本日2月9日に東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された映画「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」のプレミアイベントに、DAIGOがスペシャルゲストとして登場した。
3月24日に公開される「デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム」は、デヴィッド・ボウイの人生と才能に焦点を当てたドキュメンタリー映画。彼が保管してきたアーカイブから選りすぐった未公開映像と40曲にわたる楽曲で構成されている。本日のイベントには本作の監督を務めたブレット・モーゲンも登壇し、DAIGOとともにボウイ愛を語り合った。
イベント中盤に現れたDAIGOは、モーゲン監督に花束を渡しながら「アイム・ダイゴ。アイム・ジャパニーズ・フェイマスコメディアン」と冗談を交えて自己紹介。するとモーゲン監督も「私は偽物のアメリカ人です」とジョークで返し、会場を沸かせた。ボウイの好きなところを問われると、DAIGOは「とにかくカッコいい」と前置きしつつ「僕が特に好きなのは『ハンキー・ドリー』や『ジギー・スターダスト』とか『アラジン・セイン』とか、いわゆるグラムロック時代に魅了されて、そのオマージュの名前で20年前デビューした」と旧芸名のDAIGO☆STARDUSTの誕生秘話を披露。さらに「うちの妻も大好きなので。ボウイの話で盛り上がって、より仲よくなっていったところもあるので人生で多大な影響を受けています」と妻である北川景子とのエピソードも語った。
すでに映画を観覧したというDAIGOは、「わかりやすく言うとBOM……『ベスト・オブ・ムービー』」と“DAI語”でモーゲン監督に感想を伝える。これを受けてモーゲン監督は「自分はミドルネームを入れてBDMなので、名前を言ってくださっているのかと思ったのですが、BOMのほうでよかったです」と笑う。その後もDAIGOは「ボウイの素晴らしさを改めて感じられる映画になっていますし、ボウイが発信する歌、メッセージ、スタイル。あと苦悩があったりして。全部、改めてこの映画で感じられるので僕の人生のバイブルがまた1つ増えた、そういう素晴らしい映画」と熱弁。MCから「ボウイの好きな1曲」を問われると、DAIGOは悩みながらも「ジギー・スターダスト」を挙げ、日本武道館でライブを観た際の思い出を明かした。一方のモーゲン監督は「サウンド+ヴィジョン」と回答し、「何も言ってないけどすべてを語っている曲で、ボウイの美、荘厳さ、ミステリーすべてを孕んだ曲」「この映画を観る前に紹介する曲としてもぴったりなんです。僕にとってボウイは定義できない人。けど表現はできる」と述べた。
イベントの最後にDAIGOは「この映画を観て、改めて僕自身また感銘を受けたんです。観る皆さんもそうだと思うんですけど、デヴィッド・ボウイのようにチェンジしていくっていうんですかね。そういう精神でこれからも生きていこうと思ったんです」としみじみと語る。「だから、たくさんの人に、わかりやすく言うとWTM……」と口にしたところで、モーゲン監督が「ウォッチ・ザ・ムービー!」と続け会場は大盛り上がり。モーゲン監督は、「ホームは物理的な場所ではなく、自分は心の場所だと思う。実は英国でプレミアをしたときにこの作品の紹介のところで『ボウイがやっと戻ってきた』と言ってくれとお願いされた。でもボウイが第一に英国人だと思っていたとは必ずしもそうでないと思うんです。もしホームが心の場所だとすれば、今日本で上映されるという意味で、やっとボウイがホームに戻ってきたんだと思う。僕も、きっとボウイ自身も日本以上にこの映画を観せたい場所はない。日本はデヴィッド・ボウイを応援して、インスピレーションを与えた。改めてボウイに代わって感謝を伝えたい」と語りイベントを締めくくった。
(c)2022 STARMAN PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.