BLACK DIAMONDのワンマンライブ「BLACK DIAMOND 1st OneMan Show『SHINING DIAMONDS』」が2月26日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。
堂々とZeppのステージへ
BLACK DIAMONDは、現役のセクシー女優と元セクシー女優からなるダンス&ボーカルユニット。「女性のエンパワーメント」というテーマのもとグローバルな活動を視野に入れ、2023年に始動した。これまで楽曲のリリースを重ね、オリジナル曲のレパートリーを増やしてきた彼女たちは、Zeppという大舞台で満を持しての初ワンマンライブを実施。会場の規模に負けない勇ましいパフォーマンスを披露した。
壮大な音像の「OVERTURE」が流れる中、セクシーな衣装を身にまとったANRI、MARY、L.V、MIIROはステージ上で堂々としたポーズを決め、アッパーチューン「Gain」で勢いよくライブをスタートさせる。「Gain」は1月から2月にかけて行われた5週連続リリース企画の幕開けを飾ったナンバーで、そのほかにもこの期間に配信された新曲が序盤のセットリストに。VJ演出や照明がステージをゴージャスに彩る中、4人は迫力のパフォーマンスを展開しつつ、MCに入ると英語や中国語も交えながら自己紹介し、柔らかいほほえみを浮かべた。
「絶対に世界へ」
彼女たちはダンストラックを通し、グループの結成以降、歌だけでなく踊りのスキルも身に付けてきたことも証明。公演の中盤にはサポートメンバーMARIAがステージに登場し、この日のために用意された楽曲「BREAK MINE」に合わせてダンスを披露する。BLACK DIAMONDのミュージックビデオを観て衝撃を受けたというMARIAは、オーディションとレッスンを経てこのグループのサポートメンバーに。会場のファンに向けて活動の意気込みを述べると、一旦ステージから退場していた4人にパフォーマンスのバトンを渡した。
シルバーのきらびやかな衣装に着替えたBLACK DIAMONDは、ANRIが作詞した全編英語詞のナンバー「I'l Shine」を披露し、タイトル通りステージ上で輝きを放つ。さらにBLACK DIAMONDのダークサイドをイメージさせる妖艶で“有毒”な楽曲「TOXIC」、女性の欲望を表現した「Ecstasy」と続け、大きな歓声を浴びるBLACK DIAMOND。公演終盤にはバラード曲「Love ya Forever」が届けられ、観客が振るサイリウムの光とともに4人の伸びやかな歌声が場内を包みこんだ。「Love ya Forever」は、ANRIが愛聴してきたシェネル「Believe」の作曲者であるSweep提供の新曲。ANRIにとって念願だった楽曲提供が実現した。
その後、彼女たちはアンコールで1人ひとり挨拶の言葉を述べる。このステージに立てた喜びや感謝の思いを語っているうち、MARYやMIIROが感極まって目に涙を浮かべる場面も。最後に口を開いたANRIは「私たちは全員もともとアーティストではありませんでした。でもこの1年間を通してアーティストになるために、いろんなことに負けないように本当に一生懸命手をつないで走ってきました。世界の舞台に立つというプレゼントを、絶対に皆さんに届けます。これからもプロとしてがんばっていくので、ぜひたくさんの愛を送ってください」と改めて決意を表明した。そしてラスト、BLACK DIAMONDはMARIAを交えた5人編成で「SING YOUR DREAM」を披露し、初のワンマンライブをフィナーレへ導いた。
セットリスト
BLACK DIAMOND「BLACK DIAMOND 1st OneMan Show『SHINING DIAMONDS』」2024年2月26日 Zepp DiverCity(TOKYO)
01. OVERTURE
02. Gain
03. Get Down
04. Rope
05. WILD WEED
06. Sexy Dubstep
07. SuperDuper
08. hungry spider
09. BLACK FAIRY
10. NightMare
11. BREAK MINE
12. I'l Shine
13. TOXIC
14. Ecstasy
15. Love ya Forever
16. ENDHING
<アンコール>
17. SING YOUR DREAM