2025年に建て替えのため休館する東京・帝国劇場のクロージングラインナップ全作品が発表。堂本光一(KinKi Kids)主演「Endless SHOCK」、古川雄大と京本大我(SixTONES)がダブルキャストで主演を務める「モーツァルト!」などの上演が新たに明らかになった。
1911年に開場し、1966年に現在の建物でオープンした帝国劇場。日本を代表する劇場として数々の舞台やミュージカルが上演されてきたが、劇場が入居する帝劇ビルの建て替えに伴い2025年2月をもって一時閉館が決定した。建て替え後のビル内には装いを新たにした帝国劇場のオープンが予定されている。
今回新たに発表されたクロージングラインナップのうち、堂本主演の「Endless SHOCK」は4月、5月、11月に上演。堂本の単独主演記録が2000回を突破する見込みだ。10月には過去さまざまなアーティストが主演を務めた「DREAM BOYS」、12月から2月にはミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」を上演。2月には現在の帝国劇場最終公演となるスペシャルコンサート「THE BEST ~New HISTORY COMING COMING~」が行われる。
8月と9月に上演される「モーツァルト!」は京本の帝劇初主演作。「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」というテーマをベースに、作曲家ヴォルフガング・モーツァルトの35年の生涯に迫る。日本での上演は2021年以来約3年ぶりとなる。
本作の上演に向け、ヴォルフガング役3シーズン目を迎える古川は「今回は自分自身のキャリアを捨てて、裸で挑もうと思います。そして、この高い壁を初めて乗り越えたいと思っています」とコメント。「エリザベート」でも共演した京本に対し「大我くんとダブルキャストを務めることは自分としても大きな刺激をもらえるので、楽しみで仕方ありません。そして、様々な経験を積んだ大我くんがどんなヴォルフガングを作るのかということも、皆様同様にとても興味があります」とエールを送っている。
また念願の帝劇初主演に挑む京本は「僕が大尊敬する先輩方が繋いできたこの大役を担うこと、本当にプレッシャーですが、今は不安や恐怖よりも、遂にこの役を演じさせて頂けるという喜びが大きいです」「キャッチーで心を震わせるようなナンバーが沢山あるので、自分が歌わせて頂けることを本当に光栄に思います」と意気込み。先輩・古川とのダブルキャストに向け「僕にとって特別で大切な先輩です」「僕にとってお兄ちゃんのような存在ですが、僕の大人になった姿も雄大さんに少しでも感じて頂けたらと思ってます。(笑)」と喜びを語っている。
なお「モーツァルト!」は帝国劇場での上演後、10月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、11月に福岡・博多座での上演も決定している。
帝国劇場 クロージングラインナップ一覧
2024年1月「Act ONE」
出演:HiHi Jets / 美 少年 / 7 MEN 侍 / 少年忍者
2024年2月「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」
出演:松下優也 / 有澤樟太郎 / 宮野真守
2024年3月「舞台『千と千尋の神隠し』」
出演:橋本環奈 / 上白石萌音 / 川栄李奈 / 福地桃子
2024年4~5月 / 11月「Endless SHOCK」
出演:堂本光一
2024年6~8月「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」
出演:望海風斗 / 平原綾香 / 井上芳雄 / 甲斐翔真
2024年8~9月「モーツァルト!」
出演:古川雄大 / 京本大我