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FRUITS ZIPPER、結成1周年の“ちょめでた”ライブ「みんなが私の生きる理由」

FRUITS ZIPPER「FRUITS ZIPPER 1st Anniversary 超めでたいライブ!」の様子。(撮影:ヨシモリユウナ)
約2年前2023年05月05日 10:05

FRUITS ZIPPERが昨日5月4日に東京・豊洲PITにてワンマンライブ「FRUITS ZIPPER 1st Anniversary 超めでたいライブ!」を開催した。

「FRUITS ZIPPER 1st Anniversary 超めでたいライブ!」は、FRUITS ZIPPERの結成1周年を記念したライブ。昨日の東京公演に続き、5月26日には大阪・なんばHatchで開催される。

満員の豊洲PITに出囃子が鳴り響き、FRUITS ZIPPERがステージに登場。バックスクリーンには、七福神をモチーフにして描かれたメンバーが映し出される。開始早々おめでたい空気が充満する中、ライブは自己紹介ソング「うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!」で幕を開けた。曲中では毎回恒例となっている鎮西寿々歌の一発ギャグが炸裂。「ドーナツの、この真ん中が、一番おいしいですよね、って、そこ穴やないかい!」と彼女が叫ぶと、観客は一瞬沈黙したのち、大きな歓声を上げた。7人は「完璧主義で☆」「skyfeelan」で美しいフォーメーションを披露し、新しい衣装に言及。松本かれんは「嘘みたいな長さのスカートです! こんなに短いの初めて(笑)」とうれしそうに口にした。

続いて歌われたのは、FRUITS ZIPPERの代表曲「ハピチョコ」。イントロが鳴り出す前、7人の立ち位置だけで「ハピチョコ」だと気付き歓声を上げるふるっぱー(FRUITS ZIPPERのファンの呼称)もいた。それから間髪をいれずに「君の明るい未来を追いかけて」「ずっと、ずっと、ずっと!」が披露され、暗転。メンバーが水分補給をしている間もフロアには「かわいいー!」という声が絶えず飛び交う。次に歌う曲が未発表の新曲であることが告げられ、仲川瑠夏は「この曲は今までの私たちにはないような曲で、簡単に言うと……パリピ曲(笑)」と説明。FRUITS ZIPPERと観客は新曲のコール&レスポンスを即席で練習し、「Going!」と名付けられたその曲で踊り騒いだ。その後「もっともっと熱くなっていきましょう!」という真中まなの煽りでスタートしたのは「ふれふるサマー!」。ふるっぱーはタオルを振り回し、飛び跳ね、フロアの熱気が急上昇していく。そんなにぎやかな空気は「Re→TRY & FLY」と「We are Frontier」で一変。マイナー調のメロディーが響き渡り、FRUITS ZIPPERが持つパフォーマンスの幅広さが提示された。

そして満を持して始まった「わたしの一番かわいいところ」。ミュージックビデオの再生回数が1000万回を突破し、彼女たちの名を世間に広く浸透させたこの曲では、7人のキュートな一面が存分に届けられた。「世界はキミからはじまる」「RADIO GALAXY」を経て、彼女たちはこの日2曲目となる未発表曲「ハートのローラーコースター」を披露。「RADIO GALAXY」の続編として制作されたこの曲に、ファンはじっと聴き入った。「超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~」ではメンバーと観客のハンドクラップの応酬が繰り広げられ、曲中のコールアンドレスポンスでふるっぱーが「おめでとう!」と叫ぶ。ステージ上方から紙テープが噴射され、華やかな祝福ムードが場内を満たした。

アンコールの拍手に迎えられてステージに現れるメンバー。改めて1人ずつ、結成1周年を迎えた所感を述べる。早瀬ノエルは「怒涛の1年でした。すごく幸せな日々を過ごしていたんですけど、やっぱり楽しいことばかりじゃないんですよね。なんて言ったらいいんだろうな……私の性格なんですけど、どうしても悲観的に考えてしまうクセがあって。この1年、いろいろ考えてしまって、そこまでつらく感じなくていいのにってこともつらく感じてしまうことが多くて。だけど、いつもそういうときにみんなの顔が浮かんできて、このまま終われないなって。みんなを幸せにして、一緒に高いところに行くまで、絶対にFRUITS ZIPPERを終われないなと思って。私がみんなに活動力をあげているつもりだったのに、いつの間にか逆になっていて、みんなが私の生きる理由になっていて、本当にありがとうございます」と涙ながらに語った。7人は再び「ハートのローラーコースター」を歌い、ステージをあとにする。

これで終幕かと思いきや、フロアからは「アンコール!」という叫びが鳴り止まない。ダブルアンコールに応えて、頭に鯛を被ったFRUITS ZIPPERが登場。この日のライブのテーマである“ちょめでた(超めでたい)”が視覚的にも体現された。さらに“ちょめでた”なお知らせとして、FRUITS ZIPPERが6月26日に東京・中野サンプラザホールで「さよなら中野サンプラザ音楽祭」に出演することが告げられる。フロアから大きな拍手が沸き起こる中、櫻井優衣は「中野サンプラザって、ハロプロさんの聖地じゃないですか! 中野サンプラザに立つことはもう叶わないなって思ってたんだけど、急遽立たせていただけることになって、本当に誇りに思います」と喜びを口にした。ラストナンバーは「超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~」。7人は圧倒的な幸福感をファンに届け、アニバーサリーライブを締めくくった。

FRUITS ZIPPER「FRUITS ZIPPER 1st Anniversary 超めでたいライブ!」2023年5月4日 豊洲PIT セットリスト

01. うぇるかむとぅ~ざ♡ふるっぱー!
02. 完璧主義で☆
03. skyfeelan
04. ハピチョコ
05. 君の明るい未来を追いかけて
06. ずっと、ずっと、ずっと!
07. Going!
08. ふれふるサマー!
09. Re→TRY & FLY
10. We are Frontier
11. わたしの一番かわいいところ
12. 世界はキミからはじまる
13. RADIO GALAXY
14. ハートのローラーコースター
15. 超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~
<アンコール>
16. ハートのローラーコースター
<ダブルアンコール>
17. 超めでたいソング ~こんなに幸せでいいのかな?~

さよなら中野サンプラザ音楽祭

2023年6月26日(月)東京都 中野サンプラザホール

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