菅井友香が主演を務める舞台「つかこうへい復活祭2023『新・幕末純情伝』」の稽古がマスコミ向けに公開された。
「幕末純情伝」は1989年8月に初上演された作品。新選組の沖田総司が実は女だったという、つかこうへいによるユニークな着想のもと、これまで幾度となく上演されてきた。「新・幕末純情伝」は岡村俊一が演出を務める。稽古には沖田役を務める菅井のほか、共演者の松大航也、高橋龍輝、関隼汰らも参加した。
公開稽古では尊王攘夷派志士を新選組が襲撃した池田屋事件の場面をはじめとした、激しい殺陣を含むシーンをキャストが披露。迫力のある演技で記者を圧倒したところで、キャストへの質疑応答が行われた。昨年11月に櫻坂46を卒業した菅井は「長年愛されてきた『幕末純情伝』をこのチームの皆様と一緒にできることがうれしい。感謝でいっぱいです。私は櫻坂46を卒業して初めての舞台となります。全身全霊、命をかけて演じさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします」と本舞台にかける意気込みを語った。
菅井がつかの作品に出演するのは2020年に上演された舞台「飛龍伝2020」でヒロイン・神林美智子を演じて以来、2度目となる。彼女は「『飛龍伝』のときも日々圧倒されていたんですけど、今回は殺陣が加わって、心も体も熱く過ごさせていただいています」と稽古で充実した日々を過ごしている様子をうかがわせた。
さらに殺陣については「最初は抜刀と納刀の仕方もわからなくて……刀が自分の手になじむまでは難しかったですね。沖田総司の説得力を出せるように日々がんばっています。自分で刀を買って、家で練習もしていて。天井が傷だらけになっちゃって、昨日も家族に怒られました(笑)。あと猫が興味深そうに見守ってくれています」と朗らかに語った。
最後に菅井は「『幕末純情伝』を6年ぶりに上演できるということで、私自身も初日が楽しみで、日々ワクワクしています。キャストの平均年齢もグッと下がって、エネルギッシュでまっすぐな『幕末純情伝』をお届けできると思いますので、楽しみに待っていてくださるとうれしいです」と語って稽古場をあとにした。
「つかこうへい復活祭2023『新・幕末純情伝』」は、1月28日から2月12日まで東京・紀伊國屋ホール、2月17日から2月19日まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeで上演される。
「つかこうへい復活祭2023『新・幕末純情伝』」
2023年1月28日(土)~2月12日(日)東京都 紀伊國屋ホール
2023年2月17日(金)~19日(日)兵庫県 AiiA 2.5 Theater Kobe