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大分「アンスク」前夜祭でギャンパレ、豆柴の大群メンバーらバンド編成で「うっせぇわ」などセッション

左から松隈ケンタ、後藤康男氏(城島高原オペレーションズ代表取締役社長)、永井葉子(Hack the Ceremony)
2年以上前2022年08月20日 15:06

8月20日、21日に大分・城島高原パークで野外ライブイベント「UNDER THE SCREAM!! 2022」が開催中。この記事では初日の前夜祭の模様をレポートする。

「UNDER THE SCREAM!! 2022」は日本初の木製コースター・ジュピターに囲まれたステージ・ウッドパワースタジアムをメイン会場として行われる、音楽プロデューサー・松隈ケンタ主催によるライブイベント。遊園地を舞台にバンド、アイドル、お笑い芸人、シンガーと多彩なメンツによる熱いライブが繰り広げられる。前夜祭では園内でGANG PARADE、豆柴の大群というWACK所属グループによるミニライブと特典会が行われ、メインステージではオーディション企画「チャレンジオーディション GO! GO! GO! 2022」で勝ち残った6組による決勝ライブや、21日公演の本祭に出演するバンド、アイドルらによるスペシャルコラボライブが展開された。

「チャレンジオーディション GO! GO! GO! 2022」には全国から200組を超える応募があり、審査の模様は公式SNSアカウントを通じて随時発信されていた。選考を勝ち抜け、ウッドパワースタジアムのステージに立ったのは松尾竜平、Dally Work's、夏輝、POPPiNG EMO、高田隆貴、acro-A(アクロア)の6組。決勝審査には観客も加わり、上位3組に選ばれたアーティストには賞金20万円、松隈による楽曲制作の権利、レコーディングできる権利のいずれかがプレゼントされる。

前夜祭が始まり、MCとして松隈ケンタとHack the Ceremonyの永井葉子(Vo, G)が登場。松隈は「上からはジェットコースターの絶叫、下からは声出し禁止という不思議なルールですが、心でスクリームして応援してください!」と呼びかけると同時にオーディションの主旨などを説明した。各オーディション参加アーティストのライブ前には、豆柴の大群とGANG PARADEのメンバーが入れ替わりでMCを担当。まず豆柴のハナエモンスターとナオ・オブ・ナオが、1組目のアーティスト・松尾竜平をステージに呼び込んだ。松尾はTikTokフォロワー10万人を誇るシンガーソングライターで、アコースティックギター1本で表現力豊かに「oto」「あなたのためにさ」を披露。ナオとハナエはギターサウンドと歌声の心地よさに、「お酒を飲みながら聴きたくなりますね」と感想を述べた。

2番手として10代と20歳のメンバーからなる若手バンド・Dally Work'sがステージへ。豆柴のカエデフェニックス、ミユキエンジェルによる紹介を受けて登場した彼らは、ブラックミュージックの要素を取り込んだグルーヴィなシティポップチューン「過去のせい」「劣等生」の2曲を観客に届けた。3組目の夏輝は、愛知県名古屋市出身のシンガーソングライターで作曲家やビデオグラファーとしても活躍している。彼はパフォーマンス前に披露曲の紹介や、自身の音楽ジャンルがEDMであることの説明を丁寧にしてから、「スクリーン」「カグヤヒメ」の2曲を披露。ライブ後、豆柴のアイカ・ザ・スパイは「とても楽しいステージでした!」と感想を口にした。

4組目の4人組アイドルグループ・POPPiNG EMOは、松隈率いる音楽クリエイター集団SCRAMBLESの井口イチロウがサウンドプロデューサーを務める、“激エモな爆裂サウンド”のサブカル系アイドル。オープニングSEのあとにエンディングSEが流れるというトラブルに見舞われるも彼女たちは巧みなトークで仕切り直し、パワフルなパフォーマンスを見せつけた。MCを務めるギャンパレのテラシマユウカとカ能セイは、「カッコよかったです!」と白熱したライブを振り返った。5組目の高田隆貴は福岡県太宰府市出身、24歳のシンガー。自身の名前が入ったのぼり旗をステージに立て、観客に手拍子を求めるなど、ハイテンションなライブを展開した。ラストを飾る6組目はデビュー1周年を迎えたばかりの福岡発のエモロックアイドルグループ・acro-A。強烈な四つ打ちビートに乗せて、力強い歌と踊りを繰り出して観客からの拍手を誘った。ギャンパレのチャンベイビーとキャン・GP・マイカが「バキバキでカッコよかった」と感想を伝えると、acro-Aは「絶対に1位になります!」と高らかに宣言した。

オーディションライブのあとは、翌日の本祭出演メンバーの一部が参加するスペシャルコラボステージがスタート。松隈は「このコラボは面白いですよ、リハーサルなしですからね!」とぶっつけ本番でのセッションになることを告げ、観客の期待を煽った。スペシャルステージにはこの日限りの組み合わせによるバンド編成で6組が出演し、ボーカリストは主にギャンパレと豆柴のメンバーが選ばれた。1組目ではギャンパレのユイ・ガ・ドクソンとユメノユア、ぴゅーひょろろの孤高のぴゅーひょろろがボーカルを担当し、バンド演奏をバックにTHE BLUE HEARTSの「人にやさしく」を躍動感たっぷりに披露。ギャンパレのアイナスターとナルハワールド、豆柴のカエデフェニックスはいきものがかり「じょいふる」を元気いっぱいに届けた。ギャンパレのココ・パーティン・ココはバンドサウンドに身を任せ、Ado「うっせぇわ」を熱唱。ギャンパレのメンバーはステージの手前で歌詞の手書きカンペを掲げて、ココをサポートした。

4組目の豆柴のナオ・オブ・ナオとBuzz72+の井上マサハルのコンビは、絢香×コブクロの「WINDING ROAD」でデュエット。ぶっつけ本番という状況ながらも、息ぴったりの豊かなハーモニーを響かせた。続くギャンパレの月ノウサギは、松隈ケンタ、永井葉子のツインギターをバックに相川七瀬「恋心」をパワフルに歌唱。雨降る中で迎えたラストには、ギャンパレのヤママチミキがPENICILLINのヒット曲「ロマンス」を力強く歌い上げ、観客を熱狂させた。

SPECIAL STAGE BAND MEMBER

BAND 1

ユイ・ガ・ドクソン(Vo / GANG PARADE) / ユメノユア(Vo / GANG PARADE) / 孤高のぴゅーひょろろ(Vo / ぴゅーひょろろ) / 塚田リョーヤ(G / The コットンクラブ) / 北島ノリヒロ(B / Buzz72+) / 毛利匠太(Dr / Hack the Ceremony)
披露曲:THE BLUE HEARTS「人にやさしく」

BAND 2

アイナスター(Vo / GANG PARADE) / ナルハワールド(Vo / GANG PARADE) / カエデフェニックス(Vo / 豆柴の大群) / 塚田リョーヤ(G / The コットンクラブ) / 反逆のぴゅーひょろろ(B / ぴゅーひょろろ) / 毛利匠太(Dr / Hack the Ceremony)
披露曲:いきものがかり「じょいふる」

BAND 3

ココ・パーティン・ココ(Vo / GANG PARADE) / 廣田頼昭( B / Hack the Ceremony) / 孤高のぴゅーひょろろ(G / ぴゅーひょろろ) / 産後のぴゅーひょろろ(dr / ぴゅーひょろろ)
披露曲:Ado「うっせぇわ」

BAND 4

ナオ・オブ・ナオ(Vo / 豆柴の大群) / 井上マサハル(Vo / Buzz72+)
披露曲:絢香×コブクロ「WINDING ROAD」

BAND 5

月ノウサギ(Vo / GANG PARADE) / 松隈ケンタ(G / Buzz72+) / 轟タカシ(Dr / Buzz72+) / 永井葉子(G / Hack the Ceremony) / 黒河総司(B / The コットンクラブ)
披露曲:相川七瀬「恋心」

BAND 6

ヤママチミキ(Vo / GANG PARADE) / 轟タカシ(Dr / Buzz72+) / 永井葉子(G / Hack the Ceremony) / 黒河総司(B / The コットンクラブ)
披露曲:PENICILLIN「ロマンス」

スペシャルバンドのセッションに続いて、オーディションの結果発表が行われた。まずオーディション参加アーティスト6組がステージに集い、来場者がカラーボールで投票した球の数を一斉に数える。その結果、POPPiNG EMOが1位、acro-Aが2位、高田隆貴が3位に入賞。POPPiNG EMOは松隈ケンタからの楽曲提供権を獲得し、acro-Aはレコーディングの権利、高田は松隈のポケットマネーから20万円をそれぞれ獲得した。エンディングには木製ジェットコースターのジュピターの奥に花火が上がり、前夜祭はお開きとなった。

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