JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

CHAI主催フェス“Vol.0”大団円、NEOかわいいお友達・STUTS&タイのSSWプムが新宿に大集結

「NEO KAWAII FESTIVAL 2023」より「N.E.O.」パフォーマンスの様子。(Photo by Yoshio Nakaiso)
11か月前2023年05月02日 7:02

CHAIが主催するイベント「NEO KAWAII FESTIVAL 2023」が4月27日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で開催された。

「NEO KAWAII FESTIVAL」は世界中で単独ライブを行ってきたCHAIが、ライブや楽曲制作でコラボした海外アーティストと、自分たちの推薦する日本のアーティストをゲストとして迎えるイベント。今回が初開催で、今後、毎年恒例の“CHAIのお祭り”として継続される予定だ。その記念すべき初回にはタイのシンガーソングライター、プム・ヴィプリットと、STUTSという、CHAIの友人である2人が招かれた。

トップバッターはSTUTS。「Lights」「Back & Forth」といったナンバーを繰り出し、心地よい低音で観客の体を揺らしていく。楽曲が終わるごとに歓声が沸くような状況だったが、STUTSが歌声とシンセソロを披露した「One」ではひと際大きな拍手と声援が彼に送られた。途中、STUTSはプムをステージに呼び込み、2018年に発表したコラボ曲「Dream Away feat. Phum Viphurit」を一緒にパフォーマンス。プムの少々ハスキーな美声とビートの効いたトラック、STUTSが叩くMPCのリズムの融合に、フロアはますますヒートアップする。「Presence I」の情熱的なプレイで吹き出した汗を拭ったSTUTSは「プムくん、CHAIさんと、素晴らしいことがたくさん待っているので、最後まで楽しみましょう!」と挨拶し、最後に「Seasons Pass」を歌った。

この日の開演前と転換中、場内にはCHAIによる影アナが流された。「STUTSカッコよかったねー!」「ライブあるある言っとく?」とフリーダムなトークで観客の笑いを誘った彼女たちは、「タイの王子!」とプムを紹介し、彼のステージへとつないだ。

バンドメンバーとともに登場したプムは「Make some noise!」と観客に呼びかけ、まずドラムを叩きながら「Lady Papaya」をアグレッシブに歌唱。ステージフロントに移動し、スティックからギターに持ち替えると「Strangers in a Dream」「Softly Spoken」などを心底楽しげに披露した。洒脱で耳馴染みがよく、異国情緒漂うユニークさを持つ楽曲の数々に、フロアからは逐一大きな歓声が沸き起こる。「Hello, Anxiety」冒頭では観客のクラップを煽り、それに合わせてカッティングギターを弾きながら軽やかにステップを踏んだプム。「Long Gone」のラスト、ソロ回しからダンサブルなリズムのアウトロにつながると、場内は一体感と熱気に包まれた。

オーガナイザーCHAIのライブはありのままの自分を肯定する最新曲「We The Female!」でスタート。続いて彼女たちは「END」「ボーイズ・セコ・メン」などをエネルギッシュに演奏し、貫禄すら感じさせるステージを展開した。ゴダイゴ「Monkey Magic」のカバーに乗せた物販紹介コーナーののち、マナ(Vo, Key)の絶叫から始まったのは「クールクールビジョン」。ノイジーな爆音と吠えるようなボーカリゼーションが、フロアに熱狂を引き起こす。ユウキ(B, Cho)とユナ(Dr, Cho)がMIDIパッドを操作し、カナ(Vo, G)とマナが息の合ったダンスを披露する「PING PONG!(feat. YMCK)」でバンドサウンドとはひと味違う魅力を見せたCHAI。ユナは「今日はCHAIのお友達が大集結みたいな“Vol.0”。ここに来てくれるみんなが『NEOかわいいぞ私』と思える、最高に心地のいい空間を作れたらいいなと始めたフェスティバルでございます!」と語り、観客に感謝の思いを伝えた。そして彼女たちはメロウナンバー「Donuts Mind If I Do」で観客をチルアウトさせステージをあとにした。

アンコールではマナが「YouもNEOかわいい!」「あなたもNEOかわいい!」と観客を指差す恒例の流れで「CHAIもNEOかわいい! STUTSもNEOかわいい! プムもNEOかわいい! そんでもって、Everybody is wonderful、Everybody is NEOかわいいー!」と叫び、「N.E.O.」の演奏が始まると同時にSTUTSとプムもステージに登場した。中盤にSTUTSとプムのソロパートが設けられるレアなコラボレーションで、「NEO KAWAII FESTIVAL 2023」はフィナーレへ。CHAIはSTUTSとプムをハグで送り出し、客電がついてもなお観客に手を振っていた。

「CHAI presents 『NEO KAWAII FESTIVAL 2023』」2023年4月27日 Zepp Shinjuku(TOKYO) セットリスト

STUTS

01. Orbit Intro
02. Lights
03. Back & Forth
04. Mirrors(Short ver.)
05. Pretenders
06. Come to Me
07. One
08. Dream Away feat. Phum Viphurit
09. Presence I
10. Seasons Pass

プム・ヴィプリット

01. Lady Papaya
02. Strangers in A Dream
03. Softly Spoken
04. Hello, Anxiety
05. Lover Boy
06. Long Gone
07. Welcome Change

CHAI

01. We The Female!
02. END
03. ボーイズ・セコ・メン
04. ラブじゃん
05. クールクールビジョン
06. ハイハイあかちゃん
07. PING PONG!(feat. YMCK)
08. Donuts Mind If I Do
<アンコール>
09. N.E.O. w/(STUTS、プム・ヴィプリット)

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

「OTODAMA'24~音泉魂~『必死のパッチで20年目!大感謝祭』」メインビジュアル

「OTODAMA'24~音泉魂~」全42組の入浴順決定、トリは四星球&Cornelius

2日
「VIVA LA ROCK 2024」ロゴ

「ビバラ」最終発表でペトロールズ、フレデリック、BREIMEN、秋山黄色ら追加&タイムテーブル公開

6日
「"ambient room"curated by Bias & Relax adv.」告知ビジュアル

元CHAI姉妹による新ユニットMANAKANA、渋谷「ambient room」で初ライブ

7日
「CHAI JAPAN TOUR 2024『We The CHAI Tour!』」東京・EX THEATER ROPPONGI公演の様子。(Photo by Yoshio Nakaiso)

“NEOかわいい”は永遠! CHAI笑顔でお別れのラストライブ「私たちはずっとそばにいるよ」

14日
CHAI

CHAI、ラストライブをYouTubeで生配信

17日
CHAI

「NEO KAWAII IS FOREVER♡」CHAIのラストライブ&ドキュメンタリーが映像作品化

22日
STUTS「"90 Degrees" LIVE at 日比谷公園大音楽堂」ビジュアル

STUTS初の野音ワンマン決定!第1弾ゲストにKID FRESINO、JJJ、長岡亮介

24日
STUTS

STUTSと長岡亮介が2人で歌うコラボ曲制作、いろんな色の名前を紹介

24日
BAD HOP(撮影:木村辰郎)

歴史を塗り替え続けたBAD HOPが最後に見せた最高のヒップホップドリーム、5万人が東京ドームで大合唱

約1か月
BAD HOP。左端がT-Pablow。

BAD HOP東京ドームで披露したT-PablowとZeebraのコラボ曲、プロデュースはSTUTS

約1か月