ドレスコーズの主催企画「ドレスコーズ+柴田聡子inFIRE」が昨日8月8日に東京・渋谷CLUB QUATTROにて開催された。
今年5月からツーマン企画をスタートし、第1回はbetcover!!と熱演を繰り広げたドレスコーズ。2公演目となる今回は柴田聡子inFIREを競演者に迎えて行われた。
柴田聡子(Vo, G)、イトケン(Dr)、かわいしのぶ(B / SUPER JUNKY MONKEY、KERA & Broken Flowers)、岡田拓郎(G)、ラミ子(Per, Cho)、Dub Master X(F.O.H)の6名からなる柴田聡子inFIREは、まずスローテンポで穏やかなムードあふれる「雑感」、スウィンギンなサウンドが特徴的な「旅行」など、5月リリースの最新アルバム「ぼちぼち銀河」の収録曲を中心に届けた。さらに中盤以降は浮遊感に満ちた「南国調絨毯」「涙」といったナンバーで、オーディエンスを心地よく揺らしていく。柴田は終盤に入ると、「楽しみですね、ドレスコーズ。灰になるまで楽しんでいってくださいね」と一言。自身もこの企画を楽しむ様子を見せつつ、最後は軽快なアップテンポチューン「24秒」でフロアを十分に温めた。
続くドレスコーズは志磨遼平(Vo, G)、田代祐也(G)、有島コレスケ(B)、ビートさとし(Dr / skillkills)、中込陽大(Key)の5人編成で演奏。サーフロック調のアレンジが施された「妄想でバンドをやる(Band in my own head)」、ドレスコーズ流の“夏の歌”「フォークソングライン(ピーターパンと敗残兵)」と、このシーズンならではの楽曲がセレクトされた。志磨が「20歳ぐらいのときに作った古い曲」と紹介したレア曲「悲しい男」を挟み、「Lily」「エロイーズ」では会場がノスタルジックな雰囲気に包み込まれていく。その一方で「ビューティフル」からは激しいバンドサウンドへと急変。本編ラストナンバー「愛に気をつけてね」までハイテンションに駆け抜けた。志磨たちはアンコールに入ると、サプライズとしてこの日初披露となった新曲「聖者」を演奏。疾走感あふれるサマーチューンでラストスパートを畳み掛け、近年のライブ定番曲となった「ピーター・アイヴァース」で2公演目のツーマン企画をにぎやかに締めくくった。
現在Streaming+では「ドレスコーズ+柴田聡子inFIRE」のアーカイブ映像が公開中。配信チケット購入者は8月14日23:59まで視聴できる。
「ドレスコーズ+柴田聡子inFIRE」2022年8月8日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
柴田聡子inFIRE
01. 雑感
02. 旅行
03. ジャケット
04. 結婚しました
05. 南国調絨毯
06. 後悔
07. 涙
08. 24秒
ドレスコーズ
01. 妄想でバンドをやる(Band in my own head)
02. スーパー、スーパーサッド
03. フォークソングライン(ピーターパンと敗残兵)
04. 悲しい男
05. Lily
06. エロイーズ
07. ビューティフル
08. ベイビー・モートン
09. 愛に気をつけてね
<アンコール>
10. 聖者
11. ピーター・アイヴァース