JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

SOMETIME'S熱狂のリリースパーティにYONA YONA、ぷにぷに電機、シェフ、Kroiが集結

SOMETIME'S(Photo by umihayato)
2年以上前2023年01月22日 6:07

SOMETIME'Sが1月15日に東京・LIQUIDROOMでライブイベント「SOMETIME'S Hope EP Release Party 『NIST』 Supporting Radio J-WAVE」を開催した。

このイベントは、SOMETIME'Sが昨年12月に最新EP「Hope EP」をリリースしたことを記念して企画されたもの。ゲストアクトとしてKroi、the chef cooks me、ぷにぷに電機、YONA YONA WEEKENDERSの4組も登場し、イベントを大いに盛り上げた。

トップバッターを務めるYONA YONA WEEKENDERSのステージは「君とdrive」で幕開け。そのまま都会的でメロウなサウンドが印象的な「夜のgroovin'」や、ダンサブルなビートを刻む「SUI SUI」を繰り出して序盤から観客の体を揺らしていく。磯野くん(Vo, G)は「SOMETIME'Sの2人とは同い年なんですよ。僕ら全然友達いないので、数少ない同志としてこれからもずっと仲よくしていけたらいいなと思っています」と笑顔で語ると、「R.M.T.T」「月曜のダンス」といった人気曲を届け、場内を彩り豊かなサウンドで満たした。

2番手のぷにぷに電機は、サポートメンバーに右田眞(B)、矢尾拓也(Dr)、ヤマザキタケル(Key)、庫太郎(G)を迎えたバンド編でステージに登場。1曲目にタイトなリズムが心地よい「ラッキー・ドライブ」をセレクトすると、艶やかなボーカルを場内に響かせて序盤からオーディエンスの心をがっちりとつかんだ。ぷにぷに電機はその後、「ずるくない?」「雨模様」「your room」といったキラーチューンを次々にプレイ。最後は「私は自分のリリースパーティをしたことがないんですけど、こういうふうに作品を出したタイミングでいろんなミュージシャンとパーティができるなんて素敵だなと思いました。本当に今日はここに来れてうれしいです。皆さんもありがとうございます!」と呼びかけたのち、「君はQueen」を情感たっぷりに歌い上げてステージをあとにした。

続くthe chef cooks meはリハーサルでの音出しを終えると、すぐに本番をスタート。浮遊感あふれる「Ticket is a Love」や、オートチューンの効いたボーカルが印象的な「CP」、どこかエスニックなムード漂う「最新世界心心相印」といったダンスナンバーが次々に届けられると、観客は思い思いにステップ踏んで演奏を楽しんだ。MCでは下村亮介がSOMETIME'Sは高校の軽音楽部の7個下の後輩で自分のことを“伝説の先輩”と呼んでいたらしい、というエピソードを冗談を交えながら話して会場の笑いを誘う。彼は「自分は全然有名でもないんだけど、伝説だなんて大袈裟に語ってくれる後輩がいて、こんな立派な場所で対バンができて、お客さんも楽しんでくれていてうれしかったです」と語ると、最後にASIAN KUNG-FU GENERATION「踵で愛を打ち鳴らせ」のカバーを披露。会場に深い余韻を残してライブを終えた。

最後のゲストアクトは、SOMETIME'Sと同じくIRORI Recordsに所属するKroi。彼らはキラーチューン「Drippin' Desert」で華やかにライブの幕を開けると、次曲「Pixie」ではトライバルなビートを打ち出し、そのジャンルレスな音楽性を提示した。内田怜央(Vo, G)は「いつもお世話になっている兄貴に愛を伝えに来ました(笑)。『Kroiのライブ盛り上がったな』というのは皆さんにかかってますので、一緒に愛を伝えてもらってもいいですか?」とフロアに呼びかけると、「Funky GUNSLINGER」「Juden」を演奏。最後はバンドの名刺代わりとも言える代表曲「Fire Brain」をエネルギッシュにプレイし、フロアを十分に温めてSOMETIME'Sにバトンを渡した。

この日の主役であるSOMETIME'Sは、サポートメンバーに清野雄翔(Key)、佐々木恵太郎(B)、冨田洋之進(Dr / Omoinotake)、永田こーせー(Sax)、藤田道哉(Key, Manipulator)というお馴染みの面々を従えてステージに登場。まず「Hope EP」のオープニングナンバー「Somebody」が届けられると、フロアのオーディエンスは待ってましたと言わんばかりに一斉に手拍子を打ち鳴らして演奏に応えた。SOTA(Vo)は「最後まで待ってくれてありがとう! 楽しんで帰りましょう。よろしく!」と呼びかけると、最新EPからラップを取り入れた「Drug cure」をプレイ。バンドの現在のモードを見せつけて観客を魅了した。ライブ中盤、SOTAが「ここからは我々もギアを1段上げて、最高の今日という最高のバトンがつながった1日を余すことなく楽しんでいきたいと思います!」とひと言。この宣言通り、続く「Honeys」では各プレイヤーがテクニカルなプレイで個性を発揮する中、SOTAがパワフルなボーカルを会場いっぱいに響かせた。SOMETIME'Sはライブ本編のラストに、最新EPからゴスペルライクな「Hope」を演奏して場内をピースフルな空気で満たした。

アンコールでは、TAKKI(G)が「1月って『今年1年はこういうふうにがんばろう』とか目標を立てますよね?」と訥々と語り始める。彼は「僕らもわりといい歳になってきまして、叶わなかった目標とかが体の中に積み重なってきているところもあって。叶わなくてもいいと思ってたわけじゃないんだけど、目標を掲げるポーズみたいになっちゃってる1年間もあったんですよ。でもYONA YONA WEEKENDERSと、新しい出会いになったぷにぷに電機と、伝説の先輩のthe chef cooks meと(笑)、大好きなKroiの顔と、皆さんの顔を見たら今年1年なんだかやれる気がしてきています。たった2人で始めたSOMETIME'S、どこまでも駆け上がって行きます」と続け、会場が大きな拍手に包まれる中、「You and I」を届けて大盛況の中この日の公演の幕を降ろした。

「SOMETIME'S Hope EP Release Party 『NIST』 Supporting Radio J-WAVE」2023年1月15日 東京都 LIQUIDROOM セットリスト

YONA YONA WEEKENDERS

01. 君とdrive
02. 夜のgroovin'
03. SUI SUI
04. R.M.T.T
05. 考え中
06. 月曜のダンス

ぷにぷに電機

01. ラッキー・ドライブ
02. ずるくない?
03. 雨模様
04. 春
05. your room
06. empties
07. 君はQueen

the chef cooks me

01. Ticket is a Love
02. CP
03. 最新世界心心相印
04. 愛がそれだけ
05. 環状線は僕らをのせて
06. Now's the time
07. 踵で愛を打ち鳴らせ

Kroi

01. Drippin' Desert
02. Pixie
03. Funky GUNSLINGER
04. Juden
05. Fire Brain

SOMETIME'S

01. Somebody
02. Drug cure
03. Get in me
04. Raindrop
05. Stand by me
06. Honeys
07. Slow Dance
08. Hope
<アンコール>
09. You and I

関連記事

「メトロック2025 独占生中継!」告知ビジュアル ©AbemaTV, Inc.

「METROCK」生中継決定、舞台裏の様子伝えるコーナーも放送

3日
ASIAN KUNG-FU GENERATION「MAKUAKE」配信ジャケット

アジカンの新曲「MAKUAKE」先行配信、谷口鮪やAchicoら10名超えるアーティストがコーラス参加

5日
「The Alternative Escape」告知ビジュアル

IRORI Records、イギリス音楽フェス「The Great Escape」でショーケース開催 所属4組が出演

7日
「読むラジオ屋さんごっこ」書影

宇多丸とvalkneeの対談も収録、書籍「読むラジオ屋さんごっこ」発売

18日
「MUSIC AWARDS JAPAN」ロゴ

「MUSIC AWARDS JAPAN」ノミネート発表 最優秀アーティスト賞はCreepy Nuts、ミセス 、Vaundy、YOASOBI、藤井風

18日
「MONSTER baSH 2025」ロゴ

「モンバス」第1弾出演者を発表!あいみょん、ホルモン、Kroi、礼賛、レキシ、サウシー、jo0jiら44組

24日
YONA YONA WEEKENDERS「イケてるPOP」MVサムネイル

YONA YONA WEEKENDERSが“音楽の魔法”を歌った新曲配信、5日連続イベント開催

25日
「OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025」ビジュアル

「ジャイガ」にマカえん、マイファス、Kroi、ブルエン、GENERATIONS、SIRUPら10組追加

26日
「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2025」5月10日公演タイムテーブル

「METROCK2025」タイムテーブル公開、5人で再始動したRIP SLYMEも出演

約1か月
go!go!vanillas

英国フェス「The Great Escape」にgo!go!vanillas、Kroi、Bialystocks、a子ら出演

約1か月