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NOAが写真集の韓国ロケで感じた“練習生時代と現在”、TREASUREジュンギュの曲には驚きの連続

NOA
1年以上前2023年09月28日 10:04

NOAの1st写真集「Youth」が9月22日に宝島社から発売された。これに伴い、NOAが音楽ナタリーの取材に応じた。

橋の上から見る青春

「Youth」のロケーションとなったのは、NOAが“青春時代”を過ごした韓国。写真集では、彼が韓国での練習生時代に使用していた最寄駅や「行ってみたかった」トレンドのドーナッツショップまで、さまざまな場所で撮影が行われた。また本誌に記された「僕の青春と旅をする1冊」というNOAの言葉通り、彼の青春の思い出が詰まったロケーションでも撮影を実施。中でも表紙写真に採用された橋の上から見る景色には強い思い入れがあると語る。「練習生のときにつらいことがあったときによく足を運んで、あの景色を見てはリラックスをしてました」と当時を振り返りつつ、「けど今の自分は同じ景色を見てても感じることは違いました。当時は自分の未来に漠然とした不安があったんですけど、今回の撮影で改めてこの景色を見ると、アーティストとしてデビューした今は、当時よりも未来が鮮明に見えているというか。挑戦したいことや実現したいことのビジョンがクリアなので、当時との気持ちの変化を感じられました」と続けた。

写真集には、NOAの愛犬であるマルックス(マルチーズとミニチュアダックスフンドのミックス犬)のラッフィーもゲスト出演。当初ラッフィーの撮影は予定されていなかったものの、「僕の初めての写真集には、どうしてもラッフィーにも出てほしかった」と、NOA自身が版元に相談したことで“共演”が実現した。普段のラッフィーの様子について、NOAは「比較的落ち着いているほうかもしれません。1人でずっと寝てたりとかしてマイペースですね」と説明。その後も「基本かまちょなので、ずっとこう、僕の膝の上にいたり、自分でおもちゃを持ってきて『遊んでー』ってこっちに来たりとか。本当に無邪気な男の子なんです」とラッフィーの話題になると一気に表情を緩ませる。撮影中のラッフィーは普段と比べると少し興奮気味ではあったものの、いざカメラを向けられるとしっかりと前を向き、カメラマンに向けてさまざまな表情を見せてくれたそう。なおお気に入りのラッフィーのカットを尋ねると、NOAは「わ、難しいですね……」としばし考え込んだのち、「表情に普段のラッフィーらしさが出てるのでこれにします。ラッフィーの口角が上がってるし、すごいかわいい顔してる」と言って121ページに掲載されている仲睦まじいツーショットをセレクトした。

YGでの教え

本書にはNOAのロングインタビューも掲載されており、彼のアーティストとしてのルーツである韓国の大手事務所・YGエンタテインメント時代についても語られている。アーティストとして活動する中でYGでの経験がどれくらい生かされているか?という質問を投げかけると、NOAは「僕の姿を見て少しでも『いいな』って思ってもらえる部分があったとしたら、それはすべてYGで培われたものだと思います。事務所に入るまではボーカルやダンスの経験がなくて、すべての基礎をYGで学んだので」と断言し、「『世界を目指す』という確固たるマインドもそうですし、世界で活躍することを見据えた練習方法まで、すべてが今の僕を形作っています」と述べる。

アーティストとしての姿勢や立ち居振る舞い、周囲の関係者に対する礼儀作法も練習生時代に学んだと言い、「事務所内にいつも貼ってある紙があって、そこに『事務所内で顔を合わせた大人には90°の挨拶をしなければならない』といった項目が記されていました」とエピソードも明かす。そして「先輩のアーティストの方々に事務所内で会ったりすると、テレビでの姿とは違っても、僕たちみたいな練習生に対しても、深く丁寧に挨拶をしてくださったりとかして……。そういった先輩方の姿からもたくさんのことを勉強させていただきました。たとえ自分がどんな立場になっても、現場の方々への感謝の気持ちやリスペクトの姿勢はちゃんと示さなければいけないというのは強く意識しています」とまっすぐ述べた。

「あのジュンギュが……!」

インタビューでは、MILLENNIUM(レソン)やTREASUREのジフンとジュンギュ、AB6IXのウン、CIXのビョンゴンとスンフンといった練習生時代の戦友の名前も登場する。NOAは幼少期から曲作りに親しんできたが、本格的に始めたのはこうしたYG練習生時代の仲間たちの影響であったと話し、取材中には「誰かに伝えたい言葉があるとき、それをただ単に伝えるんじゃなくて、曲に乗せたいって思うんです。今の自分の感情を、1つひとつの音で表現していく感覚です。曲作りに対する思いやスタンスは練習生の頃から変わってないですね」と楽曲制作への姿勢を表明する場面もあった。

練習生時代にNOAと一緒に曲作りをしていたTREASUREのジュンギュは、今年7月にリリースされたグループの最新アルバム「REBOOT」で、「MOVE」「B.O.M.B」などの制作に参加し大きな注目を浴びた。これについて、NOAは「それこそ僕はジュンギュが作る音楽にたくさん触れてきたので、彼がどういう曲を作るのかを知っているつもりでいたんですけど……僕が予想してたものとはまた違った楽曲でした。『今ジュンギュはこういう曲を作りたいんだ』『今こういう雰囲気が好きなんだ』っていう驚きがありましたね。ジュンギュはR&Bがすごく好きだからR&B系の曲を作っていると思ってたんですが、グループでやったらすごくカッコよくキマる曲も作れるんだ、すごいな、とびっくりしました」と和やかな表情で話す。そして「何よりあのジュンギュが……あのジュンギュがって言い方も変ですけど(笑)、率先して曲を作っているというのは驚きました。曲作りが好きで、上手なことはもちろん知っていたけど、実際にTREASUREの楽曲としてリリースするのは本当にすごいですよね。リスペクトの気持ちが強まりました」と笑顔を浮かべた。

有明アリーナで歌った「Multiverse」

インタビューの終盤では、NOAに「最近よく聴く曲」「最近感動した曲」の2つを尋ねた。この質問を投げかけると、NOAは「ちょっと待ってくださいね」と控室に行ってスマートフォンを取りに戻り、自身のライブラリを確認。「最近よく聴く曲」としてはイギリス出身のアーティストであるザ・ジャパニーズ・ハウスの楽曲、「感動した曲」は「恥ずかしいんですが、自分の曲でもいいですか?」と前置きしつつ、自身が作曲を手がけた「Multiverse」を挙げた。

「Multiverse」は、NOAがコロナ禍に制作した楽曲で、初披露されたのもコロナ禍真っ只中のオンラインライブだった。NOAは先日行われた有明アリーナでの単独公演にて、数年ぶりにこの曲をファンの前で歌唱。その際に「当時の僕はこの曲を苦戦しながら書いてたとは思うんですけど、そんな昔の僕を今の自分が別視点で見られるようになって、感慨深くなって……今まで自分が乗り越えてきた壁や、それによって生じた自分の変化を実感して歌いながら込み上げるものがありました」とまっすぐな眼差しで語った。

単独ライブを終え、NOAは2024年1月より神奈川、愛知、福岡、大阪の全国4都市をめぐるファンミーティングツアーを開催。公演やチケットの詳細は追って発表される。

NOA FAN MEETING ZEPP TOUR

2024年1月22日(月)神奈川県 KT Zepp Yokohama
2024年1月27日(土)愛知県 Zepp Nagoya
2024年2月1日(木)福岡県 Zepp Fukuoka
2024年2月2日(金)大阪府 Zepp Namba

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