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白井貴子&THE CRAZY BOYS、5thアルバム再現ライブで“エコとロックのハイブリッド”が結実

白井貴子(撮影:斉藤みき)
10か月前2024年01月27日 11:06

白井貴子&THE CRAZY BOYSのワンマンライブ「『FLOWER POWER 2024』再現ライヴ&SDGsカーニバル」が1月20日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで行われた。本公演は、1984年リリースのアルバム「FLOWER POWER」が昨年11月にアナログで再発されたことを記念して行われたもの。また公演タイトルに「SDGsカーニバル」とあるように、白井が長年にわたり活動してきた自然保護と環境問題に関するさまざまな展示が会場のロビーで行われるなど、彼女ならではのこだわりに満ちた内容となった。

第1部で「FLOWER POWER」再現

この日のライブは2部構成。第1部は「FLOWER POWER」再現ライブが行われた。SEとともにメンバーが登場。メンバーは、本田“ホンチ”清巳(G)、南“ナンチ”明朗(G)、片山“ポッポ”敦夫(Key)、河村“カースケ”智康(Ds)という80年代当時からのメンバーだ。一昨年に亡くなった春山“ハルボー”信吾(B)に替わって加入した岡部晴彦(B)には、奇しくも同じ“はるちゃん”というニックネームが与えられた。オープニングナンバー「It Must Change」に続けて、最大のヒット曲「Chance!」が届けられると、観客は総立ちで拳を突き上げる。80年代には「学園祭の女王」と呼ばれた白井だが、この日のライブでは、あたかもその時代を再現したかのような光景が展開された。アルバムの曲順通りに演奏は進み、5曲目には平和への祈りを込めて「Foolish War」が演奏された。白井は「FLOWER POWER」発売時と変わらない歌声を聞かせ、バンドもアルバムの持つスケール感を見事に再現しつつ、キャリアを積み重ねた余裕とシブ味を演奏で表現していた。

バンドでの代表曲が披露された第2部

第2部は、前日に誕生日を迎えたばかりの白井を祝って、自然発生的にお客さんが「ハッピー・バースデイ」を歌うサプライズからスタート。そして白井の環境活動の話へと続く。「小さな活動の中から、自然との共生やそこに生きる人々とのつながりが生まれ、その中で奏でる音楽がある」という彼女の真摯なメッセージに観客たちはじっと聞き入っていた。後半ではバンドでの代表曲が披露され、定番曲「今夜はIt's All Right」では、白井のライブでお決まりの「今夜は今夜しかないのさ」のコール&レスポンスが繰り広げられた。本編の最後は、きたやまおさむと作った「涙河(NAMIDAGAWA)」。終演後には観客との記念撮影が行われ、「未来へ咲かそうフラワーパワー!」の掛け声でシャッターが切られ、白井が言う“エコとロックのハイブリッド”が見事に結実した。

セットリスト

白井貴子&THE CRAZY BOYS「『FLOWER POWER 2024』再現ライヴ&SDGsカーニバル」 2024年1月20日 神奈川・KT Zepp Yokohama

第1部

01. It Must Change
02. Chance!
03. Shining Dance
04. Checkしてしまった!!
05. Foolish War
06. MY Glory Road
07. Japanese-Girls & Boys(inside song)HAPPY NEW YEAR
08. Back Again
09. 遥かなる想い-it must be changed
10. Talk To Me

第2部

01. Mama
02. 竜馬の夢
03. 花は咲いている
04. Good Wishes
05. Theme for Next Gate
06. Time Limit
07. Stand Up Boy
08. Make Up
09. PRINCESS TIFFA
10. 今夜はIt’s All Right
11. Rock Tonight
12. 涙河(NAMIDAGAWA)
<アンコール>
13. Theme for Next Gate 2022
14. Chance!(Long Ver.)

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