JOYSOUND 音楽ニュース
powered by ナタリー
「JOYSOUND X1」公式サイト「ジョイオンプー」LINEスタンプ販売中

“音楽の聖地”東京・日比谷野音、来年10月から使用休止 老朽化により建て替えへ

日比谷公園大音楽堂
2年近く前2023年09月06日 8:03

東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)の使用が、2024年10月1日より休止されることが明らかになった。

日比谷野音は1923年7月に開設され、今年で100周年を迎えた。過去にも改修が行われたが、最後の改築から約40年が経過し、老朽化が進んだため、建て替えが決定した。来年9月30日まで現在の建物で運用され、再整備後の施設利用については詳細が決まり次第、アナウンスされる。また新たな施設について、東京都建設局では「都立日比谷公園大音楽堂の再整備に関する基本方針」を策定。基本方針では野音ならではの開放感を維持することを前提に、ステージ上および観客席前方に屋根を設置すること、施設の利便性を高めるために控室やバックヤードなどの機能拡充を図ることなどが挙げられている。

日比谷野音の歴史は長く、開設からわずか2カ月後の1923年9月1日に関東大震災が発生。会場は娯楽施設の壊滅した都内における当時の市民生活に健全な娯楽を与える場所として、音楽会や舞踏会、野外劇などに利用された。太平洋戦争の影響により一時休館したものの、戦後はロック、フォークの音楽会場として盛んに利用され、現在に至っている。日比谷野音は、これまでにキャロルの解散コンサート、キャンディーズの解散宣言、尾崎豊のステージ飛び降り事件など数々の伝説とも言えるライブが行われただけでなく、日本のロック発展を目指して生まれた「10円コンサート」や、女性ミュージシャンのみによるロックフェス「NAONのYAON」が開催されるなど、日本の音楽発展に欠かせない“音楽の聖地”として会場として多くの音楽ファンに認知されている。

日比谷野音では今年4月から11月にかけて、開業100周年を記念した「日比谷野音100周年記念事業」を展開中。亀田誠治が委員長を務める日比谷野音100周年記念事業実行委員会は、「ライブ・イベント事業」「アーカイブ事業」「PR事業」を柱として、さまざまな音楽イベントや展示を行っている。

JOYSOUND
JOYSOUND.COMカラオケ歌うならJOYSOUND

関連記事

「風とロック芋煮会 2025」ロゴ

「風とロック芋煮会」にLOW IQ 01と高橋優&亀田誠治のメガネツインズ、日割り第1弾も発表

約24時間
テレビアニメ「おそ松さん」第4期メインビジュアル ©︎赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

DA PUMPがOP担当「おそ松さん」PV公開、あたらよ・ひとみ&松野家6兄弟がEDテーマ歌唱

1日
石川さゆりの音楽履歴書。

石川さゆりの音楽履歴書|心赴くままに音楽と生きてきた──歌手生活53年、研ぎ続ける感性

10日
西川貴教「HEROES」通常盤ジャケット

西川貴教「おっさん剣聖」OP主題歌のMV公開、日常の中に隠れた“ヒーロー”を描く

16日
氷川きよし

氷川きよしが松田聖子の「赤いスイートピー」カバー、歌手を目指すきっかけとなった特別な1曲

17日
「風とロック芋煮会 2025」ロゴ

福島の奇祭「風とロック芋煮会」に甲本ヒロト、怒髪天、バクホン、亀田誠治、奈良美智ら

29日
「Road to 日比谷音楽祭2025」告知ビジュアル

亀田誠治、真心ブラザーズ、清塚信也が「日比谷音楽祭」の魅力伝える番組放送

約1か月
西川貴教「HEROES」通常盤ジャケット

西川貴教「おっさん剣聖」OP主題歌リリース、CDにはスポーツヒーローの西川トレカ封入

2か月
「日比谷音楽祭2025」ロゴ

日比谷音楽祭にKREVA、和田唱、すずめのティアーズ、渋谷慶一郎×フランチェスコ・トリスターノら

2か月
「雨が止んだら」参加アーティスト

Mr.Children桜井和寿×亀田誠治の「日比谷音楽祭」ソング発売、歌うのは井上芳雄ら

3か月