小林幸子、鎮座DOPENESS、石川浩司、音無史哉(笙 / 蓮沼執太フィル)らが参加したAR作品「バーチャル身体図鑑」が、2月11日より特設アプリ・社会実験で公開される。
「バーチャル身体図鑑」は、川田十夢(AR三兄弟)総合演出のもと、2021年より3年にわたり取り組んできた人体データのアーカイブおよび発信するプロジェクト「VIRTUAL NIPPON BODIES」の最新作品。身体表現の可能性と、経験を宿した身体の価値を未来に伝えることを目的とし、芸術やスポーツの分野で活躍する約20名の人体データをアプリを通じて世界中いつ、どこからでも3Dで鑑賞することができる。音楽は蓮沼執太が担当した。
またプロジェクトの公開を記念し、2月11日には身体データを活用したワークショップや、川田司会のトークイベントが開催される。
小林幸子 コメント
この活動がきっと未来のエンターテイメントの形を作っていくのだろうと思います。いつもアンテナを張って、新しいもの、おもしろいものに挑戦していきたいと思っていいます。昔も今も、変わらない怪しさのAR三兄弟さんとのお取り組み最高でした!
川田十夢 コメント
人間存在を軽んじる動きが、コロナ禍の初動としてありました。劇場が開けないことを理由としたシルク・ドゥ・ソレイユ 団員の一斉解雇など、観客動員が見込めなくなったエンターテインメントや芸術にまつわる優秀な表現者たちの多くが行き場を失いました。身体と動作、これをデジタル技術で取り込んで、最良の状態でアーカイブできたなら。それを新たな方法で再生できたなら状況は変化するはずだと、この方向の試みを数年間重ねてまいりました。今年は図鑑と標本、カードゲームをモチーフとしたアーカイブ+再生方式をアップデートしてみようと思います。芸術と芸能のプロデューサー各位、身体表現当事者各位、ミュージアム担当者各位、グッズ担当各位、ふるってご参加いただき、デジタルアーカイブの可能性をともに拡張できればと思います。