大月みやこ、17歳での歌手デビューから60周年を迎える「本当にずっと、幸せでした」

11か月前2023年10月11日 8:03

大月みやこが10月6日に東京・浜離宮朝日ホールでデビュー60周年記念コンサート「大月みやこ60周年記念コンサート～このひと時今もあなたと～」を開催した。

大月は1964年、17歳のときにシングル「母恋三味線」でデビューした演歌歌手。それから20年後の37歳のときに「女の港」がヒットし、「NHK紅白歌合戦」への初出場を果たすなど、地道に活動を続けてきた。そんな彼女のデビュー60周年記念コンサートは、ピアノ、ストリングス、ウッドベースを含む編成のバンドによる「ノクターン」の演奏でスタート。大月は「ようこそ。素敵なホールでお会いできました。大月みやこの歌世界、うんと身近に感じていただけたら」と話し、コンサート前半には日本の歌謡曲の歴史を辿る楽曲を披露することに。そして「時を重ねるごとに感じる日本の歌謡曲のすばらしさ。日本の言葉の美しさ、温かさ、それぞれの時代に人を慰め、励まし……そんな名曲たちを大切に歌いつないでいけたらと思います」と述べた大月は、楽曲解説を挟みつつ、大正から昭和にかけて生まれた歌謡曲「カチューシャの唄」「長崎の鐘」「東京キッド」「見上げてごらん夜の星を」などを歌唱した。

コンサート後半には、ヒット曲「女の港」や、1987年に「日本レコード大賞」で最優秀歌唱賞を受賞した思い入れのある楽曲「女の駅」、1992年に「日本レコード大賞」で大賞に輝いた「白い海峡」、さらにはラテンのアップテンポなビートを取り入れた、最新シングル曲「今も…セレナーデ」など、オリジナル曲の数々を歌唱。大月はこれまでに関わった作曲家やファンへの感謝の言葉を口にし、噛みしめるように「デビューからこれまで、本当にずっと、幸せでした」と語った。

なお本公演の模様を収めたライブDVDおよびライブCDが2024年2月に発売される。