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龍宮城5回連続「バイオレンス」、課題曲の数々を通じて成長見せたお披露目イベント

龍宮城(撮影:森好弘)
約1年前2023年05月07日 8:07

女王蜂のアヴちゃんがプロデュースを手がける7人組グループ・龍宮城のお披露目イベント「龍宮城の龍宮場 - 0年0組 特別授業 - 」が、昨日5月6日に東京・日本橋三井ホールで行われた。この記事では3部制で行われたイベントのうち、19:30開演の第3部の模様をレポートする。

龍宮城は、今年1月から日本テレビで放送されたスクール型オーディション番組「0年0組 -アヴちゃんの教室-」を経て結成された“オルタナティブ歌謡舞踊集団“。総勢19人の参加メンバーからITARU、KENT、Ray、KEIGO、S、冨田侑暉、齋木春空の7人がデビューメンバーとして選ばれ、4月17日にはオーディションの課題曲でもあった「RONDO」をプレデビューシングルとしてリリースした。今回のイベントでは彼らのオーディションの過程を振り返るかのように、課題曲の数々がファンの目の前で披露された。

開演時刻の少し前、客席後方には“アヴちゃん先生”が悠然と姿を現し、オーディエンスをどよめかせた。客席に軽く手を上げて挨拶したアヴちゃん先生、そして龍宮城メンバーとの対面を待ち焦がれる観客が見守る中、暗転した場内には“授業”の開始を告げるチャイムが鳴る。ステージに現れたメンバーが最初に歌った曲は、オーディションの舞台となった私立裏島音楽学院0年0組の校歌。0年0組のこれまでを振り返る映像とともに授業のオープニングを飾ると、続いては課題曲「Mr.FORTUNE」が披露された。番組でのパフォーマンスから遥かにレベルアップしたキレのあるダンスと圧倒的な歌唱力に、オーディエンスは息を呑んで見入っていた。

ここで7人は卒業式の呼びかけを模したパフォーマンスで、0年0組への入学から卒業までを振り返っていく。自身の成長や仲間との出会いや別れを語る中、Sは「文字数をめちゃくちゃオーバーしてしまったポエム試験。あの日から人の話をしっかり聞くようになりました」、ITARUは「死ぬかと思った『エンドレスバイオレンス』」と視聴者に強烈な印象を残したエピソードを振り返り、客席の笑いを誘った。その後は各メンバーが「昭和歌謡ボーカル試験」の課題曲を披露。冨田とKENTは「フレンズ」を、それぞれの関係性を表現したかのような振付とともに歌い、Sは「ギザギザハートの子守唄」を強い目線を交えて熱唱してマイクスタンドを蹴り飛ばした。この試験で1位を獲得したITARUは深みのある声で「異邦人」を歌い上げ、齋木はピンスポットに照らされながら「I LOEV YOU」の切ない世界観を表現した。

続くパートでは番組を支えてきたナレーションの“地獄の声さん”が、ファンから寄せられた質問を読み上げる。「オーディションを通じて一番印象が変わったメンバーは?」という質問には、齋木が「Sかな? 『見た目がいかついヤツがいるな』と思っていたんだけど、かわいいところもあって」と語ると、Rayも「最初は怖かったけど、同じチームになったらLINEでかわいい絵文字とか使っていて……」と同意。Sは「使ってないわ!(笑)」と照れながら否定した。一方、冨田が上げたメンバーはITARU。「『平成歌謡グループ試験』のときと今とでは全然違う」とその印象を振り返ると、ITARUは「あのときはみんなにビビってましたね……(笑)」と、オーディション初期の自らを省みていた。

元クラスメイトとの現在の交流を尋ねられると、Sは「今日はSHO-Kの誕生日なので『誕生日おめでとう』ってLINEを送ったら『今日は楽しんでこいよ』と返事をもらいました」というエピソードを、齋木は有薗莞爾やTOMO、KENTはRIONと今でも連絡を取り合う仲であることを明かし、生徒たちの変わらぬ友情でファンを感動させる。「アヴちゃん先生の言葉で印象に残っているのは」という質問にはRayが「いつも背筋を伸ばしていたけれど『背もたれあるから』と言っていただいて。安心していいんだなと思えました」、ITARUが「最終審査のときに『真心を感じます』と言われて『一生ついていきます』という感じでグッと来ました」、KEIGOが「0年0組が自分にとって大切な場所で、19人とずっと一緒にいると思っていたけど『0年0組は終わりますよ』と言われたことで覚悟が芽生えたと思います」と、それぞれの思い出を語った。

和やかなトークパートから一転し、「昭和歌謡ボーカル試験」以降に中途参加したRayとKEIGOが披露したのは女王蜂の楽曲「BL」。Rayが転校生として初めて生徒たちの前でパフォーマンスしたこの曲を、2人はストーリー性に満ちた振付を交えながら熱唱した。そしてメンバー全員が再びステージにそろうと、オーディション後半の山場ともなった女王蜂の楽曲「バイオレンス」を披露。アグレッシヴなパフォーマンスで観客を大いに盛り上げるが、番組内と同じくアヴちゃん先生からの「もう一度お願いします」という言葉とともに2回目、そして3回目のパフォーマンスへと続き、そのたびに会場の熱気は増していく。オーディションでBチームが披露した回数と同じ4回目を終えたあと、Sは「今回は最終公演ということで、5回目やらせていただいてよろしいでしょうか?」と観客に問いかけ、史上最多の5回連続のパフォーマンスに突入。各メンバーの鬼気迫る歌唱とダンスを通じ、0年0組と龍宮城の“ヤバさ”を改めてアピールするひと幕となった。

エネルギッシュなステージから一転し、続いては「ミュージカル楽曲試験」の課題曲「Seasons of Love」を7人が丁寧に歌い上げて場内を感動に導く。いよいよイベントも終盤となり、最後にメンバーを代表してKENTが「0年0組での出会いと別れを通じて表現者として成長できました。皆さんを驚かせて、そして支えられる集団でありたい」、Sが「このイベントを通じて0年0組が、龍宮城が愛されていると実感しました。皆さんとたくさんいろんな景色を観に行きたいです」と挨拶したあと、7人は最終試験の課題曲でプレデビュー曲ともなった「RONDO」を披露。情感豊かなパフォーマンスを終えると、7人はステージにマイクを置いて静かに去っていく。観客はその佇まいに圧倒され、静寂の中でそれぞれを見送った。

すべてのパフォーマンスが終わったあとのステージでは、5月10日に「Mr.FORTUNE」をデビューシングルとしてリリースすること、9月に大阪と東京で初のライブツアーを開催することが発表され、オーディエンスを大いに喜ばせた。改めて観客の前に現れた7人はアーティストとしてのさらなる成長、世界規模の活躍を目指すことを力強く語り、笑顔でステージをあとにした。

龍宮城「龍宮城の龍宮場 - 0年0組 特別授業 - 」2023年5月6日 日本橋三井ホール 第3部セットリスト

01. 裏島音楽学院 0年0組校歌
02. Mr.FORTUNE
03. フレンズ(冨田侑暉、KENT)
04. ギザギザハートの子守唄(S)
05. 異邦人(ITARU)
06. I LOVE YOU(齋木春空)
07. BL(Ray、KEIGO)
08. バイオレンス
09. バイオレンス
10. バイオレンス
11. バイオレンス
12. バイオレンス
13. Seasons of Love
14. RONDO

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