堀内まり菜 1st LIVE ナノ・ストーリー~第一章~」を開催。この記事では2公演行われたうち、1公演目の模様をレポートする。

さくら学院を2014年3月に卒業し、以降は声優としての活動と並行して準備を進め、昨年3月にアルバム「ナノ・ストーリー」でLantisよりソロアーティストとしてデビューした堀内。コロナ禍における活動ではファンとの対面がなかなか叶わず、今回が初めての有観客ワンマンライブとなった。

ステージにランダムに配置された球体のライトが虹色の光を放つ中、堀内は胸に大きなピンク色のリボンが付いたノースリーブのトップス、ボリューミーなパニエ、白いヒールブーツというドーリーな出で立ちで登場。堀内の楽曲で彩る“音楽のテーマパーク・Nanoland”を表現した「Welcome to Nanoland」を笑顔で歌い、オーディエンスをさっそくその世界へと導いた。

「発売から1年が経ったんですけど、磨きに磨き上げた『ナノ・ストーリー』の世界を皆さんにお見せします! 皆さんと一緒に冒険していきたいと思います!」と意気込んだ堀内は、優雅なバイオリンの旋律と軽快なパーカッションのリズムが印象的な「ヴァイオリン幻想曲」を夕焼け色に染まったステージで熱唱。続いてさくら学院「スリープワンダー」をカバーすると、当時から彼女のことを応援していたファンの手拍子により一層熱が入る。かつてはメンバーとともに歌い、寸劇のようなやり取りを繰り広げたセリフパートは堀内の心の中を映したようなスペシャルバージョンに。「この森は、10年前にも来たことがあるような気がする。その時も、紅い眼をした猫は変わらずじっとこちらを見ていた。その目は、君次第だよって言っているような気がした。ちいさな幸せ、これからも見つけていきたい。この先どんな景色が待っているかな?」とセリフをアレンジし、曲の最後では猫の手を作るオリジナルバージョンの振り付けも披露した。セリフパートについて堀内は「『スリープワンダー』の世界を、ソロで表現したいと思い考えてみました。さくら学院当時に歌っていたときの楽しさを求める欲張りな気持ちがリンクする部分と、あの頃よりも“些細な幸せ”に気付く瞬間が増えたなと思ったので、このセリフで今の私のスリープワンダーを伝えたいなと思い選んでみました」とナタリーにコメントをくれた。

さらに堀内はさくら学院内のユニット“科学部 科学究明機構ロヂカ?”の楽曲「デルタ」もカバーし、“星”つながりで「ねぇ星よ」を歌唱。ミドルテンポの楽曲に乗せて内省的な歌詞を歌い上げた後は一度退場し、会場には「ふう(Instrumental)」が流れる。美脚が光るオールホワイトの衣装に着替えた彼女は、友人とのエピソードから生まれた「優しい人」をアコースティックギターの音色に乗せて披露。続いてさくら学院「FRIENDS」のカバーでは笑顔を全開にして手拍子をしながらパワフルな歌声を響かせた。

堀内はさくら学院のカバーについて「当時描いていた世界を、大人になった今の感情やいろいろ経験で、新たに色を足してお届けできたのがすごく楽しかった。さくら学院には素敵な曲がたくさんあるので歌い継いでいきたいし、さくら色の景色をこれからも見せていきたい」と思いを述べ、グッズのタンバリンを使ったライブの盛り上げ方をレクチャー。その流れで「Midnight Rail」「ココロインク」とアップテンポなナンバーを気持ちよさそうに歌い、観客とともにタンバリンを鳴らして会場の一体感を高めた。さらに彼女はロックサウンドつながりでさくら学院の「FLY AWAY」をカバー。バンドサウンドをタンバリンの音色が彩る中、堀内はさくら学院卒業後に練り上げた歌唱力を存分に発揮し、エネルギッシュなボーカルを届けた。

堀内は「顔を見ながら一緒に盛り上がれる時間は本当に幸せだと感じています。昔から夢を追いかけてきた中でくじけそうになったことも不安になったこともあったけど、皆さんの言葉から元気をもらえました。まだ未熟で不器用なところもあるけれど、ずっとそばにいてくださる皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。そんな皆さんに希望の思いを込めて曲を作ったので歌います」と語り、初めての自作曲「ナノ・ハナ」を歌唱。さらにさくら学院への思いをつづった「さくら色のメロディー」をさくら色のライトが灯る中で歌ってみせた。「わあ(Instrumental)」が流れたあと、堀内は本編ラストの楽曲「菜心歌」を披露。自分自身を肯定する楽曲で本編を締めくくると、「ありがとうございました。堀内まり菜でした!」と笑顔で手を振りながらステージをあとにした。

アンコール受けて、ライブグッズをアレンジした衣装に着替えて再登場した堀内は、1人ひとりと目を合わせて手を振りながら「空っぽの私」を歌唱。堀内は「ずっとこの日を待ち望んでいて、やっと今日ライブで1つになれて本当にうれしいです。私にとって皆さんは夢や星みたいに輝いている存在。1人じゃここまで来れなかったし、いろいろ不安になることもあるけど、やっぱり皆さんの存在が私にとっての希望なので、これからももっともっと夢の景色を皆さんに見せていきたいと思うし、たくさん笑顔を届けていきたいです。まとにかく皆さんの存在は私にとっての夢です」とファンへの思いを語り、最後は「音楽の惑星に乗って夢の世界を思う存分楽しみましょう」と呼びかけて浮遊感のあるポップチューン「ユメ日記」で締めくくった。「ユメ日記」の最後でつぶやいていたデビュー日のパートは「2022年2月20日」とライブの日付にアレンジ。1stワンマンライブの日付をしっかりと刻んで、ライブの幕を閉じた。

「堀内まり菜 1st LIVE ナノ・ストーリー~第一章~」2022年2月20日 SHIBUYA PLEASURE PLEASURE セットリスト

01. Welcome to Nanoland
02. ヴァイオリン幻想曲
03. スリープワンダー(さくら学院カバー)
04. デルタ(さくら学院科学部 科学究明機構ロヂカ?カバー)
05. ねぇ星よ
06. ふう(Instrumental)
07. 優しい人
08. FRIENDS(さくら学院カバー)
09. Midnight Rail
10. ココロインク
11. FLY AWAY(さくら学院カバー)
12. ナノ・ハナ
13. さくら色のメロディー
14. わあ(Instrumental)
15. 菜心歌
<アンコール>
16. 空っぽの私
17. ユメ日記

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