泣き虫だった加藤史帆、ポジティブになり体にも変化　“今ならでは”の表情詰まった1st写真集

加藤史帆（日向坂46）が1st写真集「#会いたい」の発売を記念してメディアの取材に応じた。

6月20日に発売される「#会いたい」のロケ地は加藤の憧れの地・ハワイ。彼女の写真集の制作自体は以前から決まっていたが、コロナ禍の影響で海外ロケが難しいことから撮影が延期となっていた。満を持してハワイでの撮影が実現し、完成を間近に控えた心境を問うと、加藤は「全ページ自分っていうのがまずソワソワするんですけど、早くいろんな方に見てもらいたいなと思いました。でもちょっと恥ずかしいですね」とはにかむ。

2016年、日向坂46の前身グループ・けやき坂46のオーディションに合格しアイドル活動をスタートさせた加藤。楽曲フォーメーションのフロント常連でシングル表題曲のセンターの経験も持ち、“エース”と評されることもある彼女だが、活動初期の頃は自分に自信がなくネガティブで、涙を流すことも少なくなかったという。そんな彼女は最近、同期の佐々木美玲から「初期と比べたら本当に変わったよね」と言われるなど、自他ともに認めるほど内面が前向きに変化。以前は手相が薄く、それは自分に自信がない証拠だとゲッターズ飯田から聞いていたが、今では少し濃くなったと話す。「いろんなことを経験して強くなれたと思います。泣いてばかりだったのに『ハッピーオーラ』（欅坂46の7thシングル『アンビバレント』TYPE-B収録）でセンターを任せていただいたり、日向坂46の1stシングル『キュン』でもフロントに立たせていただいたり。本当にスタッフさんが育ててくださいました」と述懐した加藤は、「初めの頃はカメラも怖いと思っていたので。今じゃなかったら、水着を着てこんなふうに笑えてなかったと思います」と、自信が身に付いたからこその写真集に仕上がったことに胸を張った。

ハワイロケの印象的なエピソードを問うと、加藤は「天国の海」と言われるラニカイビーチでの撮影を振り返り「ハネムーンで絶対に行きたい！」と目を輝かせる。雨上がりの虹や、大通りでのスリリングな撮影などについて語る中で、彼女がひときわ楽しげな表情を見せたのは、ゲームセンターの思い出。「ハワイのゲームセンターは日本とはちょっと違って、『イエーイ!!』みたいな。本気で熱い人たちが遊んでいて、照明などの色味も派手で、イチオシスポットです」と加藤は興奮気味に話した。彼女がゲームに没頭する姿は写真集にて確認を。なお本書には加藤が幼少期に家族旅行でハワイに訪れた際、カメハメハ大王像の前で家族と一緒に撮った写真の再現カットも収められている。

日向坂46は今年3月で活動5年目に突入。意識が変わった部分や、今後について考えることはあるか聞くと、加藤は「メンバーとごはんに行ったときに『また東京ドームや横浜スタジアムでライブしたいね』と話したりします。あと、四期生とはまだ別で活動することが多いですけど、これから一緒に活動することが増えてくるでしょうし、もっと強いチームになりたいので、もっと仲よくなりたいです」と回答。後輩が増えて自身は変化した？という質問に、「小西夏菜実ちゃんという子がずっと私のことを応援してくれてたみたいで。そういう子が日向坂46に入ってきてくれたのがすごく不思議。変なことしたら真似しちゃうから、気を付けないとなあという意識は芽生えました」と気を引き締めた。最後に加藤はおひさま（日向坂46ファンの呼称）に向けて「無邪気な私から、25歳の大人っぽい私まで詰まっているので、これを見て『かとしに会いたい』と思ってもらえたらうれしいです」と写真集をアピールした。

ちなみに加藤は最近、X JAPANの大ファンになったという。もともと存在は知っていたものの、改めてライブ映像を観て心を奪われたそう。この取材中にもX JAPANの魅力を熱弁した彼女は「テレビで歌ったり、グッズを着たりしていたら、ファンの方にも私がXにハマっていることがバレてきました。いつかライブに行ってみたいです」とまぶしい笑顔を見せた。