YOSHIKI(X JAPAN、THE LAST ROCKSTARS)プロデュースによる13人組ボーイズバンド・XYが、11月11日に東京・GARDEN 新木場FACTORYでグループ初の単独公演「XY 1st FAN MEETING 『INITIUM』~2023 in Tokyo~」を開催した。
XYはオーディション実施時の課題曲「XY」でライブをスタートさせ、自己紹介のあとにはYOSHIKI作詞作曲による新曲「Spiky Fashion」を披露。振付はマイケル・ジャクソンのラストツアー「THIS IS IT」にディレクター、振付師として参加したことでも知られるトラヴィス・ペインによるものだ。彼らは観客を煽るようにコール&レスポンスを繰り返し、会場のボルテージを引き上げつつ、ダンス&ボーカルの8人編成で「XY」と同じくオーディション課題曲だった「DIAMONDS」を熱唱した。「直接会ったことはないけど、俺たちの大切な仲間の曲」というKICEの言葉に続いて初披露されたのは、昨年バイク事故でこの世を去ったXYのメンバーYOSHIの楽曲「COBAIN」。その後、KICEは「大切な仲間の思いも曲をつないでいきたいということで今回披露した」と語った。
和気あいあいとしたトークコーナーをはさみ、メンバー編成を変えながらYOSHIの楽曲である「MORE TO ME」「令和のロックスター」をパフォーマンスしたXY。KYOHEYが「今日はYOSHIも歌っていると思います」と述べると、思い出の曲だという「VOICE」へ。ツインボーカルの掛け合いや、KAIRIの奏でるギターサウンドにフロアでは涙する観客の姿も見られた。そしてGAIから「YOSHIの思いを受け継いで歓声させたあの曲です」という言葉に続いて、XYはオーディション番組内でYOSHIを含めた4人のバンドメンバーが披露した楽曲のアレンジバージョンを演奏。YOSHIの思いを受け継ぐという彼らの強い思いが、気迫あふれるパフォーマンスに昇華された。
ライブ終盤、P→★が「次の曲でラストになります。最後は僕たちのプロデューサーであるYOSHIKIさんに作っていただいたとても大切な楽曲を披露します」と説明してから、XYはデビュー曲「Crazy Love」を披露。拍手喝采の中で、ライブを締めくくった。
XYは12月29日にファンクラブ会員向けの配信イベントを開催することが決定。これは本公演に来場できなかった人からの配信の希望を受けて決まったものだという。初の単独公演を終えたXYの今後の活動にも注目しておこう。