「ドライブ・マイ・カー」でタッグ組んだ濱口竜介×石橋英子の新作映画「悪は存在しない」予告公開

石橋英子が音楽を担当する濱口竜介監督の映画「悪は存在しない」の予告編がYouTubeで公開された。

第80回ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞（審査員大賞）を受賞した「悪は存在しない」は、映画「ドライブ・マイ・カー」で濱口監督と意気投合した石橋が彼に映像制作をオファーしたことをきっかけとして制作された作品。濱口は「従来の制作手法でまずは1つの映画を完成させ、そこから依頼されたライブパフォーマンス用映像を生み出す」ことを決断し、石橋のライブ用サイレント映像「GIFT」とともに本作を完成させた。

予告編では、ごく緩やかに発展してきた長野県・水挽町で自然に囲まれ慎ましく暮らす巧とその娘・花の穏やかな生活、そこに舞い込むグランピング場建設計画の模様が描かれている。濱口監督とは「ハッピーアワー」以来のタッグとなるカメラマン・北川喜雄が捉える自然描写にも注目だ。