白岩瑠姫(JO1)と久間田琳加がダブル主演を務める映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」が9月1日に公開される。
「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」は小説サイト「野いちご」で連載され、第1回「野いちご大賞」を受賞した汐見夏衛の同名小説を原作とした映画。マスクが手放せず周囲の空気ばかり読んでしまう優等生の丹羽茜が、自由奔放で絵を描くことを愛する銀髪のクラスメイト深川青磁に惹かれ、変わっていくラブストーリーだ。白岩が青磁、久間田が茜に扮し、監督は酒井麻衣が務める。
映画初主演となる白岩は、クラスの人気者で、茜に「嫌い」と正面から告げるようなはっきりとした性格ながら、謎めいた一面もある青磁という複雑な役柄に挑戦。自分の感情や絵を描くということにまっすぐに向き合う芯の強いさまをはつらつと演じる一方、秘めた過去を持つ翳りを帯びた心情を繊細に表現している。白岩は本作へのコメントにて、撮影開始直後は人見知りをしてしまったが、監督からアドバイスを受け積極的に共演者やスタッフとコミュニケーションを取るようにしたことを明かし「皆で一緒に作り上げた作品ですので、『夜きみ』を沢山の方に愛して欲しいなと思います」と作品をアピールしている。
白岩瑠姫(JO1) コメント
最初にオファーを頂いた時は、初めての映画の主演ということで、嬉しい気持ちと同時に不安もあって「感情」が忙しかったです。今回、絵が得意な青磁というキャラクターを演じる上で、実際に絵を描くシーンにも挑戦したのですが、現場の雰囲気がすごく良く、酒井監督やスタッフの皆さんにも優しくフォローして頂いたおかげで、楽しく撮影に臨めました。現場に入ってすぐの頃は、実は少し人見知りをしてしまったのですが、酒井監督から、主演を務める座長として、周りの皆とコミュニケーションを取って欲しいとのアドバイスを頂きました。そこから茜役の久間田さんや共演者の皆さん、スタッフの皆さんに積極的に話しかけるようにして、良い関係を築くことができたと思います。酒井監督には演技面ではもちろん、それ以外の部分でも支えて頂き、とても感謝しています。皆で一緒に作り上げた作品ですので、「夜きみ」を沢山の方に愛して欲しいなと思います。
久間田琳加 コメント
私が演じる茜はマスクが手放せない女の子です。原作小説が書かれたのはコロナ禍の前ですが、マスク習慣が広まった今では、さらに色々な見方ができる作品だと思います。今回共演した青磁役の白岩さんは、初めてお会いした時はクールな印象だったのですが、撮影に入るとお喋り好きなことが分かって、役作りでもとても助けられました。酒井監督の作品はこれまでも拝見していたのですが、どの作品も画がとても綺麗で、いつかお会いしてみたいと思っていました。今回演じた茜役はマスクをするシーンが多く、目線の演技が大切になるため、難しい役柄でもあったのですが、酒井監督にはたくさんアドバイスをいただき、助けていただきました。この作品には、どの世代の方が観てもときめく要素が散りばめられています。私も演じていて心地いいと思う瞬間が何度もあったので、スクリーンを通して伝わったら嬉しいです。
酒井麻衣 コメント
「マスクの着用が個人の判断に委ねられる」時期がやってきました。自分にとってマスクは、いつしかお守りのようになっている部分があったので、戸惑っているというのが、本心です。そんな時に出逢ったのが、コロナ前に書かれたこの物語でした。優等生であり学校ではマスクを手放せない茜と、自由奔放で画家を目指している青磁のお話。
この2人は、自分の気持ちを代弁してくれたような、晴れやかな気持ちにさせてくれました。ガラスのように割れやすくも 綺麗な青春の煌めき、将来への期待と恐怖、初めて知る恋心、全てが綺麗で、心が洗われました。
白岩さんの持つ儚い強さと、久間田さんの持つ優しい眼差しが、役を通し交わり、エモーショナルな瞬間を捉えられ、とても幸せでした。
スタッフ一同、真摯に純度の高い青春と向き合いました。皆様にお届けする日が待ち遠しいです。
汐見夏衛 コメント
この度「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」の映画化が決定いたしました。
酒井監督の彩り豊かでありながら透き通る清澄感に満ちた世界観、白岩さんの全身から放たれる圧倒的な存在感と吸い込まれそうな瞳、久間田さんの内側から発光するような透明感と弾けるような笑顔を拝見して、僭越ながら「素晴らしい作品になるに違いない!」と確信しました。
このような機会を頂けたのは他でもなく、これまで本作を応援して下さった皆様のおかげです。本当にありがとうございます! 一緒に公開を心待ちにして頂けましたら幸いです。
(c)2023「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」製作委員会