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レキシの七つのお祝いにatagi、カネコアヤノ、打首獄門同好会も登場!稲穂の光が横アリを埋め尽くした夜

レキシ(撮影:聖徳太郎[田中聖太郎])
約3年前2022年09月28日 9:03

9月25日に神奈川・横浜アリーナにてレキシのライブ「レキシアリーナツアー2022 レキシの七つのお祝いに」が開催された。

7thアルバム「レキシチ」のリリースを祝して行われた本公演。ステージ上方には「レキシの七つのお祝いに」と書かれた提灯が掲げられ、また開演前のSEにはTM NETWORK「SEVEN DAYS WAR」やサザンオールスターズ「エロティカ・セブン」といった“7”にまつわる楽曲が使用されるなど、この日のライブのお祝いムードを絶妙に盛り上げていた。

場内が暗転するとステージ前面を覆っていた巨大な紅白の幕が落ち、これまでにレキシがリリースした7枚のアルバムのジャケットと発表時のアーティスト写真が次々とスクリーンに映し出される。そして映像が終わるや否や、激しい発射音とともに花道の先端からレキシがポップアップで登場。1曲目の「SHIKIBU」がスタートすると、楽曲に合わせて満員の観客がオフィシャルグッズの「光る! INAHO」を一斉に揺らし、七色や黄金色の稲穂の光が横浜アリーナの場内全体を埋め尽くした。「ギガアイシテル」で伸びやかな歌声を聞かせたレキシは「ひさびさの横浜アリーナ! どうもケビン・コスナーです!」と、いつもの自己紹介を決めてから「Let’s FUJIWARA」を歌唱。ミラーボールのきらびやかな光がステージを照らす中、グルーヴィなディスコサウンドで会場を揺らした。レキシは、この公演に先駆けて9月19日に行われる予定だった大阪城ホール公演が台風14号の影響でやむなく中止になってしまったことに触れると、「大阪に思いを寄せて、いっちゃっていいですか?」という前振りから、大坂の陣をモチーフにした「真田記念日」を演奏して場内を盛り上げた。

テンポよくステージを進めたレキシは「いつもより運動量が多いような気がする(笑)」と充実した前半パートを振り返りつつ、「ここから、いろんなことが起こると思うんですけど」と、 この日最初のゲストとして“あ、たぎれんろう”ことatagi(Awesome City Club)をステージに呼び込む。atagiはコラボ曲「たぶんMaybe明治」で持ち前のソウルフルかつスムースな歌声を聞かせると、レキシのリクエストに応える形で、次の楽曲「年貢 for you」の歌唱にも参加。オリジナルバージョンにおける“旗本ひろし”こと秦基博の歌唱パートを見事に歌いこなしてみせた。また、間奏では、atagiが多大な影響を受けたという宇多田ヒカルの「Can You Keep A Secret?」、「あ、たぎのれんちゃんには、ディスコな曲を歌ってほしい」というレキシの提案によるEarth, Wind & Fire「September」、Awesome City Clubの代表曲「勿忘」がアドリブでインサートされ、手練れぞろいのバンドメンバーによるフレキシブルな演奏が観客を楽しませた。

「自分を見張っていた忍者に恋をしてしまったお姫様の曲をやりたいと思います」という曲紹介に続けて、「忍者=スパイということで、この曲なんと、アニメ『SPY×FAMILY』の次の主題歌に決定しました!」という偽タイアップ情報を堂々とアナウンスしたのち、レキシは「Let’s忍者」を演奏。忍ぶ恋をテーマにした楽曲を朗々と歌い上げ、メロウなムードで場内を染め上げる。「古墳へGO!」で、「K・O・F・U・N」という手振りを観客とともに繰り広げフロアに一体感をもたらしたレキシは、続く「妹子なぅ」でパワフルなバンドサウンドに乗せて力強い歌声を会場いっぱいに響かせた。

「本日2人目のゲストをお招きします!」というレキシの呼び込みに続けて、ステージ中央に豪華な駕籠が担ぎ込まれる。駕籠の中から現れたのは“にゃん北朝時代”ことカネコアヤノ。艶やかな青紫色の着物に身を包んだカネコを、レキシは「父と娘くらいの歳の差だからな。よろしくお願いします」と紹介し、バラード曲「マイ草履」をデュエットして情感ほとばしるドラマチックな掛け合いを披露した。続く「だって伊達」では、元気出せ!遣唐使(Piano, Cho / 渡和久 from 風味堂)の奏でる美麗なピアノの響きに乗せて、レキシがセンチメンタルな歌声を届け観客を魅了した。

伊藤に行くならヒロブミ(Dr / 伊藤大地)が繰り出すダイナミックなドラムプレイで幕を開ける「salt & stone」で先ほどまでのしっとりとしたムードは一変。勇壮かつ疾走感あふれるサウンドに場内のボルテージが一気に高まっていく。ここで間髪入れず届けられたのはキラーチューン「KMTR645」。健介さん格さん(奥田健介 from NONA REEVES)によるエモーショナルなギターリフが鳴り響いた瞬間、オープニングに続き再び激しい発射音が響くと、花道の先端に空けられたポップアップ用の穴から、レキシのライブでお馴染みのキャラクター、イルカのヨシオが窮屈そうに顔をのぞかせる。突然のハプニングにバンドは演奏を中止。困惑した様子でキョロキョロと周囲を見回すヨシオの様子を見たレキシは、彼がポップアップでの登場に失敗したことを察知する。レキシの呼びかけで、再びバンドが演奏をスタートすると、ヨシオは2度目の挑戦で無事ポップアップに成功。その勢いのままステージ狭しと駆け回り、元気いっぱいに客席を煽った。「ライブができる喜びを今、改めて噛みしめています」としみじみ語ったレキシは、「元気でさえいれば、みんなと、こうやって楽しいことができるので。皆さん、また次に会える日まで元気でいてね!」と客席に呼びかけて、「きらきら武士」を披露。演奏と同時に金銀のテープが派手に打ち上げられ、晴れやかなムードの中、本編は終了した。

アンコールでは、新撰組風の法被を着たレキシとともに、この日最後のゲストとして “ぼく、獄門くん”こと打首獄門同好会がステージに登場。3人は「どうしてもお客さんに聞いてみたいことがある」と前置きして、レキシの「狩りから稲作へ」をヘヴィロック調にアレンジした演奏に乗せ、「ユニバとディズニーランドどっちが好き?」「きのこの山とたけのこの里どっちが好き?」「犬と猫どっちが好き?」という2択クイズを展開し、レキシを驚かせた。打首獄門同好会は自らの代表曲「日本の米は世界一」で会場を大いに沸かせたのち、レキシとのコラボ曲「鬼の副長HIZIKATA」を披露。観客は曲中に登場する“ひじ・かた”ダンスをしながら、両者のエネルギッシュな共演を存分に楽しんでいた。

映画「ターミネーター」のラストシーンよろしく、サムズアップしながら「I’ll be back」という言葉を残してレキシは一旦退場。するとスクリーンには某医薬品のCMを想起させる「レキシはイナホフール」なる映像が映し出され、ライブでの定番曲「狩りから稲作へ」に向けた客席の期待を大いに駆り立てる。映像が終わると同曲のイントロが鳴り響き、七色の羽と光るINAHOを全身にあしらったド派手な衣装に身を包んだレキシが花道の先端からせりあがって登場。会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。曲中では、ゲスト陣も再びステージに合流、約2時間半にわたって繰り広げられた“レキシの七つのお祝い”は盛大なフィナーレを迎えた。

レキシ「レキシアリーナツアー2022 レキシの七つのお祝いに」2022年9月25日 横浜アリーナ セットリスト

01. SHIKIBU
02. ギガアイシテル
03. Let’s FUJIWARA
04. 真田記念日
05. たぶんMaybe明治 feat. あ、たぎれんたろう
06. 年貢 for you w/あ、たぎれんたろう
07. Let’s忍者
08. 古墳へGO!
09. 妹子なぅ
10. マイ草履 feat. にゃん北朝時代  
11. だって伊達
12. salt & stone
13. KMTR645
14. きらきら武士
<アンコール>
15. 日本の米は世界一(打首獄門同好会)
16. 鬼の副長HIZIKATA feat. ぼく、獄門くん
<アンコール>
17. 狩りから稲作へ

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