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筋肉少女帯が「UFOと恋人」をライブで再現、疲れ知らずでライブをする方法に気付く

大槻ケンヂ(撮影:コザイリサ)
8か月前2023年06月03日 3:06

メジャーデビュー35周年を記念して、昨年5月から「Debut 35th カウントダウンシリーズ」と銘打ったさまざまなライブを展開している筋肉少女帯。彼らがそのライブシリーズの最終章として、5月20日に神奈川・Yokohama Bay Hallで「『UFOと恋人』発売30年記念再現+Xライブ」、5月29日に神奈川・CLUB CITTA'で「『UFOと恋人』発売30年記念再現+XXライブ」を開催した。これらのライブは、筋肉少女帯が1993年に発表した8枚目のオリジナルアルバム「UFOと恋人」を再現するというもの。本稿では29日のCLUB CITTA'公演の模様をレポートする。

開演後、Emerson, Lake & Palmerの「聖地エルサレム」が会場に流れ、荘厳な曲に合わせてステージが照明で赤く染まる。が、まもなく流れ始めたのは、その雰囲気とは反対のご陽気なお囃子だった。照れたような表情で大槻ケンヂ(Vo)が1人でステージに現れ、「UFOと恋人」の1曲目「おサル音頭~BORN TO BE WILD~」を歌い出すと、声出しが解禁されたフロアで「モキモキモキー」「ウキウキウキー」といった声が沸き上がった。その楽しさに誘われるように橘高文彦(G)、本城聡章(G)、内田雄一郎(B)、そしてサポートの三柴理(Key, Piano)と長谷川浩二(Dr)も音頭に合わせて手拍子しながらステージに登場。お祭りムードが高まる中、ライブは開幕した。

「暴いておやりよ ドルバッキー」でバンドとオーディエンスがひとつになったのち、大槻は「このノリもひさしぶりだねー」と語り、「UFOと恋人」の発売から30年が経ったことにしみじみとしていた。今回の「UFOと恋人」再現ライブで、セットリストの重要性に気付いたという大槻。激しい曲を続けなければ疲れ知らずで延々とライブを続けることができ、終演後にロキソニンのお世話にならなくても大丈夫だという。

その後も、橘高と三柴がエモーショナルにソロを掛け合った「くるくる少女」や、大槻がストーリーテラーとして観客を惹きつけた「高円寺心中」と、彼らはアルバムの収録順通りに楽曲を披露。30年前のエピソードやこぼれ話を織り交ぜながらライブは進行していく。「きらめき」を終えたところで会場は一度暗転。衣装をチェンジしたメンバーが「君よ!俺で変われ!」でライブを再開させた。

その後のMCでは、メジャーデビュー35周年の記念日である6月21日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でライブ「#筋少の日」を開催することと、それに先駆け6月14日にデビュー35周年記念オールタイムベストアルバム「一瞬!」をリリースすることを告知。ベスト盤についての本城の「聴きどころは35年分ある」というコメントに、大槻が「35年もやったら1曲ぐらい幽霊の声が入っていても」と語り始めると、橘高が「実は……」と不穏なことを言い出し、身近なオカルト話にうれしさを隠せない様子で大槻が食いついていた。

「UFOと恋人」のラストを締めくくる「バラード禅問答」では、メンバーの歌うメロディや奏でる旋律が美しさを帯びながら響き渡る、感動的な展開に。そして本編ラストとして、2017年発表のアルバム「Future!」から「ディオネア・フューチャー」が披露された。さらにアンコールとして、ベストアルバム「一瞬!」に収録される新曲「50を過ぎたらバンドはアイドル」、およびメジャー1枚目のシングルである「釈迦」を畳み掛け、彼らは激しく熱いステージを締めくくった。

なおYouTubeではベストアルバム「一瞬!」の試聴ダイジェスト映像を公開中。新曲やセルフカバーの新録音源3曲もここで聴くことができる。

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