11月に全国公開される品川ヒロシ監督、倉悠貴主演の映画「OUT」のヒロインとして与田祐希(乃木坂46)が出演する。
「OUT」は「ヤングチャンピオン」に連載中のヤンキーマンガを原作とした実写映画。監督である品川の中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録ストーリーで、倉が“伝説の超不良”である井口を、醍醐虎汰朗が暴走族「斬人(キリヒト)」総長の丹沢敦司を、水上恒司が副総長の安倍要を演じる。
与田が演じるヒロイン・皆川千紘は「斬人」の5代目総長・皆川状介の妹で、ボウリング場“アイビーボウル”で働いている。暴走族同士の抗争で兄を亡くすというつらい過去を持ちながらも、揉め事を止めるためならヤンキーたちを一喝し平手打ちも辞さない強気な役どころだ。
撮影に際し、人生で一番髪色を明るくしたという与田は「乃木坂のメンバーやスタッフさんにヤンキーだ!といじられつつも、新鮮でしたし、心なしかこの期間は千紘みたいに強くいられた気がします!」とコメント。また監督の品川も「どちらかと言うと穏やかな雰囲気の与田さんが暴走族相手に喧嘩腰のセリフが言えるのか?と思いましたが、堂々と渡り合っていました」と与田の演技を絶賛している。
与田祐希 コメント
オファーを受けた際の気持ち
強そうな男性キャストが多い中、ヒロインとしての役割を果たせるか不安はありましたが、とても有難い経験だなと思いました。全力で向き合って、ぶつかっていきたいなと思いました。
脚本・原作コミックを読んで撮影に臨んだときの気持ち
自分の知らない世界だったので不安と楽しみな気持ちでいっぱいでした。
ヤンキーは正直怖いと思っていたけど、千紘としては怯えるわけにはいかないのでYouTubeでヤンキー動画を見て、ヤンキー慣れして現場に行きました!
今回の役どころを演じてみて
見た目でいうと、人生で一番髪色を明るくしました! 撮影期間中は乃木坂のメンバーやスタッフさんにヤンキーだ!といじられつつも、新鮮でしたし、心なしかこの期間は千紘みたいに強くいられた気がします!
品川ヒロシ監督について
撮影の合間にもたくさんお話しさせていただけて嬉しかったし、楽しかったです!
今では私にとって東京のお父さんのような存在になりました!
今回ご一緒できてとても光栄でした!
撮影を振り返って
アクションシーンの撮影や特殊メイクを近くで見て、衝撃を受けました。とても迫力があったので映像として観れるのが楽しみだなぁと思いました! 自分のシーンではビンタに苦戦しました。
共演者について
倉さんはまじめで柔らかい方だけど達也を演じられている時はいい意味でただのヤンキーで、すごい方だなぁと思いました。
主演ということもあり、いつも倉さんが現場を包み込んでくださっていました!
醍醐さんは丹沢と同じように現場のムードメーカーでした!
水上さんは同郷の先輩として背中を押してくれる存在でした! ヒゲ面デカ男というワードが個人的に大好きです!
本作を通して伝えたいこと
仲間のために命懸けで戦う姿はかっこいいけれど、千紘としては命の重みを伝えたいです。
観客へのメッセージ
個人的には、暴力的でバカだけどなぜか憎めないキャラクター達がどんどん愛おしくなっていく感覚に陥ってしまいました。
男性はもちろんですが、女性目線で観てもきっと楽しめる作品だと思います! グッと来たり、クスッとしたり、ドキッとしたり、いろんな瞬間を感じていただけたらと思います!
品川ヒロシ監督 コメント
キャスティング意図について
千紘は、存在感が大事だと思いました。暴走族の喧嘩のど真ん中に入っていっても負けないオーラを持つ与田祐希の光。それがキャスティングの決め手です。
撮影を終えて
千紘は、芯が強く口の悪いヒロイン。どちらかと言うと穏やかな雰囲気の与田さんが暴走族相手に喧嘩腰のセリフが言えるのか?とも思いましたが、堂々と渡り合っていました。
達也をなじるシーンはなかなか見られない与田祐希が見られます。
撮影の時の与田さんはとにかく明るくて気さくでちょっと天然で、めちゃくちゃ可愛い。まさにヒロイン。アルミホイルにさつまいもを包んで持ってきて「焼いて食べようと思って」と言っていたのには爆笑しました。
観客へのメッセージ
ガッツリとした恋愛のシーンはないけれど、それでもやっぱりヒロインの千紘と達也の距離が近づいていくのには、ちょっと胸がぽかぽかします。