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佐々木敦&南波一海の「聴くなら聞かねば!」 11回目 後編 ExWHYZメンバーとアイドルの変化を考える

10か月前2023年01月19日 9:04

佐々木敦と南波一海によるアイドルをテーマにしたインタビュー連載「聴くなら聞かねば!」。前回に引き続きWACK所属のアイドルグループExWHYZよりメンバーのmaho、mayu、mikinaをゲストに迎え、グループとしての今後の目標や、それぞれのアイドル観などについて語ってもらった。

構成 / 望月哲 撮影 / 田中和宏 イラスト / ナカG

自分たちも「DANCE YOUR DANCE」しなきゃ

南波一海 幕張で行われた「Even without BiSH, this is WACK」を観に行ったんですが、明らかにWACKのほかのグループとは違う地平を目指している印象を受けて。 “ダンス&ボーカルグループ”みたいな看板を背負っていく覚悟のようなものも感じたんですよ。それって大変なことでもあると思うんですけど。

mayu すごく難しいです。上を見たらキリがないじゃないですか。パフォーマンスがすごい人たちってたくさんいるし。だからといって、「ウチらはこれくらいでいいんじゃない?」みたいな感じでやるのも嫌なんです。なので今は、自分たちの見せ方を模索しています。単に歌やダンスがうまいというだけの見せ方じゃなくて、お客さんに楽しんでもらうというところを一番大事にしつつ。ただ一生懸命やればいいってだけじゃなくて、いろんな技術もしっかり培ってがんばりたいなって。

佐々木敦 振付がぴったりそろってるから観る人を感動させられるのかといえば、決してそんなことはないですからね。ダンスがバラバラでも魅力的に思えることもあるし。自分が一番踊りやすい感じで踊っている人たちが何人か目の前でパフォーマンスしているほうが僕は面白いというか、見どころがいっぱいあるような気になるので。両方あっていいんじゃないかと思いますけどね。

maho そうですよね。両方あきらめない(笑)。

mayu うん、バランスだよね。私たちはお客さんに自由に楽しんでほしくて、ステージの上から「DANCE YOUR DANCE」って言っているのに、自分たちがダンスをそろえることばかり気にしていたら、それはちょっと違うなと思うんですよ。「自分たちがDANCE YOUR DANCEできてないじゃん!」みたいな(笑)。だからと言ってバラバラでもいいわけないから、そこのバランスを取っていきたいなって。

南波 ダンスに定評があるnowさんの加入も大きかったんじゃないですか? グループ全体が底上げされつつ、個々の魅力もパフォーマンスを通じて発揮されている感じがします。

mayu そうですね。明確にうまい人がいるから、そこを基準にというか、振りをそろえる作業をするときは、いつもnowをお手本にって感じで(笑)。

maho でもExWHYZになってmayuちゃんの振付の才能が開花して。mayuちゃんの中に眠っていた才能がExWHYZの音楽性によって目覚めたんじゃないかと思うんです。それはmayuちゃんに振付をしてもらってるときにすごく感じますね。

佐々木 それって最初に言っていた、しっくりくるみたいなところと関係あるんですかね?

maho 今まで振付は悩ましくてメンバー全員苦戦する部分があったんですけど、ExWHYZになってからmayuちゃんが楽しんでやっててくれたりするから。

mayu 楽しかった。

mikina 生き生きしてる。

maho 振付してるときの様子が以前とは全然違うから、運命だって思いました(笑)。

南波 何かあったんですかね? 開けてない引き出しを開けるきっかけが。

mikina どうなんだろう? (振付が)決まった形じゃなくなったからかな。WACKの楽曲ってサビで絶対に手を挙げるとか、そういう振付の決まりみたいなものがあって。

南波 サビで手を挙げる。

mikina その文化も大好きだし最高だと思うんですけど、ExWHYZになるにあたって、何をしてもいいというか、枠がグイーンって広がった気がするから伸び伸びできてるのかな。

南波 手を挙げなくてもよくなったの、俺、知らなかった。

佐々木 手を挙げるルールがあるんですか?(笑)

mayu あります。

南波 必ず曲のどこかで手を挙げるっていう。

佐々木 それさえ知らない。何がファンなんだ(笑)。

maho ルールに捉われずに1回自分たちが、この曲に対してベストだと思う振付をやってみようってメンバーで話し合って。

佐々木 それ、めっちゃいいじゃないですか。

maho スタッフさんからも、「この曲はもうちょっとみんなで考えたほうが楽しいんじゃない?」ってアドバイスをもらったり、周囲の意見も聞きながらみんなで作っています。

南波 僕は「可能性を閉じない」ということが今一番大事なことなのかなって最近すごく思うんです。「自分たちらしさ」とか「WACKっぽさ」みたいなものに必要以上に捉われると先に進まないじゃないですか。今のExWHYZはそこを自分たちで変えていこうとしているわけですよね。

mayu そうですね。変えたい、変わりたいという気持ちがあるので。

南波 ファンの人たちの中には、変化を望まない人たちもいると思うんですけど、僕は「今チャレンジしてるこの人たちの面白さを感じないでどうするの?」って思っちゃうタイプなんですよ。だから今の話を聞けてめっちゃよかったです。長々としゃべっちゃいましたけど(笑)。

mayu いえいえ、ありがとうございます。

南波 変化を恐れないというのは大事ですよね。皆さん、わりと好奇心のあるタイプだったっていう話ですけど、楽しんで活動できているのは本当にいいですよね。

「ついて来れていないかな?」っていう人の気持ちも受け止めたい

佐々木 とはいえ、ExWHYZとして新たな活動をスタートするにあたって、やっぱり不安な気持ちもあったと思うんですよ。今までのファンがついてきてくれるんだろうか?とか。

mayu 不安はすごくありました。ツアーの初日とか特に。がんばってカッコいいアルバムを作って、すごく気持ちがこもってるし、自分たちも大好きだし、よっしゃライブやるぞー!ってメンバー全員盛り上がっていたんですけど、ファンの皆さんに新しい私たちを受け入れてもらえるのかな?って。EMPiREを解散します、新しいグループに生まれ変わります、新しいアルバムを作りますって、すごい速さで進んでいったんですけど、やっぱり気になっていたのは今まで応援してくれたファンのみんなのことだから。ファンのみんなに対する気持ちを今まで以上に込めて歌詞を書きました。今回はmahoちゃんの採用率が高かったよね?

maho うん。

佐々木 めっちゃ歌詞書いてましたね。

mayu mahoちゃんの歌詞は、明確にファンに向けて書いてるものもあったし、すごくいいなと思って。私たちは新しいグループになったんですけど、やっぱり自分たちが一番届けたい、聴いてほしい、観てほしい相手は今までと変わらないなと思ったんです。変わらない、大事にしたい存在があるから、グループは変わったけれどスタンス自体は変わらずにアルバムの制作もできたし、振付を考えるときも「みんなに楽しんでもらいたいから、ここの振りはこうしよう」とか、みんなで一緒に考えることができたし。ツアーの初日を終えて、グループ名や楽曲の方向性は変わったけど、それでもExWHYZはいいねとお客さんが感じてくれているのが伝わってきて、すごくうれしい気持ちになったんですよ。一緒に楽しんでくれようとしているというか。自分たちが大事にしたいのはお客さんだなって改めて思いましたね。

maho ファンの皆さんとの関係性だったり、変わらないものをずっと大事にしたいなと思うんです。それを継続していくために、私たちも変わっていかないといけない。ちょうど今ツアーを回っているんですけど(取材は昨年12月に実施)、変わらないものを大切にするために変わり続けていかないと、ということを日々感じています。

mikina 「変化について来れていないかな?」っていう人もやっぱりいないわけではないと思うんですが、そういう方々の気持ちも全部受け止めたいというか。みんなで手を取り合いたい。

佐々木 戸惑いながらもついていきたいと思ってくれているのが重要ですもんね。

mikina そうなんです。その気持ちに応えるために、私たちも覚悟を持っていろいろやるし、何回もギュッてしたいっていうか。そういう気持ちですね。

佐々木 いろんなアイドルの事務所がある中でWACKってかなりユニークな会社だと思うんですよね。所属アーティストもそれぞれ個性的で。そんな中にあって、EMPiREからExWHYZへの変化ってWACKとしても大きな実験だったと思うんです。WACKお得意のメンバーシャッフルとかではなく、同じメンバーをまったく違うグループに生まれ変わらせるという。まさに「この手があったんだ!」っていう。

南波 一番変わらなそうだったEMPiREが一番大胆に変わったから、そこもシビれますよね。しかも人数をめちゃくちゃ増やすとかじゃなくて、こういうやり方で変わるんだって。

メンバーそれぞれの詞作スタイル

佐々木 さっき話題にも出ましたけど、皆さん歌詞も書かれていて。EMPiREのときと歌詞に取り組む姿勢は変わりましたか?

maho 姿勢はあまり変わっていないです。

佐々木 そもそも歌詞を書くときって苦労しますか?

mikina 私は本当に苦手で(笑)。歌詞に関してはEMPiREのときよりも、ちゃんと自分のことを書こうという気持ちが強くなりました。採用されなくても自分が納得できる歌詞が、だんだん増えている気がしますね。

南波 歌詞には自分のことを書く感じですか?

mikina EMPiREの頃はカッコつけてたときもあって。歌詞を書くこと自体初めてだったので、最初の頃は好きなバンドの歌詞を参考にして無理やりカッコいい言葉を書いたり、うまいこと言おうとしたりしてましたね(笑)。今はプレーンな状態で書ける限りのベストを尽くすことを大事にしていて。だんだん自分が好きな感じの歌詞が書けるようになっているからいいことだなと思っています。

佐々木 等身大になってきたんですね。

mikina 採用はされないですけど(笑)。

一同 はははは(笑)。

佐々木 厳しい世界ですね(笑)。

maho 私の場合は、活動を通じて感じたことの中からしか言葉が出てこないんです。なので年月を追うごとに初めて知る感情とか、メンバーとの関係性が深まる中で芽生えたような感情が増えていって、どんどん歌詞が書けるようになっていったんです。初期の頃はそういう経験がないから全然書けなくて。あんまり採用されないし、めちゃくちゃ修正されてました(笑)。ExWHYZの1stアルバムは、私たちにとって変化のタイミングでもあったので、自分の中で思うところがいろいろあって。自分が感じていることをみんなにも伝えるタイミングがなかったので、それを全部整理するような感覚で歌詞を書きました。

南波 もどかしい時期がネタになったんですね。

maho そうですね。ラストツアーで各地を回りながら歌詞を書いていました。ガラリと感覚が変わったというよりも、EMPiREの延長線上で意識が徐々に変わっている感じですね。

mayu 私は曲によりますね。基本的には降り待ちです(笑)。

南波 言いたいことがあるかどうかは別として(笑)。

mayu はい。基本的に言葉が降りてくるのを待つタイプで。降りてくるスピードが速いときもあれば全然出てこないときもあって。

佐々木 曲のタイプによるってことですか?

mayu そうですね。私は活動のことというよりも、いち人間として日々感じているようなことしか歌詞に書けなくて。ExWHYZのmayuでいる私じゃなくて、素の状態のときに感じたことを歌詞にしていく感じです。だから素の状態でいるときに何も起こらないと歌詞が書けないんですよね(笑)。

佐々木 出てきようがないと。

mayu そうなんです。最初の頃とかは暗い歌詞ばっかりだったんですよ。ネガティブな気持ちになることが多くて、自分の中にそういう引き出しばかり増えていって。でも、この5年間でメンバーのみんなと過ごしたり、ツアーでいろんな場所を回ったりして、たくさんのお客さんと会っていく中で、徐々に楽しい気持ちを出せるようになったんです。自分がネガティブでいることによって他人に迷惑をかけていることに気づくこともあったので、なるべく明るくなろうと思ったんですよね(笑)。今までの持ちネタというか、暗かった引き出しは、なるべく見ないようになりました。で、明るいほうを開けるんですけど明るいほうにはまだそんなに貯金もなくて、あんまり書けることがないかもと思っちゃって。今回のアルバムに関しては、けっこう苦戦しました。

maho でも新しかったよね。mayuちゃんがメンバーに向けて歌詞を書くとかさ。

mayu Shin Sakiuraさんの仮歌詞ありきだったんですけど、「Higher」という曲で。心機一転のタイミングで、同じメンバーでまた新たに活動を始められるから一緒にがんばろうという気持ちを込めて歌詞を書けるなと思ったんです。あの曲が一番パッと言葉が出たっていうか。自分の素に近い感情だからパパパって書けて。

mikina なんかパパパって書けたときのほうが採用率が高いよね?

mayu そうそう。

mikina 何十時間かけても無理なときは無理(笑)。

南波 それは曲を作ってる人とかも言いますね。こねくり回した曲よりも一瞬でできた曲のほうがいいって。ところで、ちょっとプライベートな話になりますけど、mayuさんは歯の矯正を終えて何か変わったことってありますか?

mayu えー、変わったところですか? なんだろう?

南波 明らかに発声が変わったなと思ったんです。

一同 あー。

mayu でも確かにずっと矯正装置が舌に当たり続ける生活だったんですよね。そういう意味では前より活舌がよくなったかもしれません。

maho だからあんな声量オバケになったんだ(笑)。

mayu 今までは重りを付けてた感じで(笑)。

南波 自分に自信を持つとかもそうだし、明るいところを出そうと思うきっかけになったのかもしれないですよね。矯正器具を外したのはいつくらいですか?

mayu 1年くらい前ですね。

mikina あ! そういえば笑うことが増えた時期があったよね。

mayu 矯正しはじめて歯並びがよくなった段階で、まず大きく口を開けられるようになったんですよね(笑)。人前で口を開けられるようになって。そうすると発声も変わるので。

maho 確かに「うふふ」って笑うもんね。口を閉じていたら。

mikina 笑い方が変わったよね。今は大口開けて笑ってる(笑)。

mayu あははは。そうだね(笑)。歯の矯正を外した影響はめっちゃあると思います。

佐々木 なかなかアイドルのインタビューでは聞かない質問ですよね(笑)。

一同 あはははは!(笑)

南波 今日は基本的に佐々木さんに話の流れをお任せしようと思っていたんですけど、1個だけ質問するとしたら、これかなと。「ExWHYZ mayu 矯正 インタビュー」とかで検索して、誰も聞いてなかったら質問しようと思って(笑)。

mayu 初めて聞かれました(笑)。すごい。

3人が考える「アイドルとは?」

南波 でも、そういうきっかけで明るくなるとか絶対にあると思いますよ。

mayu ありますね。私は自分に自信がなくて暗かったから全然笑えなくて。でも最近ファンの存在がアイドルをアイドルにさせてくれているなって思うんですよ。ファンの人がいて、その人たちが「かわいい!」って言ってくれるから、それで私はアイドルにさせてもらってるんだって。以前は特典会に来た人ですらも「私のこと嫌いなんでしょ?」って思ってるくらいヒネくれていたんですよ。お金払って来てくれてるのに。

佐々木 好きじゃなかったら来てないのに(笑)。

mayu ホントそうですよね(笑)。「冷やかしにきたのかな?」って思うくらい人に対して疑いの目があったんですけど、みんなの愛をもらって私は明るくなったんだと思います。アイドルって本当にすごいなと思って。自分を変えてくれたので。

佐々木 まさにその言葉を聞きたかったというか。この連載は「アイドルとは何か?」みたいなところが大きなテーマになっているんだけど、アイドルの定義って人それぞれだと思うんです。皆さんにとって、アイドルである感覚というのはどういうものですか? それこそ同世代のほかの女の子とは全然違う人生になっちゃったわけじゃないですか。

maho なんだろう……。言葉にするのはすごく難しいんですけど、アイドルにはいろんな可能性があるなと思っています。アイドルって歌って踊る以外にも、その人自身の意思によって、いろんなことができるじゃないですか。私自身はアイドルという言葉にあまり捉われすぎるのはよくないなと思っていて。アイドルである自分を愛しながら、自由にいろんな可能性を模索していく姿をファンのみんなに見せていけたらいいなと思っています。

mikina 私は自分がアイドルになってみて、思っていた以上に、アイドルってその人自身なんだなと思うようになりました。EMPiREに入る前は、アイドルって本当の自分を隠して、仮面をかぶって表に出てるようなイメージだったんですよ。でも、そうじゃなくて、活動していく中であらゆる人の愛を受けて、どんどん自分がキレイになっていくというか。素直に赤ちゃんみたいになっていく感じがして。それが表に出てるんだろうなって今はすごく感じていますね。

佐々木 ごく自然に?

mikina そうですね。私は仕事とプライベートを切り離せないタイプなので、プライベートのmikinaがそのままExWHYZのmikinaみたいな。全部一緒なんだなって。それはアイドルになって初めて気付いたことですね。

佐々木 人によって、すごく違うかもしれないですよね。普段の自分とアイドルとしての自分を完全に切り離している人もいるだろうし。でも、mikinaさんはそういうタイプではなかった。

mikina そうなんです。

maho ExWHYZには、そういうタイプっていないよね。

mikina いないね。わりとみんな素のままで(笑)。

佐々木 だから振りがそろわないのかも(笑)。

一同 はははは。

mayu 私はアイドルって自分次第だなと思っていて。素の自分を出してそれで輝く人もいるし、そうじゃない人もいる。自分の持ち味を見つけて、そこを磨き続けて素敵に見せる作業が大事だと思うんです。何もわからないただの少女が、周りのスタッフさんやファンの皆さんにサポートしてもらいながら、「自分ってなんなんだろう?」って試行錯誤しながら、すくすく成長していく姿を見せていくのがアイドルの魅力なんじゃないかと思うんです。

佐々木 めちゃくちゃいいこと言いますね。でも本当にそれが一番理想ですよね。

mayu 最終的には“自分”というものがないと伸びないと思いますし。周りに言われたからって「はい、わかりました!」ってなんでも鵜呑みにしてたら、人の数だけ意見も違うし、結局ブレブレになっちゃうと思うんです。自分を信じてやり続けたことが、どうなっていくかを楽しめるっていうところがアイドルの醍醐味だと思うし、完璧に自分をカスタマイズするタイプのアイドルも、そこに本人が楽しみを見出しているのであれば、それはそれで素晴らしいと思うんです。自分次第でどうにでもなれるのは楽しいなって思います。

佐々木 最後に、まとめに近いアイドル自己啓発的な話が(笑)。

一同 はははは(笑)。

佐々木 今日はありがとうございました。

ExWHYZ

2022年6月に突如解散したEMPiREのメンバー、yu-ki、mayu、midoriko、mikina、maho、nowの6名で結成されたグループ。レーベルはUNIVERSAL MUISC / EMI Records。2022年11月に、大沢伸一(MONDO GROSSO)、デニー・ホワイト、Shin Sakiura、80KIDZなど国内外のさまざまなクリエイターが参加した1stアルバム「xYZ」をリリースする。同年11月から2023年1月まで全国ツアー「ExWHYZ First Tour”xYZ”」を開催し、ファイナルとなる東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演で、活動休止していたmidorikoが活動再開し、6人での活動がスタート。2023年3月1日に、全曲midorikoのボーカルを追加収録し、新曲を加えた作品「xYZ[hYPER EDITION]」をリリース。4月19日には、ExWHYZ初の自主企画としてVJセットのExWHYZとバンドセットのBiSによるツーマンライブ「ExWHYZ presents"BiSHWHYZ"」を開催。5月13日には「ExWHYZ LIVE at BUDOKAN the FIRST STEP」を日本武道館にて行う。

佐々木敦

1964年生まれの作家 / 音楽レーベル・HEADZ主宰。文学、音楽、演劇、映画ほか、さまざまなジャンルについて批評活動を行う。「ニッポンの音楽」「未知との遭遇」「アートートロジー」「私は小説である」「この映画を視ているのは誰か?」など著書多数。2020年4月に創刊された文学ムック「ことばと」の編集長を務める。2020年3月に「新潮 2020年4月号」にて初の小説「半睡」を発表。同年8月に78編の批評文を収録した「批評王 終わりなき思考のレッスン」(工作舎)、11月に文芸誌「群像」での連載を書籍化した「それを小説と呼ぶ」(講談社)が刊行された。近著に「映画よさようなら」(フィルムアート社)、「増補・決定版 ニッポンの音楽」 (扶桑社文庫)がある。

南波一海

1978年生まれの音楽ライター。アイドル専門音楽レーベル・PENGUIN DISC主宰。近年はアイドルをはじめとするアーティストへのインタビューを多く行い、その数は年間100本を越える。タワーレコードのストリーミングメディア「タワレコTV」のアイドル紹介番組「南波一海のアイドル三十六房」でナビゲーターを務めるほか、さまざまなメディアで活躍している。「ハロー!プロジェクトの全曲から集めちゃいました! Vol.1 アイドル三十六房編」や「JAPAN IDOL FILE」シリーズなど、コンピレーションCDも監修。

※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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