私立恵比寿中学がレギュラー出演するtvkの番組「関内デビル」によるイベント「大関内デビル」が、3月13日に神奈川・神奈川県民ホール 大ホールにて開催された。
tvk開局50周年プレイベントとして実施された「大関内デビル」。ステージでは横浜・関内にあるという架空の喫茶店「関内デビル」を舞台に、マスターの大場英治と常連客の加村真美、アルバイト店員のエビ中メンバー、さらには毎週水曜のコーナーレギュラーを務める手羽先センセーションも登場し、歌ありコントありのライブを繰り広げた。
手羽先センセーションによるオープニングアクトを経て、まずは加村がなぜ関内デビルの常連客になったのか、その歴史を紐解く「関内デビル episode 0 ~その女マミ~」からスタート。大場と加村の意外な関係がユーモラスに描かれ、手羽センの日南遥、佐山すずか、カワイレナ、三好佑季、茉城奈那もコントに挑戦した。
そして舞台に番組でお馴染みの「関内デビル」セットが現れると、そこにエビ中メンバーが登場。番組のテーマソングである横浜銀蝿40thとのコラボ曲「ツッパリ High School Rock'n Roll(バイト編)」の生パフォーマンスが披露された。続く「大関内デビル Best Friend Forever」のコーナーでは、エビ中の9人が4グループに分かれ、ギターを演奏する大場とともにカバー曲を歌う。東京出身の真山りか、安本彩花、中山莉子、風見和香の4人による「東京メトロポリタンズ」は石原裕次郎と牧村旬子の「銀座の恋の物語」、I WiSH「明日への扉」、尾崎豊「卒業」の3曲をカバーした。エビ中のギャルコンビ・星名美怜と桜木心菜による「あいつらギャルじゃね?」は、星名世代にとってのギャルの神様・西野カナの「トリセツ」をチョイス。小林歌穂と小久保柚乃によるユニット・小林歌穂とウクレレレボリューションは、その名の通り小林がスピッツ「チェリー」をウクレレ弾き語りで歌い、小久保は瑛人「香水」のミュージックビデオを彷彿とさせる自由闊達なコンテンポラリーダンスで歌を盛り上げた。ソロで登場した柏木ひなた改めHINASIAは、MISIA「Everything」を抜群の歌唱力で熱唱。大場は複雑なコードチェンジに苦戦しながらも、アコースティックギター1本でHINASIAの歌唱を支えた。
エビ中メンバーがクラスメイトを演じるコント「私立寿比恵中学 仁義なきホームルーム」では、中山がバッグに入れていた給食費の袋がなくなり大騒ぎに。メンバーはそれぞれ誰が怪しいかを言い合いギスギスした空気になるが、そこへフラリと現れたエビ中マネージャー・藤井校長が、サウナに行くのに財布を忘れ「ちょっと借りただけ」と給食費を持ち出していたことが判明する。校長は「まあまあ、そんな怒らないで。みんなで歌を歌って忘れよう」と強引にその場を収束させ、なぜかイルカ「なごり雪」を全員で合唱した。
「大関内デビル」の締めくくりは、エビ中によるライブパフォーマンス。エビ中は「仮契約のシンデレラ」「YELL」「えびぞりダイアモンド!!」「春休みモラトリアム中学生」「イヤフォン・ライオット」「Family Complex」「Anytime, Anywhere」と新旧7曲を歌い、ホールに集まった観客を存分に楽しませた。ここで一旦幕が下ろされたが、再び幕が開くと、大場と加村が立つステージ背面のスクリーンには大写しで「重大発表」の文字が。2人は「関内デビル」の新オープニングテーマが完成したことを報告し、大場が作曲とギター演奏、加村が作詞と歌を担当したそのテーマ曲「アクマデアクマ」をライブで披露した。加村が初めて作詞に挑戦したこの曲のテーマは、今回のイベントのテーマでもあった“原点回帰”。2人が「アクマデアクマ」初披露を終えるとエビ中もステージに合流し、真山は「エビ中が『関内デビル』に関わるようになってから、もともと番組のファンだった方がエビ中のことを知ってくださって、エビ中のライブにも足を運んでくださったりして。本当に愛を感じる番組なので、これからもどうぞよろしくお願いします」と番組への感謝を伝えた。