池田エライザが主演を務め、野田洋次郎(RADWIMPS)が出演する連続ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」が、2024年2月18日22:00よりNHK BS、NHK BSプレミアム4Kで放送される。
「舟を編む ~私、辞書つくります~」は、三浦しをんの小説「舟を編む」をドラマ化した作品。大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどりが、雑誌の廃刊が決まり、辞書編集部に異動になるところから物語は展開する。徐々に辞書作りに対しての誇りとやりがいを見出してゆく岸辺を池田、無類の本好きで超がつくほどの生真面目人間の辞書編集部主任・馬締光也を野田が演じる。原作では馬締が主人公だが、ドラマでは岸辺の視点で編集部員たちが辞書「大渡海」を完成させるまでの奮闘が描かれる。
3年半ぶりに芝居に挑む野田は、本作の出演に際して「普段音楽と共に言葉を紡ぐものとして、この作品に参加することで新たな発見や気づきがあったらと願っています」と意気込み、池田は野田との共演について「いつも言語化できない片付けられがちな人間の気持ちを読み解いて、音楽に乗せて届けてくれる野田さんとお芝居で共演できることが楽しみです」と期待を寄せている。
池田エライザ コメント
言葉について考える時間が好きです。今の自分を表す言葉、誰かに気持ちを伝える時の最適解……。答えなんてないけれど、心の拠り所でいてくれる言葉と、映像作品を通して改めて向き合えることが幸せです。そして、いつも言語化できない片付けられがちな人間の気持ちを読み解いて、音楽に乗せて届けてくれる野田さんとお芝居で共演できることが楽しみです。皆様にお届けできるその日まで全身全霊で頑張ります!
野田洋次郎(RADWIMPS)コメント
この度、「舟を編む」にて馬締光也役を演じさせて頂くことになりました。演技のお仕事は3年半ぶり、緊張しています。ただそれ以上に今回の台本を読ませて頂き、そこにあるいくつもの言葉にこれでもかと心を動かされました。僕もこの作品の一部になりたいと感じました。僕自身、普段音楽と共に言葉を紡ぐものとして、この作品に参加することで新たな発見や気づきがあったらと願っています。とどまることなく、形を変え続ける「言葉」。それは人間の「伝えたい」という想いの歴史そのものなのかもしれません。ご覧になるみなさんにとっても、この作品を通して日頃使う「言葉」に新たな意味や色が加わったら幸いです。
三浦しをん(原作)コメント
「舟を編む」のドラマ化にあたって、スタッフのかたが、実在する辞書編集部に取材してくださったそうです。ご協力いただいた各社の辞書編集者のみなさまに御礼申しあげます。ドラマのスタッフのみなさまが、いま、とても熱心に、新たな「舟」を作ろうと総力を挙げて取り組んでくださっています。脚本家の蛭田直美さんがお書きになるシナリオを拝読して、私は早くも爆笑したり涙したりしています。その「舟」に、魅力的で実力のある役者さんたちも続々と乗りこんできてくださっているそうです。スタッフ・キャストのみなさま、本当にどうもありがとうございます。新しい辞書を作ろうと奮闘する人々の姿を、ドラマで拝見できるのをとても楽しみにしております。新鮮な風を帆に受けて出航しようとしている、ドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』。辞書って、辞書をつくっているひとたちって、すごくおもしろいんだなと興味を持っていただけるような、愉快で胸打たれる作品になりそうです。視聴者のみなさまにも、ぜひ、登場人物たちと一緒に航海をお楽しみいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
高明希(制作統括)コメント
十年前、「『舟を編む』を、岸辺みどりを主役に連続ドラマ化したい」と、三浦しをん先生にお伝えしました。紆余曲折あり、今、このタイミングで、脚本家の蛭田さんと出会い、この最高の本を、最高のチームでやるために必要な十年だったと、心から思えます。池田エライザさん、野田洋次郎さんは、言葉の大切さを知っているだけでなく、言葉への“畏怖”を持っている方だと感じます。伝えあうこと、人と繋がること、簡単でないからこそ、敬意と畏怖をもって言葉を使い続ける。それが出来る方々とお仕事できる喜びを噛みしめて、何度も何度もページをめくる辞書のように、何度でも何度でも観返したくなるドラマをお届けします。
NHK BS、NHK BSプレミアム4K「舟を編む ~私、辞書つくります~」
初回放送:2024年2月18日(日)22:00~22:49
※以降毎週日曜日22:00~22:49。全10回