雑誌「GQ JAPAN」が選出する、その年に圧倒的な活躍をみせた人物を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2023」の授賞式が本日11月28日に東京・アーク森ビル アーク・カラヤン広場で開催された。
今年選出されたのはMrs. GREEN APPLE、新しい学校のリーダーズ、久石譲、BRIGHT、安藤サクラ、デザイナーの桑田悟史、ヒコロヒー、役所広司、山田裕貴、ボストン・レッドソックス所属の吉田正尚、セントルイス・カージナルス所属のラーズ・ヌートバー。Mrs. GREEN APPLEは「ベスト・アーティスト賞」、新しい学校のリーダーズは「ブレイクスルー・アーティスト賞」、久石は「レジェンダリー・ミュージシャン賞」にそれぞれ選出された。
授賞式には桑田悟史とラーズ・ヌートバーを除く9組が出席し、3グループずつに分かれて挨拶。Mrs. GREEN APPLEは友人である山田裕貴、そして吉田正尚とともにステージに登場した。大森元貴(Vo, G)は山田の今年の活躍ぶりに「数年前から仲良くさせていただいていて。友達としては、忙しそうで心配な気持ちがあるんですけど、忙しい中で僕らのライブに来てくださったり。本当に人の血が通ったすごく素敵なお兄さんです。テレビを見ていろんなものに山田さんが出ていらっしゃるので、すごいなあと感動していましたね」と心配しつつも感嘆する。すると山田は「撮影の合間にMrs. GREEN APPLEの曲を聴いて元気をもらっています。あなたたちのおかげでその心配は払拭されています。あなたたちの曲で!」と断言。大森はその勢いに笑いつつも「よかった」と安堵していた。大森は「今年の夏にアリーナツアーを回って、その翌週末にはドーム公演を2DAYS行って。大きい会場でお客さんにライブを届けられました」と今年1年を振り返り、多くのファンにパフォーマンスを見せられたことを喜んだ。
久石は今年クラシック音楽の最高峰レーベル、ドイツ・グラモフォンと契約。3月にはウィーン交響楽団の新たなコンサートシリーズ「CINEMA:SOUND」に出演を果たした。自身の原動力について司会者に問われると、久石は「1つの映画音楽、コンサートを作っていく中で、うまくいかないこともある。それをクリアすると、また次の課題が出てくる。目の前のことを1つずつ行っていく。それが原動力だと思います」と明かした。
新しい学校のリーダーズはヒコロヒー、BRIGHTとともにステージへ。SUZUKAは「アリーナワンマンを行って、こんなにも私たちのファンが集まるんだって衝撃的だった」と今年印象的だったことを挙げ、「今は北米ツアー中なんですが、お客さんたちも日本語で歌っていて。世界でこんなにも日本のカルチャーが愛されてるんだなと感じることができました」としみじみと語る。来年の話になると、MIZYUは「今年は自称『青春日本代表』として知っていただくことが多かったですが、自称ではなく、皆さんが認めてくださるような4人になれるように精進していければと思います」とさらなる意欲を見せた。