Q.I.S.初ワンマンでペギーズ曲も披露、北澤ゆうほ「また必ず会いましょう！」

11か月前2023年12月27日 6:03

北澤ゆうほ（the peggies）のソロプロジェクト・Q.I.S.（クイス）が昨日12月27日に東京・WWWで初のワンマンライブ「Queens in Sweaters）を開催した。

the peggiesの活動休止から約1年というタイミングで行われたQ.I.S.の1stワンマンライブ。会場を埋め尽くす観客が集まる中、北澤は鮮やかな赤い衣装をまとってステージに現れた。オープニングSEが止まり、一瞬の静寂のあと、北澤は開幕を宣言するかのように「鳴らせ BAD BIRTHDAY」の1フレーズを快活に歌い、バンドの演奏が続いた。北澤は「最後まで楽しんでいきましょう！よろしく！」と声を上げ、「YELLOW」「NOT ANGEL」「革命前夜にキスして」とアッパーなロックチューンを次々に披露して観客の興奮を誘った。その後、ぐっと落ち着いた雰囲気で「dreaming addict baby」「スローモーション」を歌い上げた北澤は、続けて自身の恋愛を赤裸々につづった「私を取り戻す為のうた」を歌唱。感情を爆発させるかのように激しさを増すバンドサウンドが会場を包み込んだ。

「ここからがQ.I.S.の真骨頂です！」という北澤の宣言からライブは後半戦に突入する。オーディエンスのカウントで始まった「へいへいらぶらぶばいばい」では、「今日くらいは思いっきり泣いていいよね？」と呼びかける北澤の声に、オーディエンスは「いいよ！」と笑顔。さらに内田真礼に楽曲提供した「ラブ・ゆー・テンダー！」のカバーのあとには、「KICKS!KICKS!KICKS!」「ふらんけんだんす」が届けられた。なおこの2曲の演奏中はスマートフォンによる撮影が許可され、ステージ上で自由に舞い踊る北澤の姿を多くの観客が捉えた。

ライブ終盤、北澤は「次の曲はバンド（the peggies）の曲でも、一番自分の心を深く自分なりにえぐって暴いた、そんな曲を、今日また1つ大人になった私に歌わせてあげたいなと思ってここに持ってきました」と話し、the peggiesの「ドア」を披露。Q.I.S.流の新しい「ドア」のパフォーマンスに観客は思わず息をのんだ。さらにthe peggiesのライブで1回だけ演奏されたことのある「僕等讃歌」を披露するサプライズも。歓声の沸き立つフロアに向け、北澤は「今日は本当にありがとう！」と感謝を述べ、再始動後第1弾リリース曲である「TEDDY」を投下。オーディエンスの大合唱を噛みしめるように受け止め、笑顔を見せた。

またアンコールでは「みんな1対1で歌いたい」という思いを伝え、候補曲の中からリクエストを受け付けた北澤は、観客とのやり取りを経て、the peggiesの「LOVE TRIP」を弾き語りで披露。和やかなムードの中、北澤は最後に「TEDDY」を弾き語りで再び歌唱したあと、来年4月に東京と大阪で対バンライブ「Q.I.S. presents "Queens In the Neighborhood"」を行うことを発表。さらにオフィシャルファンクラブ「Q.O.Q.C」の開設も告知し、「また必ず会いましょう！」とファンとの再会を約束した。