高橋恭平(なにわ男子)が芦田愛菜、宮本信子、古川琴音、生田智子、汐谷友希、狩山俊輔監督とともに本日6月19日に都内で行われた映画「メタモルフォーゼの縁側」の公開記念舞台挨拶に出席した。
全国公開中の「メタモルフォーゼの縁側」は鶴谷香央理による同名マンガを実写化した映画。芦田演じる人付き合いが苦手な女子高生・佐山うららと、宮本演じる夫に先立たれた老婦人・市野井雪は、BLマンガをきっかけに友情を育む。
うららの幼馴染・河村紡を演じた高橋は撮影について「(汐谷)友希さんとの本屋さんのシーンは、めちゃくちゃ青春やなと思いながら撮影しましたね」と振り返る。芦田も同様のシーンに触れ「本屋さんではうららが隠れながら2人を見ていて、私もあのシーンは青春の1コマっていう感じがしていいなと思いました」と顔をほころばせ、狩山監督は「お二人(高橋と汐谷)のクランクインの撮影だったんですけど、アドリブのセリフもあったんですよね」と明かした。また高橋は「滑り台を走りながら降りるシーンが“紡感”があって、バババって降りてるところに注目してほしいです。『なんでもやっちゃえ!』と挑戦したがる紡らしさが出ているかなと思います」とお気に入りのシーンをアピールした。
芦田と宮本は主題歌の歌唱も担当しており、T字路sの楽曲「これさえあれば」をカバー。レコーディングについて芦田は「歌わせていただくというのを撮影が終わってから知ったので『聞いてないよ!』とびっくりしたんです。レコーディングのときは私たちが歌っている後ろに監督とプロデューサーさんとT字路sさんとマネージャーさんがいて、緊張しましたね(笑)」と振り返り、宮本は「映画の撮影が終わったあとに主題歌を歌うと聞いたから、あたしたちの歌が失敗したらと思うとプレッシャーでしたね」と語った。レコーディングに立ち会った監督が「楽しそうに伸びやかに歌っていただけたのが印象的でした。楽しかったですよね?」と尋ねると、芦田は「最初は緊張してたんですけど、楽しくなっていきましたね」とうなずいた。
舞台挨拶の後半では、6月23日に18歳の誕生日を迎え新成人となる芦田を、登壇者たちがサプライズで祝福。バースデーケーキが舞台上に運ばれると、芦田は目を丸くしながら「本当に聞いていなかったので、すごくうれしいです! 本当にありがとうございます」と笑顔を見せる。ケーキには「メタモルフォーゼの縁側」のポスタービジュアルが描かれており、その華やかさに登壇者たちもびっくり。キャストや監督が芦田にお祝いメッセージを送っていき、高橋は「愛菜ちゃん、お誕生日おめでとうございます。先輩としてアドバイスするということはなくて、逆にアドバイスをいただきたいです。愛菜ちゃんは勉強がすごくできはるじゃないですか、僕は勉強が苦手なので、いい勉強法があれば教えてください」と芦田にアドバイスを乞う。その問いに芦田は「例えば教科書の内容を口に出すと覚えられるようになります」と答えた。そして高橋は自身の18歳の頃を思い返しながら「めちゃめちゃ寝てましたね。あのときやっておけばよかったなと思うことは勉強です」としみじみ話し、「悔いのないように過ごしていただきたいです」と芦田に言葉を送った。改めて大きなケーキを見た宮本は「全部食べられるでしょ?」と芦田に目配せ。すると芦田は「ちょっと無理だと思うんですけど……皆さんであとで食べましょう」と声をかけた。
最後に登壇者たちが本作をアピールしていき、高橋は「この映画はほのぼのしながら観れる作品ですし、人とのつながりを大事にしてる映画だと思います。僕も何回も何回も観に行こうと思います」と語り、ステージをあとにした。
(c)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会