SKE48のオリジナル公演「手をつなぎながら」が昨日10月18日に愛知・SKE48劇場で開催された。
この公演では、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに沿ってライブ中に声出しができるルールを試験的に実施。劇場に足を運んだファンが、公演中に声を出せるのは2020年2月25日の公演以来、966日ぶりとなった。
お馴染みの「overture」が流れ出すと、場内からはコロナ禍前と変わらない大きなコールが響いた。ステージに登場したSKE48メンバーは「僕らの風」でライブをスタート。ひさしぶりに聞こえるコールの声に、目に涙を浮かべるメンバーもいる中、「マンゴーNo.2」「手をつなぎながら」「チャイムはLOVE SONG」を立て続けにパフォーマンスした。その後の自己紹介では須田亜香里が「『overture』でみんなの声が聞こえてきて大号泣してたら1曲目始まった瞬間に転んじゃった」と笑いを誘い、大谷悠妃は「朝から声出しの練習をしてきました! 私に負けないくらい声出してください」と劇場に集まったファンを煽った。
ひさしぶりの声出しに盛り上がる場内で、メンバーたちは過去の公演のユニット曲を5曲連続で披露。パフォーマンス後のMCでは「Glory day」でセンターを務めた上村亜柚香が「ずっと夢だった、『あー亜柚香がかわいい』(のコール)が聞けて本当に幸せでした」と自身の気持ちを語った。そしてSKE48は「大好き」でライブを終えると、ステージをあとにした。
客席から上がる大きなアンコールの声に応えて、メンバーは再びステージに登場。彼女たちが「ロープの友情」「火曜日の夜、水曜日の朝」を歌い上げると、ステージ後方のモニタにコールが禁止されて以降のSKE48の映像が流れた。コールができることを心待ちにしていたファンの中には涙を拭う人も。青木詩織は「今日皆さんのいつもの素敵な笑顔と約2年半振りの声が聞けて、この声が聞きたかったんだなと思いました」と劇場に集まったファンに語りかけたあと「いつどこにいても応援してくださる皆様に届くように気持ちを込めてこの曲を歌います」と曲振りを行い、SKE48は最後に「遠くにいても」を披露。966日ぶりの声出し可能公演「手をつなぎながら」の幕を閉じた。
青木詩織 コメント
2週間前に声出し公演の試験的実施が発表されて、また皆さんの声援を聞きながら公演ができるんだとふわふわした気持ちでしたが、今日皆さんのいつもの素敵な笑顔と2年半ぶりの声援が聞けて本当にこの声が聞きたかったんだなと思いました。今日まで待っててくれた皆さん、ありがとうございました。SKE48に入ってから当たり前のように頂いていた声援だったんですけど、この期間で特別なものだったんだなと改めて気付かされました。2年半長かったんですが、その時決まったルールを皆さんが守ってくれたからこそ、こんなに早く声出しが解禁になったと思うし、まだ試験的ですけどSKE48にとって大きな一歩になったと思います。そしてまだこの声援を聞けていない後輩、仲間がいるので、その仲間にまた声援を送って、近くで応援してくれたら嬉しいです。
SKE48 「手をつなぎながら」公演 2022年10月18日 SKE48劇場 セットリスト
SE. overture
01. 僕らの風
02. マンゴーNo.2
03. 手をつなぎながら
04. チャイムはLOVE SONG
05. Glory days
06. この胸のバーコード
07. ウィンブルドンへ連れて行って
08. 雨のピアニスト
09. チョコの行方
10. Innocence
11. ロマンスロケット
12. 恋の傾向と対策
13. 大好き
<アンコール>
14. ロープの友情
15. 火曜日の夜、水曜日の朝
16. 遠くにいても