ラッパーのZORNへの取材をもとにしたテキスト「二行目をいかに遠くまで飛ばすか」が、明日7月7日発売の文芸誌「新潮」2026年8月号に掲載される。
今号の「新潮」では、7月3日に発売された村上春樹の長編小説「夏帆 The Tale of KAHO」の特集として、「若手表現者が読む、村上春樹『夏帆―The Tale of KAHO―』」と題した企画を掲載。ZORNはこの企画に井戸川射子、九段理江、鈴木結生、福尾匠、マーサ・ナカムラ、三宅香帆と並んで参加している。
ZORNはかねてより村上作品の愛読者であることを明かしており、「夏帆」の作中には彼の地元である新小岩の地名も登場することから、「新潮」編集部はこの企画への参加を依頼したとのこと。ZORNは「1Q84」がきっかけとなった村上作品との出会いや新作「夏帆」の感想、村上から大きな影響を受けたという自身の創作論について語っている。
なお今号の「新潮」には、石橋英子と映画監督の濱口竜介の往復書簡なども掲載される。
「新潮」編集長 杉山達哉氏コメント
今回、「夏帆」の初出媒体でもある「新潮」では、主人公と年齢の近い20~30代の表現者に感想文を寄せてもらうという特集を組みました。
“メタファーなら like 村上春樹”(「Blood」)というリリックもあるZORNさんは、村上さんの影響でモンブランの万年筆を使っていることを明かしており、また、「夏帆」の作中には彼の地元である“新小岩”の地名も登場することから依頼したところ、ご快諾をいただきました。
「二行目をいかに遠くまで飛ばすか」という題で、ZORNさんへのインタビューをもとに編集部で構成した原稿を掲載しています。村上作品との出会いからご自身の創作論までが開陳された、ここでしか読めない内容です。
あいにく紙幅の都合で収まりきらなかったのですが、ZORNさんは村上さんに触発されて、ユングの著書に挑戦したこともあったとか。


