本日12月31日に神奈川・横浜アリーナで開催中のももいろクローバーZによる年越しカウントダウンイベント「第7回 ももいろ歌合戦」。このイベントの出演アーティストより、超特急が音楽ナタリーの取材に応じた。
“今日いないヤツ”からの提案
先日ファイナルを終えたばかりのアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2023『T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』」にて9人体制でのパフォーマンスが初披露されたアッパーチューン「Party Maker」で、文字通りの大暴れを見せて横浜アリーナを沸かせた超特急。披露を終えての感想を問うと、ハルは「めちゃくちゃ楽しかったです!」と充実の表情で語った。この選曲の理由を問うと、タクヤは「実はもともと、違う曲をやる予定だったんです」と経緯を明かす。「でもツアーを経て、急きょ『Party Maker』にしようって……“今日いないヤツ”からの提案だったんですけど!(笑)」と、インフルエンザ感染のため残念ながら出演が叶わなかったユーキの思いがそこにあったことを明かし「でもやっぱり(自分を)解放できる曲なので最高でしたね。初見の方の『何やってんの? コイツら……』みたいな表情が面白かったです(笑)」と言葉に達成感をにじませる。カイは「ステージが終わって戻るとき、会う人全員、口々に『最高っした!』と言っていただけたので『ああ、じゃあ正解だったんだな』って(笑)」と、バックステージでのエピソードを明かした。
曲中、Tシャツを破いた彼らが見せたタンクトップの“顔面プリント”も会場を大いに沸かせた。それぞれが誰の顔をタンクトップに宿していたのかを問うと、リョウガは「(百田)夏菜子ぉー!」、タクヤは「(高城)れにちゃん!」、マサヒロは「あーりん(佐々木彩夏)さん」、ハルは「僕はしおりんさんです」、アロハは「僕はユーキくん! 今日いなかったから」と、その詳細について説明。タカシが「ボーカル2人は(ももクロの)川上マネージャーです」と言うと、リョウガは「メンバーの一員みたいなものですからね」と付け加える。そして最後にカイが「僕は(司会を務めた東京03の飯塚)悟志ぃー!です」と告げると、リョウガは即座に「夏菜子ぉー!みたいに言わないで?(笑)」とツッコミを入れていた。
「一瞬だけユーキを宿して」見せた大跳躍
ユーキはリアルタイムで8人にエールを送っていたといい、シューヤは「ステージに出る直前にLINEが来たよね。『観てるよ』って」と告白。リョウガも「『がんばれ!』ってね。メドレー前にも『次はメドレー、がんばれ!』って来てた。2段階で来てたけども(笑)」と続く。そのリョウガは「Party Maker」の曲中、普段はユーキが担う馬跳びを担当し、軽やかな大跳躍を見せていた。代打を務めることはリハーサルの直前で決まったそうで、リョウガは「直前で(パフォーマンス監修の)U★Gさんが『リョウガいこうか』って。リハではギリギリだったんですけど(笑)、一瞬だけ(ユーキを)宿してなんとか乗り切りました」と振り返った。また、「佐々木彩夏プロデュース100人超えノンストップ最強アイドルメドレー2023」でタクヤが超ときめき♡宣伝部と一緒に披露した「ギュッと!」に話題が及ぶと、アロハは「よかった!!」と大きな声でタクヤを絶賛。シューヤが「みんなで観てましたよ」と、カイが「とき宣さんの振付の先生が、裏で『いい!』って涙ぐんでました」とそれぞれ明かす中、タクヤ本人は「申し訳なかったです(笑)。でも全力でやりました」と恐縮しながらメンバーからの労いを受けていた。
超特急的・2023年“流行大賞”は
「超特急にとって、2023年はどんな年だった?」という問いかけには、タクヤが「僕たちは変わらずにいろんなことに挑戦し続けられた年だったなと思います。正解かどうかはやってみないとわからないですし、みんなで試行錯誤しながらいろいろなことをやっていった年かなって」と振り返る。そして彼は「僕らの周りの環境も若干変わりつつあって、音楽番組に出させていただいたりという機会も増えていったので……そういう出来事が来年につながっていけばいいなと思えた年でしたね。いろんな方に知ってもらえる機会が増えつつあるので、2024年はそれをさらに増やしたいなと思います」と続けた。
さらに「2023年の超特急的“流行大賞”」を問うと、アロハは「横跳びっす!」と、自身発祥でメンバーが大いに盛り上がった“横跳びダンス”を即答した。加えて「スマブラ(大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)」も超特急の楽屋で大流行していたことが語られ、ハルが「横跳びとスマブラです」とまとめると、カイは「中学生じゃん……(笑)」とひと言。シューヤいわく「暇さえあればずっとやってる」ユーキが“スマブラ強者”だが、最近タカシがたった一度の戦いでユーキに勝利したことで「最強」の称号を獲得したといい、タカシは「1回ユーキに勝ったから、もう一生やらない!」と笑っていた。
ちょっと怒られたハル、リベンジ誓う
年の瀬もにぎやかな超特急。「超特急の最新ニュースは?」と聞くと、ハルはさっそく「Party Maker」での“Tシャツ破り”を振り返る。「Tシャツがまったく破れなくて、(タンクトップにプリントされた玉井詩織の)顔が鼻より上しか見えなくて……」と落ち込んだトーンで説明する彼は「誰なのかあまりわからなくて、ご本人様にちょっと怒られました。『練習してください』って、ちょっと指摘を受けました(笑)」と続け、メンバーの爆笑を誘う。加えてカイとリョウガは、25日に行われた超特急のファンイベントでカイ&リョウガ&マサヒロの3人が獲得した賞品「年末ジャンボ宝くじ」の抽選結果を、この日の楽屋でマサヒロがチェックしていたことを告白。リョウガが「ビックリしたんですよ。シーンとした楽屋で『リョウガくん、当たったっす!』って言うから。え、何何、いくら?って聞いたら『300円』って(笑)」と説明すると、カイは「わかんないよ? 急に来週から、マサヒロだけブリンブリンめっちゃ着けてくるかも」と“当選券”の隠蔽を疑っていた。
取材の最後、2024年の目標について、リョウガは「言わなくてもわかると思うんですけど……」と前置きしたうえで「『ももいろ歌合戦』に出ることは決定しているので、今度こそフルメンバーで(出演を)ね」と、フライングで次回の参加を宣言。そして「ちゃんと9人で出て、ちゃんと(タンクトップの)顔を見せる!っていう」とぶち上げる。「また『Party Maker』やるの!?(笑)」とツッコむシューヤ、「来年もマジでやりたい!」とリベンジに燃えるハル、それぞれのリアクションを受けながら、リョウガは「顔見せリベンジだけはなんとかね。2024年の目標として、364日走っていきたいと思います!」と頼もしい表情で約束した。