ラックライフのワンマンツアー「ラックライフ 15th Anniversary TOUR『LIVE』」のファイナル公演が11月30日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)にて開催された。
今年で現名義での活動15周年を迎えたことを記念し、7月にはベストアルバム「LUCK LIFE」を発表したラックライフ。本作を携えたツアーは9月から11月までのおよそ2カ月にわたって実施された。
気持ちをひとつにするように拳をぶつけ合い、舞台にスタンバイしたラックライフは「Hand」でライブをスタート。PON(Vo, G)は「音楽であなたの世界を変えに来ました!」「幸せになって帰ろう! アゲていこう!」と盛んに観客に呼びかけ、序盤からフロアのテンションを高めていった。彼らはアニメ「ツルネ -風舞高校弓道部-」のオープニングテーマで、作品の世界観と“自分たちが常に願っていること”を重ね合わせたという「Naru」、「走って走って」と歌ううちにPONの歌声にも熱が込もった「走って」など、新旧選りすぐりの代表曲を次々と披露。MCでPONはこれまでの活動を振り返りつつ、「みなさんがいつ知ってくれて、いつ出会ってくれなんてどうでもよくて、今一緒にいることが正義だと思ってます」「今一緒にいられることを噛みしめながら楽しんでいきたい!」と、多くの観客が会場に駆けつけてくれた喜びをにじませた。
後半では共に歩んできたファンへの感謝の思いを込めた最新シングル曲「軌跡」、バンドの知名度を一気に上げたバラード「名前を呼ぶよ」など、彼らの中でも特に思い入れの強い楽曲が次々と届けられた。そしてPONは「あなたの一番そばにいたい。そうすることが俺らの幸せです。あなたがいるから、俺は歌えるんやで」「死にたくなったらライブハウスに来いよ。しょうもないことを言って、うれしい顔をして、ライブハウスで生きていきましょう!」とバンドを続ける理由を明かしつつ、ファンとの再会を約束。本編ラストはベストアルバム用に書き下ろした1曲「ファンファーレ」でにぎやかに締めくくられた。
アンコールでは「大人の本気の悪ふざけ」と言いながら、メンバー全員で“ワルなロックバンド”BLUCK LIFEのコスプレも楽しんだラックライフは、まだタイトルの決まっていない新曲、オーディエンスのシンガロングが巻き起こった「僕ら」でフィナーレを演出。そして最後は「またライブハウスで会いましょう! 大阪高槻ラックライフでした!」とおなじみの挨拶を行い、15周年ツアーの幕を下ろした。
なお「ラックライフ 15th Anniversary TOUR『LIVE』」ファイナル公演の模様は、後日ニコニコ生放送で配信されることが決定。さらに今回のツアーの写真をまとめたフォトブックが受注生産限定で販売されること、3月15日に東京・豊洲PITでワンマンライブ「ラックライフ 16th Anniversary 『僕らの生まれた日』」が行われることも決まった。詳細はオフィシャルサイトにて確認を。
セットリスト
ラックライフ「ラックライフ 15th Anniversary TOUR『LIVE』FINAL」2023年11月30日 Zepp DiverCity(TOKYO)
01. Hand
02. ブレイバー
03. 初めの一歩
04. サニーデイ
05. 幸せであれ
06. あんたが大将
07. リフレイン
08. ℃
09. Naru
10. 理想像
11. 走って
12. 風が吹く街
13. Lily
14. アイトユウ
15. 軌跡
16. 名前を呼ぶよ
17. ファンファーレ
<アンコール>
18. レディースアンドジェントルマン
19. 大正解
20. 新曲
21. 僕ら
ラックライフ 16th Anniversary「僕らの生まれた日」
2024年3月15日(金)東京都 豊洲PIT