本日3月14日に東京・明治記念館 富士の間で、デジタルコンテンツなどの制作者を表彰するアワード「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'21 / 第27回AMD Award」が行われ、Belle(中村佳穂)、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」が優秀賞、Adoが江並直美賞(新人賞)を受賞した。
「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー / AMD Award」は、毎年過去1年間に発売または発表されたデジタルコンテンツの中から、優秀作品またはサービスを審査のうえ選定し、その制作者個人あるいはグループの功績を讃えるアワード。中村は、主人公の声と歌唱を務めたアニメーション映画「竜とそばかすの姫」が興行収入66億円の大ヒットを記録したことや、同作のメインテーマである、millennium parade×Belle(中村佳穂)の楽曲「U」の各国語バージョンが1月に世界配信されたことを受けて表彰された。Adoはデビュー曲「うっせぇわ」のYouTubeとストリーミングでの総再生回数や才能、表現力、「THE FIRST TAKE」はアーティストのパフォーマンスを一発撮りするという企画内容が評価された。
江並直美賞(新人賞)を受賞したAdoは、事前収録の映像で「このたびは新人賞に選んでいただき誠にありがとうございます。メジャーデビューから1年半も経っていないのに私の声やボカロPさんの楽曲がたくさんの方に届いていると思うと、すごくすごくうれしいです。これからも精いっぱいがんばります。本当にこのたびはありがとうございました」とコメントした。
「THE FIRST TAKE」の表彰時にはクリエイティブディレクターの清水恵介氏が登壇。彼はスタッフやアーティストに感謝を述べたあと、「本日時点で登録者数600万人、再生回数19億回と非常にたくさんの方に観ていただけたからこそだと思っております。『THE FIRST TAKE』は関わるすベての人の音楽愛でできていると感じております。『THE FIRST TAKE』が始まったのはコロナ禍になる直前の2019年11月でした。当初から大事にしてきたことは、アーティストの本気のパフォーマンスをなるべくそのまま真空パックしたような状態でお伝えするということでした。本気のアーティストのパフォーマンスは純粋で美しく、誰かの心の潤いになるようなコンテンツになっていると感じています。これからも1つひとつ丁寧に制作していけたらと思います」と語った。
中村は、Belle「歌よ」の冒頭を歌唱してから、「このメロディからすべてが始まりました」とひと言。続けて「私は全国各地で歌を歌っています。監督がそれを観に来てくださったことがきっかけで主演をやらせていただいて、そしてここに立たせていただけるのを今でも不思議に思っていますし、私が素直に歌っていることでこういうことにつながったことをとても光栄に思っております。これからも素直な表現を続けていければいいなと思っています」と笑顔を浮かべた。
「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'21 / 第27回AMD Award」では、クロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」、映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、ドラマ「日本沈没ー希望のひとー」などのコンテンツが優秀賞に選出された。功労賞は株式会社刀の代表取締役CEO・森岡毅氏、リージョナル賞は「eかみしばいコンテスト ~まちのデータ地図ちーず~」が受賞。AMD理事長賞は「東京リベンジャーズ」、最優秀賞にあたる総務大臣賞に連続ドラマ「最愛」が輝き、授賞式には映画「東京リベンジャーズ」に出演した山田裕貴や「最愛」に出演した吉高由里子らが登壇した。