JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイトJOYSOUND公式キャラクター「ジョイオンプー」

「あなたらしく楽しんで」竹内アンナがdawgssと回った“濃厚な”「at FIVE」ツアー最終日

竹内アンナ(Photo by Kazushi Hamano)
11か月前2023年06月12日 3:01

竹内アンナの全国ツアー「RELEASE TOUR 2023 -at FIVE-」が6月9日に東京・LIQUIDROOMで最終日を迎えた。

竹内の最新EP「at FIVE」のリリースを記念して実施されたこのツアー。さまざまな編成でライブを行ってきた竹内は今回、森光奏太(B)と上原俊亮(Dr)からなるdawgssとのスリーピース編成で全9公演に臨んだ。

ピンクのライトがステージを染め上げる中、dawgssが持ち場に着いたあとステージに登場した竹内。エレキギターをかき鳴らしながら彼女は「あなたらしく楽しむ準備はできてますか」と声を張り上げる。ライブの幕開けを飾ったのは、きらめくサウンドとは裏腹に切ない別れがつづられた「サヨナラ」。瑞々しいアンサンブルがフロアに響き渡ると、オーディエンスがリズミカルにハンズアップした。鋭いギターカッティングで始まった「Free! Free! Free!」では、激しく明滅するライティングのもとスピード感のあるサウンドが轟き、瞬く間に高揚感をもたらす。続いて竹内は集まったファンを歓迎するように「あいたいわ」を披露。ひときわチャーミングな歌声で楽曲の世界観を盛り上げた。

竹内は「待ちわびてました。東京! すでに最高ですね」とハイテンション。「あなたの“好き”と私の“好き”が詰まったライブにしましょう」と語りかけ、「Love Your Love」を通じてポジティブなメッセージを放つ。その後、熱気に満ちた場内をクールダウンさせるように「TOKYO NITE」「made my day」が届けられると、浮遊感のあるサウンドに乗せて観客が思い思いに体を揺らした。デビュー曲「ALRIGHT」で軽快なギタープレイを見せた竹内は、愛機を置いて楽しげにハンドクラップ。このツアーのために制作したという特別なリミックスで「泡沫SUMMER」をキュートに歌った。ここでdawgssがステージから捌け、1人ステージに残った竹内は「ICE CREAM.」「RIDE ON WEEKEND」を弾き語り。ほのかな灯りに照らされながらじっくりと歌声を響かせ、場内に深い余韻を残した。

dawgssが再び合流し、ラストスパートに向けてギアを入れる竹内。“自己肯定感”をテーマにした「WILD & FREE」ではアッパーなビートに乗せて軽快なラップや巧みなギタープレイを繰り広げ、自身の持ち味を存分に発揮する。さらにライブ定番の「I My Me Myself」がドロップされると、突き抜けるようなボーカルと熱のこもったソロプレイでオーディエンスをさらなる興奮へと誘った。熱気冷めやらぬフロアで竹内は「こうやって来てくれてる皆さんのおかげで、今年8月にデビュー5周年を迎えます。楽しみなことをたくさん用意しているので期待していてください。でも周年に限らず音楽を作り続けていきますのでよろしくお願いします」と決意を述べる。そして本編の最後に披露されたのは、めまぐるしく変わるサウンドとリリカルなラップが印象的な「生活」。新境地を切り拓いたこの曲でオーディエンスを惹きつけた竹内は、笑顔でステージをあとにした。

アンコールを求める観客の拍手を受けて再登場した竹内は「ツアーが終わっちゃうんですよ。寂しいです。濃厚だからこそあっという間に過ぎ去っていって。これからの未来がさらに楽しくなるようなツアーだったと思います。明日ちょっとがんばろうと思えたり、自分の魅力に改めて気付いたり、私の曲がそういうきっかけになればいいなと思います」と思いを口に。アコースティックギターを手にすると「ALRIGHT」をもう一度パフォーマンスし、スキルフルなプレイを惜しみなく見せた。拍手喝采が巻き起こる中、「RELEASE TOUR 2023 -at FIVE-」は竹内の閉幕宣言によって終演した。

竹内アンナ「RELEASE TOUR 2023 -at FIVE-」2023年6月9日 LIQUIDROOM セットリスト

01. サヨナラ
02. Free! Free! Free!
03. あいたいわ
04. Love Your Love
05. TOKYO NITE
06. made my day
07. 20 -TWENTY-
08. ALRIGHT
09. 泡沫SUMMER
10. ICE CREAM.
11. RIDE ON WEEKEND
12. 手のひら重ねれば
13. YOU+ME=
14. WILD & FREE
15. I My Me Myself
16. 生活
<アンコール>
17. ALRIGHT

関連記事

「SMA 50th Anniversary presents『Solo×Solo みんなで 集まっちゃう?』」キービジュアル

SMA創立50周年イベントに足立佳奈、崎山蒼志、スピラ・スピカ、竹内アンナら出演

9日
竹内アンナ(Photo by Kazushi Hamano)

竹内アンナ初のビルボードツアー、思い出のステージでパジャ海と“カッコいいライブ”

約1か月
竹内アンナ「THE BEST DRAMAS 2018-2024」フライヤー

竹内アンナの5年間を凝縮、恵比寿でアーリーベストなワンマン

約1か月
「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2024 supported by 奥村組」メインビジュアル

「ギタージャンボリー」大木伸夫、Kenta Dedachi、カネコアヤノ、崎山蒼志の出演決定

2か月
テイチクエンタテインメント創立90周年記念のロゴ。

テイチク90周年記念の配信フェス開催 怒髪天、AFOC、加藤和樹、BEGIN、青山吉能ら45組参加

3か月
竹内アンナ

竹内アンナが2年ぶりフルアルバムリリース、初のビルボードツアー開催

3か月
claquepot

claquepot、宮川大聖&Aile The Shotaら参加のEPとライブアルバムからなる新作発売

5か月
「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2024 supported by 奥村組」出演アーティスト第1弾

「ギタージャンボリー」第1弾発表にトータス松本、竹原ピストル、初登場の浜崎貴司、阿部真央ら

5か月
竹内アンナ

竹内アンナがcolyの新作ゲーム・ブレイクマイケースに主題歌提供「本当に感無量」

6か月
「ZIP AUTUMN SQUARE」告知ビジュアル

ZIP-FMの30周年企画に矢井田瞳、藤巻亮太、吉田山田、SEAMO、nobodyknows+ら

8か月