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GANG PARADEいよいよ10周年イヤーへ!新曲で勝負した「GANG RISE TOUR」終幕

GANG PARADE(Photo by sotobayashi kenta)
11分前2025年06月16日 6:01

GANG PARADEが6月15日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)でワンマンツアー「GANG RISE TOUR」の最終公演を開催。フロアを埋め尽くす遊び人(GANG PARADEファンの呼称)を前に、KENTA(WANIMA)提供の新曲「GANG RISE」を含む全19曲を披露した。

Zepp Shinjukuが“みんなの遊び場”に

GANG PARADEは6月18日にメジャー3rdアルバム「GANG RISE」を完全盤、厳選盤の2形態でリリース。今作はタイトル曲を手がけたWANIMAのKENTAのほか、the telephones、THE イナズマ戦隊ら豪華アーティストによる提供曲を収めたアルバムで、完全盤は全20曲という大ボリュームだ。彼女たちは4月からそんなアルバムの名を冠したこのツアーで各地を巡り、アルバムリリースを直前に控えたこのタイミングでファイナルを迎えた。

開演時間を迎え、メンバー11人がステージに登場。「エンジョイプレイ! みんなの遊び場、GANG PARADEです!」と挨拶し、「パショギラ」でライブをスタートさせた。ココ・パーティン・ココが気合いの入ったシャウトを響かせる場面がありつつも、全体的に軽快な雰囲気で、THE イナズマ戦隊の提供による新曲「ヘイ!ホー!最高じゃん!」では、遊び人がメンバーと同じように笑顔でステップを踏んだ。

続く「Symphony」が始まると、センターに立つナルハワールドの笑顔がまぶしく光り、歓声が上がる。ドラマチックな楽曲に乗せ、畳みかけるようにボーカルリレーをつないだり、ユメノユアが早口でまくしたてるように歌ったりするパートがあるなど、表現の難易度が高い楽曲ながら、11人の息はぴったり。パフォーマンスを見せつけるというよりも、メンバーが遊び人と一緒に楽曲を楽しむようなムードでライブ序盤は進行した。

怒涛の旧曲メドレーに古の遊び人歓喜

ライブ中盤では「Gangsta Vibes」「涙は風に、思いは歌に」とアグレッシブなダンスチューンが続き、ギャンパレが髪を振り乱す激しいパフォーマンスでタフさを際立たせた。さらにギャンパレはコントも披露。グループが11人という大所帯であることから、“So manyあるある”をテーマにしたショートコントをテンポよく届け、コミカルな自己紹介ソング「So many members」へとつなげた。さらにthe telephones提供のパーティチューン「Gang Gang Disco」など、ニューアルバムの収録曲を中心にしたライブが続いた。

「ここからヤバいですよ!」というMCからライブは後半戦に突入。激情系ロックチューン「アンビバレント」がパワフルに届けられたあと、「お互い死ぬ気でぶつかろうぜ!」と月ノウサギが叫び、2017年発表の楽曲「GANG PARADE」が叩き込まれた。ワンコーラスで次の曲に移り、そこから「pretty pretty good」「BREAKING THE ROAD」「Beyond The Mountain」「QUEEN OF POP」と、グループのインディーズ時代の楽曲がメドレー形式で次々に披露され、フロアは熱狂の渦に包まれる。2019年発表のメジャーシングルに収録された「Dreamer」でメドレーが締めくくられた。古の遊び人が歓喜するメドレーを経て、困難を乗り越えて未来を切り開いていくという強い思いを込めた「INVOKE」で感動を誘った。

結成から10年の思いが走馬灯のように……

ユメノユアはグループで活動してきた10年間を振り返り、悔しさや逃げ出したくなるような苦い日々もあったが、遊び人たちのキラキラした笑顔やカラフルなLEDバンドライトの光、みんなで作り上げた遊び場など、きれいな景色が心に残っていることを明かす。「楽しい景色が走馬灯のように……」と発言したところで、「って、死ぬわけじゃないし、やめませんよ!」と強調して困惑気味の遊び人を和ませつつ、「みんなで作る遊び場が最高だという思いは10年前から変わらない。だからこそ、この10年で最強の遊び場をここに作りたい」と呼びかけ、クライマックスに突入。ひさびさの披露となる人気曲「Plastic 2 mercy」で会場の盛り上がりはピークに達した。

「Plastic 2 mercy」の披露後、月ノは「この曲でずっと『まだ足りない』と歌い続けてきたから今があります。今日ここでこの曲ができてよかった」と振り返りつつ、遊び人の応援があるからこそ、10年以上も「まだ足りない」とこの曲が歌い継ぐことができているとし、「遊び人と出会えたギャンパレは幸せものです」と思いを語った。ギャンパレは思いを込めてラストに「イマヲカケル」をパフォーマンスし、感動的なムードでライブを締めくくった。

アンコールではWANIMAのKENTA提供による疾走感あるロックチューン「GANG RISE」を初披露。その後、キャ・ノンは「今のGANG PARADEが大好き」と涙を浮かべ、「意地と誇りを持ってやっています」と胸の内を吐露した。そしてラストにギャンパレのアンセムとも言えるナンバー「ROCKを止めるな!!」につなげ、メンバーと遊び人による「この人生に意地と誇りを」の大合唱が響きわたった。

8月にバンド編成ワンマン開催を発表

ギャンパレは6月17日に結成10周年イヤーに突入。新たな発表として8月21日に東京・Spotify O-EASTで「GANG PARADE with GANG BOYZ presents 『THE GANG PARADE RISES Z』」と題したバンド編成のワンマンライブを開催することなどがアナウンスされた。

なおニューアルバム「GANG RISE」は本日6月16日に全曲の先行配信がスタート。YouTubeではタイトル曲のミュージックビデオが公開された。またアルバムの2曲目「無理無理きもい」は、作詞をJxSxK(渡辺淳之介)、作曲を大森靖子、編曲を大久保薫が手がけていることが明らかになった。さらに本日6月16日には「GANG RISE」のリリースを記念した「ギャンギマリWEEK」を開催。6月20日まで早朝ライブイベント 「朝からギャンギマリ」、夜トーク&ライブイベント 「夜もギャンギマリ」が展開されている。

セットリスト

GANG PARADE「GANG RISE TOUR」2025年6月15日(日)Zepp Shinjuku(TOKYO)

01. パショギラ
02. ヘイ!ホー!最高じゃん!
03. Symphony
04. Anything Goes!!!
05. Träumerei
06. 躍動
07. Gangsta Vibes
08. 涙は風に、思いは歌に
09. So many members
10. Peace☆超パニック
11. Gang Gang Disco
12. アンビバレント
13. メドレー
14. INVOKE
15. Happy Lucky Kirakira Lucky
16. Plastic 2 mercy
17. イマヲカケル
<アンコール>
18. GANG RISE
19. ROCKを止めるな!!

公演情報

「GANG PARADE with GANG BOYZ presents 『THE GANG PARADE RISES Z』」

2025年8月21日(木)東京都 Spotify O-EAST

イベント情報

早朝ライブイベント 「朝からギャンギマリ」

2025年6月16日(月)~6月20日(金)東京都 SHIBUYA VIDENT
OPEN 6:00 / START 6:30

夜トーク&ライブイベント「夜もギャンギマリ」

2025年6月16日(月)東京都 タワーレコード渋谷店9F 屋上イベントスペース
START 18:30
<参加メンバー>
ヤママチミキ / 月ノウサギ / キャ・ノン

2025年6月17日(火)東京都 タワーレコード渋谷店9F 屋上イベントスペース
START 18:30
<参加メンバー>
ユメノユア / ユイ・ガ・ドクソン / ナルハワールド

2025年6月18日(水)東京都 タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIO
START 20:30~
<参加メンバー>
キャン・GP・マイカ / キラ・メイ / アイナスター

2025年6月19日(木)東京都 カメイドクロック4F カメラボ
START 18:30
<参加メンバー>
ココ・パーティン・ココ、チャンベイビー

2025年6月20日(金)東京都 光が丘IMA 光の広場
START 18:30
<出演者>
GANG PARADE

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