King Gnuの井口理が、4月14日公開の映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」に出演することが発表された。
坂口健太郎が主演を務める「サイド バイ サイド 隣にいる人」は伊藤ちひろが監督、脚本、原案を、行定勲が企画とプロデュースを担当した作品で、リアルとファンタジーが混在する“マジックリアリズム”な世界観が描かれる。坂口は不思議な力を持ち、傷付いた人を癒す青年・未山を演じる。ほか、未山の前から姿を消していた元恋人・莉子を、齋藤飛鳥(ex. 乃木坂46)が演じることがすでに発表されている。
井口は茅島成美、不破万作、津田寛治とともに今作へ出演することが明らかに。YouTubeでは映画の予告映像も公開となった。
また、クボタカイが今作の主題歌を担当し「隣」という楽曲を書き下ろしたことも発表された。この楽曲について、クボタは「身体中を覆い尽くす得体の知れない感情に名前が付くような、内省的な恋の歌が出来ました」とコメントしている。
クボタカイ コメント
坂口健太郎さん演じる未山の心情を抜き出したような歌詞ということで、書いている間だけは未山が憑依しているような、不思議な制作体験でした。
同じ「隣」を聴いても、未山、莉子、草鹿それぞれの視点で聴くと全く違う視点で受け取れるのが面白い所です。
映画本編も、生活の中の静けさや、それぞれの暮らしの事情が印象的で、見る側に余白を与える素晴らしい映画だと思います。
荒々しく静かな本曲「隣」を、映画と併せてお楽しみください。
伊藤ちひろ コメント
クボタカイさんの持つ若さは輝いていて、エネルギーが指の先まで漲っているのを感じました。
「隣」の制作においては、主人公の未山が高校時代に恋人へ送った手紙をクボタさんに読んでもらい、その手紙から感じとれるものでリリックを紡ぎ出して欲しいとお願いしました。
はじめてデモを聴いたときに湧き上がってきた感動は、それから何度もこの曲を耳にしてきた今となってもまったく褪せることがなく、わたしの心を動かし続けてくれています。
彼から繰り出される言葉は美しく強く、奥底には毒を持ったトゲがある。
彼の知性とセンスがこの作品の強度を高めてくれたこと、とてもうれしく思っています。
(c)2023『サイド バイ サイド』製作委員会