亀梨和也が自身の誕生日である昨日2月23日に東京・Billboard Live TOKYOでライブ「Inside 23 experiment No.0/No.B」を開催した。
「Inside 23 experiment」は亀梨が実験的なことに挑戦するプロジェクトで、今回が2回目のライブ開催となる。公演タイトルの「No.B」には、自身の誕生日「Birthday」、そして「Be side」「Brand new」といったさまざまな意味合いが込められた。
ピンスポットを浴びながら、モノトーンのロングコートに身を包んだ亀梨がステージに登場。RADWIMPSの「なんでもないや」を情感たっぷりに歌い上げた。亀梨は「No.B」の「B」には「Best Friend」「Between」も含まれることを説明し、「そういう人と人との関係をテーマに楽曲を選ばせていただいて。各アーティストの方に許可をいただいて……たくさんの方たちのつながりの中で今日という日を迎えられたんだなと」と感謝の言葉を述べた。
亀梨は「僕がグループとしてデビューして15年を超えて進むKAT-TUNを語るうえで、この曲は外せないかな」と話し、KAT-TUNのデビュー曲「Real Face」を熱唱。さらに「Real Face」の歌詞を手がけたスガシカオ作のナンバー「Progress」をカバーした。
マンガ家・ひうらさとる描き下ろしのアニメーションフィルムを経て、亀梨はキャンドルの灯りが幻想的に場内を照らすステージで自身の楽曲「絆」をしっとりと歌唱。そしてギター、ブルースハープを担当する山下穂尊とともに、いきものがかりの「オリオン」を優しい歌声で届けた。
ライブ後半には、ゲストの山下智久がバースデーケーキを手にステージに登場した。亀梨は「我々としては4年ぶりですか? 同じステージに立つのは。お互いの環境も諸々変わっていく中で。本人同士ではプライベートではちょこちょこ会ったりして。真面目な話し合いもしっかりしてね。そんな中で今回、誕生日に遊びに来てくれたと」と山下を紹介。山下が「初めてカメに会ったのはたぶん13歳くらいのとき」と振り返ると、亀梨も「俺12歳! すごいよね。25年来の付き合い。いろいろ仕事もしながら、こういう密度でお仕事する相手ってなかなかいない」と話す。山下は「ホントに切磋琢磨し合える友人というのはね。お互いに尖ったときもあったし、そこからともに成長し合えた」と感慨深い表情を見せた。亀梨と山下はハグを交わしたあと、2人の楽曲「青春アミーゴ」を披露。歌いながら笑みを交わし、サビで親指を立ててこぶしを寄せる手振りを再現する場面もあった。
その後、亀梨は自身が主演を務めたドラマ「東京バンドワゴン~下町大家族物語」エンディングテーマの玉置浩二の「サーチライト」をじっくりと歌唱。アンコールでは「すごく昔から大好きな曲で、僕が気合いを入れたいときに聴かせてもらっていた大切な曲」と述べ、Mr.Childrenの「終わりなき旅」を届けた。最後に亀梨は客席通路を進み、「ありがとうございました!」と感謝の思いを伝えて会場をあとにした。
セットリスト
亀梨和也「Inside 23 experiment No.0/No.B」2024年2月23日 Billboard Live TOKYO
01. なんでもないや(RADWIMPS)
02. Real Face(KAT-TUN)
03. Progress(kokua)
04. 絆(亀梨和也)
05. オリオン(いきものがかり)
06. 青春アミーゴ(修二と彰)
07. サーチライト(玉置浩二)
<アンコール>
08. 終わりなき旅(Mr.Children)
※「kokua」のoはマクロン(長音記号)付きが正式表記