JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

THE BACK HORN全国ツアー完走、ビルボードで生まれ変わった楽曲を届ける

「『KYO-MEIワンマンツアー』~REARRANGE THE BACK HORN~」東京・Billboard Live TOKYO公演の様子。
2年近く前2023年07月31日 11:01

今年結成25周年を迎えたことを記念して6月にリアレンジアルバム「REARRANGE THE BACK HORN」をリリースしたTHE BACK HORN。このアルバムを携え行ってきた全国ツアー「『KYO-MEIワンマンツアー』~REARRANGE THE BACK HORN~」が昨日7月30日の東京・Billboard Live TOKYOでファイナルを迎えた。2部制で行われた公演のうち、この記事では第2部の模様をレポートする。

会場のシックな雰囲気に合わせてモノトーンのシャツやジャケットスタイルでメンバー4人とサポートを務める曽我淳一(Key)がステージに登場。松田晋二(Dr)が細かくハットを刻み、「冬のミルク」でライブをスタートさせる。メンバーも観客も全員が着席してのライブは、25年のキャリアの中でも初めてのこと。しかも会場はBillboard Live TOKYO。慣れないライブに戸惑う素振りを見せつつも、メンバーはバンドの新たな1ページを楽しむように演奏を届けていった。

彼らは、山田将司(Vo)のがなり声が特徴だった「幾千光年の孤独」を憂いを帯びたアダルトなボーカルで生まれ変わらせ、「美しい名前」では大胆にイントロをカットするアレンジで楽曲に新たな息吹を吹き込む。また「ファイティングマンブルース」では菅波栄純(G)が気持ちよさそうに鳴きのギターソロを炸裂させ、直後のMCで岡峰光舟(B)に「ここから見てもいい顔でソロ弾いてたね」とツッコまれていた。そのMCではやはり着席スタイルでのライブが話題に。長時間椅子に座りっぱなしとなるため、菅波の椅子がクッション性のあるものに変更されたことが明かされたほか、菅波の音頭で乾杯するひと幕もあった。

ライブは岡峰の奏でるアコースティックベースが温かなミディアムナンバー「夕暮れ」で後半戦に突入。「光の結晶」「罠」と続くと、着席ながらも熱気が場内に充満していく。「夢の花」では躍動するリズム隊の演奏の上をファンキーなギターと山田のスキャットが滑走し、大盛り上がりとなった。

紅潮した客席のファンを見渡した山田は「THE BACK HORN、25周年を迎えることができました。『THE BACK HORNは変わった』と思う人もいるかもしれないけど、変わってもいいと思っていて」と語り始める。「ただ逃げたりせずに一緒にがんばっていこうという気持ちは持ち続けているつもりです」と言葉をつなげ、「どんなときでも、みんなが嫌なことを忘れられる楽しいライブをこれからも作っていけたらと思います」と決意を口にした。本編ラストは25周年を記念して作られた「Days」、アンコールでは「サイレン」が届けられ、ライブは幕引き。終演後の場内には、普段の公演とは異なる余韻が充満していた。

THE BACK HORN「『KYO-MEIワンマンツアー』~REARRANGE THE BACK HORN~」2023年7月30日 Billboard Live TOKYO セットリスト

01.冬のミルク(Rearrange)
02.幾千光年の孤独(Rearrange)
03.ガーデン(Rearrange)
04. 美しい名前(Rearrange) 
05. 幻日(Rearrange)
06. ファイティングマンブルース(Rearrange)
07. 夕暮れ(Rearrange)
08. 羽根~夜空を越えて~(Rearrange)
09. 光の結晶(Rearrange)
10. 罠(Rearrange)
11. 夢の花(Rearrange)
12. Days
<アンコール>
13. サイレン(Rearrange)

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

「幻想庭園音楽祭」告知画像

岡山「幻想庭園音楽祭」にホリエアツシ、卓真、山田将司&村松拓

2日
ゆべしス

バクホン松田と箭内道彦のゆべしスが16年ぶりアルバム発表、福島&東京でリリースライブ

3日
THE BACK HORN(撮影:西槇太一)

THE BACK HORN、“ホームであり原点”の歌舞伎町から踏み出した新たな一歩

4日
「風とロック芋煮会 2025」ロゴ

「風とロック芋煮会」にLOW IQ 01と高橋優&亀田誠治のメガネツインズ、日割り第1弾も発表

10日
THE BACK HORN。左から2人目が菅波栄純(G)、3人目が山田将司(Vo)。

あのちゃんからTHE BACK HORNへビリビリ電流の“ご褒美”

21日
「MAN WITH A MISSION presents "XV e.p. Tour 2025"」ビジュアル

マンウィズ「XV e.p.」ツアーに[Alexandros]、THE BACK HORN、MONGOL800

25日
「TAKASAKI CITY ROCK FES.2025」ロゴ

群馬「タカサキロック」にG-FREAK、バクホン、クジラ夜の街、トンボコープ、Blue Mash

27日
「風とロック芋煮会 2025」ロゴ

福島の奇祭「風とロック芋煮会」に甲本ヒロト、怒髪天、バクホン、亀田誠治、奈良美智ら

約1か月
「F.A.D YOKOHAMA presents THE SUN ALSO RISES vol.354」告知ビジュアル

THE BACK HORNとLOSTAGE、横浜でツーマン開催

約1か月
キニナル君が行く!

全国ツアーをするにはどうしたらいい?

約1か月