目黒蓮(Snow Man)と加山雄三が、「第31回 橋田賞」を受賞。本日5月10日に東京・ホテルニューオータニで行われた授賞式に出席した。
橋田壽賀子が理事を務めた一般財団法人・橋田文化財団による「橋田賞」は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かく取り上げてきた番組と人に対し、顕彰助成を行う賞。目黒は出演したフジテレビ系ドラマ「silent」で聴覚障害者という高い表現力を求められる役を演じきり、その繊細な演技で多くの視聴者を魅了。さらにはNHKの連続テレビ小説「舞いあがれ!」において、パイロットを目指して仲間達と切磋琢磨しながら成長する青年の役を好演したとして、「橋田賞新人賞」を受賞した。
賞状と副賞の時計、金一封を壇上で受け取った目黒は「『舞いあがれ!』という作品では、たくさんの初めてな経験をさせていただきました。そして、『silent』は皆さんの心を動かすことができた作品だったと思いますし、僕自身も心を動かされた1人です。あの世界の中で、佐倉想という人を演じることができて、光栄だったなと思います」と挨拶。そして、「silent」の撮影を振り返り「手話という言語を使った役だったんですがセリフを覚えるだけでなく、自分の手話、相手の手話を全部覚えたりとか、毎日いっぱいいっぱいだったんですが、そうやって作り上げた作品で『感動した』『影響されています』と声をもらったりですとか、今日のように賞をいただけて、がんばってきてよかったなと思います。今日もまた1つ、人生の経験を増やすことができて本当にうれしいです」と感謝を口にする。安堵の笑みで挨拶を終えると、司会の安住紳一郎アナウンサーからは「YouTubeの生配信をご覧になっているファンの皆さんへひと言」というリクエストが。これを聞いた目黒は照れ笑いを浮かべながら「……最後まで観てね!」とカメラに向けて呼びかけていた。
また加山は「歌手として俳優として長年放送文化の発展に大きく貢献してきた。知的で誠実でさわやかな姿は多くの視聴者を魅了する。常に好奇心を持って新しいものを追い続ける永遠の“若大将”の姿は、若い世代からも尊敬の念を持って支持されている」という選出理由により「橋田賞特別賞」を受賞した。壇上で橋田壽賀子との思い出を語った加山は「いい思い出だけが残っています。こんな賞を頂けて、申し訳ないなと思っているのですが……もう86歳になるんです。いい歳だと思うのですが、長生きするといいこともあるんですね。本当にありがとうございます」と感謝を口にした。
ほか、「橋田賞」は「silent」(フジテレビ)、「プレバト!!」(毎日放送)、俳優の小池栄子と長澤まさみに、「橋田賞新人賞」は俳優の伊藤沙莉と脚本家の生方美久に、「橋田賞特別賞」は俳優の草笛光子に贈られた。
第31回 橋田賞
橋田賞
「silent」(フジテレビ)
「プレバト!!」(毎日放送)
小池栄子
長澤まさみ
橋田賞新人賞
目黒蓮(Snow Man)
伊藤沙莉
生方美久
橋田賞特別賞
草笛光子
加山雄三