日向坂46の上村ひなのが1stソロ写真集「そのままで」の発売を記念してメディアの取材に応じた。
7月、初めて表題曲センターを担当した日向坂46の10thシングル「Am I ready?」が発売され、初主演ドラマ「DIY!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」の放送がスタート。さらには同月にソロ写真集の発売が発表されたことは、「上村ひなのが日向坂46の2023年夏の“顔”」であると多くのおひさま(日向坂46ファンの呼称)に印象付けた。目覚ましい活躍を見せる彼女はその胸中を「たまたまこの夏にいいお知らせが集まって、今がピークなんじゃないかと思うくらい(笑)、幸せなことだと思っています。これからも日向坂46のみんなと一緒に素敵な夢を叶えていけるようにがんばりたいです」と謙虚に語る。
写真集の第1報で「自分でも知らなかった私が詰まっています」とコメントしていた上村。具体的にどんな自分と出会ったのかを問うと、彼女は「シャイで人見知りな性格をしていると自分では思っていたんですけど、この写真集でおちゃらけていたりとか、おちゃめな自分の姿を見ることができて。明るい、笑顔の一面をたくさん知ることができた気がします」と明かす。また上村は白の水着姿でビーチに寝そべった、大人びた表情の1枚を挙げ「普段はグループの末っ子キャラで妹のように皆さんにかわいがっていただいていますが、この写真は自分でもびっくりするくらいギャップがあってお気に入りです」と紹介した。
写真集のタイトル「そのままで」は、日向坂46のプロデューサー・秋元康の考案による複数候補の中から上村が「絶対これだ!」と即決。さまざまな特技や魅力を持つメンバーに囲まれて活動する中で「自分には特別できることがない」と悩んでいたという彼女は「この言葉をいただいて、自分らしさを大切に“そのままでいる”のもいいことなんじゃないかと思えたので、自分にとって本当にお守りみたいな言葉になりました」と柔和な笑顔を見せた。そんな上村は今回初挑戦した水着やランジェリーでの撮影にも、今のありのままの姿を見せられるよう、無理な体作りをせずに臨んだという。
本書の舞台は、日向坂46と縁の深い日向市のある宮崎県、グループ合同オーディションの合格祈願をした神社のある埼玉・秩父市、生まれ育った東京という、上村にとってのパワースポット3カ所。そんなロケ地のコンセプトにちなみ、「普段の生活のパワーの源」を聞くと、上村は「やっぱりファンの皆さん」と答えた。ここ数年はコロナ禍などの影響でオンラインイベントが多かったものの、リアルイベント「リアルミート&グリート」が7月に行われ、実際にファンに会える喜びを感じたという彼女は「私の活動に対して喜んでくださっているという事実が一番の原動力なので、応援してくださる方にずっと笑顔でいてほしいと思います」と祈るような表情を浮かべた。
「いつか自信を持ってセンターに立てるくらい成長すること」が1つの目標だったという上村。そのポジションを実際に経験した彼女は「なかなか自信を持つというのは私にとって難しいことで、正直、自信がついたわけではないんです。でもそんな自分だからこそできることを見つけていけたらと、ちょっとポジティブな考え方に変わりました」と自身に生じた変化を明かす。また上村はドラマ主演を務め、難しさを感じつつも芝居を楽しんでいる様子。「私自身、映像作品を観ている中で、日常を切り取ったような自然な演技がすごく好きなので、そんな演技ができるようになりたくて。まだまだ続くアイドル人生の中で、ちょっとずつでも叶えて行けたらいいなと思います」と演じることへの意欲を見せた。自分と正反対のキャラクターを演じるなら?という質問には「個性的なキャラクターに憧れているので、やってみたいですね。正反対……なんだろう、ギャル?(笑)」とはにかんだ。
日向坂46は8月末から10月にかけて全国ツアー「Happy Train Tour 2023」を行う。開幕を目前に控えた取材時にこのツアーへの意気込みを聞くと、上村は「ツアーではファンの皆さんとの距離感の近さを大切にしています。私たちが客席の近くに行くこともあるかもしれないので、1人ひとりと交流したいです。昨年よりもっともっとパワーの強い素敵なツアーにできたらと、メンバーみんなで意気込んでいます」と語った。そして最後に、ファンに向けて「撮影日が毎回のように晴れていて、そういう写真を見ているうちにきっと心も晴れやかになると思うので、この写真集を見てたくさんの方に笑顔になっていただけたらうれしいです」と写真集をアピールした。
写真集「そのままで」は9月12日に発売される。
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