平野紫耀(King & Prince)が、TBS系列で10月に放送スタートする金曜ドラマ「クロサギ」で主演を務める。
このドラマは、2003年から2013年まで「週刊ヤングサンデー」「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載された黒丸と夏原武による同名マンガが原作。マンガ連載中の2006年には山下智久主演で連続ドラマ化、2008年には映画化された。平野が演じるのは、詐欺によって家族を失い、その後詐欺師を騙す詐欺師“クロサギ”となって暗躍する主人公・黒崎高志郎。表向きは人当たりのいいごく普通の青年だが、過去の出来事から誰も信じない、誰のことも頼らない孤独な人生を送っている。
今回のドラマで描かれるのは、本当の敵を探し出し打倒するため奮闘する復讐劇や、複雑に絡み合う人間ドラマ。2022年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺にクロサギが喰らいつく。原作完結前の前ドラマシリーズでは描かれなかった、黒崎と家族を奪った宿敵の直接対決や、黒崎が多種多様な人物になりすます変装も見どころだ。
平野はオファーを受けた際の心境について「うれしいと同時にびっくりしました。恐らく世間の皆さまが知っている僕のイメージは“騙される”側だと思うので(笑)、“詐欺師を騙す詐欺師”という役をやらせていただけることは、とても光栄です。このドラマでは、『クロサギ』として本気で騙しにいきたいと思っています!」とコメントしている。
平野紫耀(King & Prince)コメント
オファーをいただいたときは、うれしいと同時にびっくりしました。恐らく世間の皆さまが知っている僕のイメージは“騙される”側だと思うので(笑)、“詐欺師を騙す詐欺師”という役をやらせていただけることは、とても光栄です。このドラマでは、「クロサギ」として本気で騙しにいきたいと思っています!
頭が切れて1人で飄々と生きる黒崎は、純粋にかっこいいなと思います。もちろん人を騙すこと以外ですが、何事もスマートにこなす人間力や強さには憧れる部分もあります。ただ黒崎の気持ちになって台本を読んでいると、彼が抱える痛みもどんどん伝わってくるんですよね。「クロサギ」として強い部分を持っている中でも、壮絶な過去を背負った黒崎の繊細さや柔らかさというのは忘れずに演じていきたいです。この作品では今までの僕のイメージを一気に払拭して、新たな一面をお見せ出来たらと思っています。
『クロサギ』という作品の魅力、そして僕が感じているドキドキやワクワクが見てくださる皆さまにも伝わるように、楽しみながら精一杯演じさせていただきます。ぜひ楽しみにしていてください。
黒丸 コメント
漫画連載が完結して約10年、まさか再映像化のお話をいただくとは。今この時代に、新たにドラマ化する意味を見出してくださったスタッフの皆様、またとても難しい、おそらく大変なプレッシャーなのでは…と想像する役どころを引き受けてくださった俳優陣の皆様には、本当に感謝しかありません。
長い連載期間を共にのたうち回りながら過ごし、完結と共に旅立ちを見送った黒崎と、また会える日が来るとは思いもしませんでした。放送を心から楽しみにしています。
夏原武 コメント
新でも続でもなく、いわば「もうひとつのクロサギ」。制作スタッフから、この言葉を聞いた時に思ったのは「クロサギは本当に幸せな作品だな」という思いでした。同時に、現代においても詐欺は一向に減らず、悪質極まりないマルチやカルトが横行していることを考えるに、このドラマ化はとても意義深いものでもあります。スタッフ・キャストの皆様には「面倒臭い」作品かとは思いますが、格別に楽しめるエンターテインメントに育て上げてくださること、確信しております。
武田梓プロデューサー コメント
誰もが、色んな顔を持っていることが当たり前の時代です。本当の自分が何なのか、分からない人もいると思います。主人公の黒崎も、このドラマに出てくるたくさんの人たちも、自分が自分として生きていくために懸命に闘っていきます。
詐欺は、今や最も身近な犯罪の一つです。誰もが簡単に被害者にも加害者にもなってしまう今の社会では、不幸や不運に引きずり込まれる人は後を絶ちません。黒崎は大きな孤独や「クロサギ」にならざるを得なかった悲しみを抱えながらも、そんな現実を笑顔で飛び越えて生きています。平野紫耀さんが本来持つ明るさと多くの人を惹きつける力で、複雑な心を持つ黒崎の在り方を、魅力的に演じていただけると信じております。原作の素晴らしいキャラクター、そして演じる平野紫耀さん、双方が持つ圧倒的な「主人公力」で、クロサギがこの世界をどのように羽ばたいていくのか――ご期待いただけますと幸いです。
勿論「クロサギ」という作品の魅力の真髄である、詐欺師への騙し返しや、数々の強敵との闘い、そして黒崎が直面する切ないラブストーリーも…様々な要素でワクワクドキドキしていただけるとうれしいです。皆様に、とにかく楽しみながらご覧いただけるよう精一杯頑張ってまいります。