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go!go!vanillas、10年間で出会った6バンドに幕張で祝われ感無量「人生の行き先がここでよかった」

go!go!vanillas(撮影:西槇太一)
2か月前2024年03月13日 12:03

go!go!vanillasの全国ツアー「DREAMS TOUR 2023-2024」のフィナーレを飾る対バンライブ「MAKE YOUR DREAM」が、3月10日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催された。

go!go!vanillasの幕張公演

「DREAMS TOUR 2023-2024」は、2023年のインディーズデビュー10周年、2024年のメジャーデビュー10周年というバニラズの2つのアニバーサリーを祝うべく企画されたツアー。3月9日には「MAKE MY DREAM」と銘打ったキャリア最大規模のワンマンライブ、3月10日には「MAKE YOUR DREAM」と題した対バン企画がファイナル公演として行われた。ここでは [Alexandros]、sumika、04 Limited Sazabys、My Hair is Bad、マカロニえんぴつ、UNISON SQUARE GARDENが参加し、バニラズの周年を祝福した対バン企画の模様をレポートする。

THE MATTEKUDASAI

オープニングアクトを務めたのは、go!go!vanillasメンバー扮するTHE MATTEKUDASAI。サングラスや帽子、派手なTシャツなどをまとった彼らは「初めまして、新人バンド・THE MATTEKUDASAIです」と挨拶した。続けて「先輩たちの前に準備運動~!」と呼びかけ、go!go!vanillasの「サクラサク」で春の風を送り込むと同時に場内を和やかな空気に変える。演奏が終わるとメンバーは「『MAKE YOUR DREAM』、楽しめよー!」と言いながらステージをあとにし、オープニングアクトとしての役目をまっとうした。

04 Limited Sazabys

疾走感のある「Keep going」で滑り出したのは04 Limited Sazabys。4人はみずみずしいサウンドを響かせてオーディエンスのテンションを一気に引き上げる。さらにアッパーな「Kitchen」「My HERO」が続られ、場内はお祭りムードに。間髪を入れずに4曲が演奏されたところで、GEN(B, Vo)はこのイベントについて「バニラズの夢が叶った瞬間なのかなと思います。立ち会えてうれしいです」と喜ぶ。またバニラズについては「気付けば10年以上の付き合いで。お互い音楽シーンから消えずに遊べているのがうれしいし、もっと歳を取っても一緒に遊びたいなと思います」と語った。その後もフォーリミは終始勢いを落とすことなく、攻めのセットリストを用意。人気曲「swim」、重低音が唸る「monolith」などをドロップしてフロアを大いに温めた。

マカロニえんぴつ

マカロニえんぴつのライブは、はっとり(Vo, G)の力強いボーカルから始まる「ハートロッカー」でスタート。バンドのアグレッシブな熱演に応えるように、フロアからは軽やかなクラップが鳴り響き、あっという間に会場はマカロニえんぴつの世界観に染められた。MCでは、はっとりが「昨年あたりかな、牧(達弥[Vo, G / go!go!vanillas])さんと急激に距離が近付いた」と言えば、田辺由明(G, Cho)もバニラズの柳沢進太郎(G)と飲みに行ったことを明かし「飲みに行ったのに(酒を)飲むのを忘れてギタリスト談義をした」というエピソードで観客を笑わせた。後半には「リンジュー・ラヴ」や「恋人ごっこ」といった珠玉のラブソングのほか、音楽ナタリーの対談インタビューで柳沢が好きな曲として挙げていた荒々しいロックチューン「星が泳ぐ」など、多彩な楽曲群で魅了していく。最後には「go!go!vanillasと音楽がつなげてくれた今日に感謝して歌います」と述べ、ミディアムチューン「なんでもないよ、」で温かくステージを結んだ。

UNISON SQUARE GARDEN

MCをほぼ挟まず9曲を駆け抜けたのはUNISON SQUARE GARDEN。彼らは歪んだギターサウンドが印象的な「流れ星を撃ち落せ」でパフォーマンスをスタートした。鈴木貴雄(Dr)が重厚感のあるビートを刻む「カオスが極まる」ではタイトル通り場内がカオティックな空間に。跳ねるようなリズムの「天国と地獄」では田淵智也(B)がステージを駆け回り、アバンギャルドなステージングを披露して観客の視線を奪う。さらにキラーチューン「シュガーソングとビターステップ」で会場を揺らしたあと、斎藤宏介(Vo, G)が「go!go!vanillas今日はおめでとう!」と祝いのひと言を贈る。ユニゾンは最後にこの季節にぴったりな「桜のあと(all quartets lead to the?)」を披露。貫禄を感じさせるパフォーマンスでオーディエンスを圧倒し、爪痕を残してステージをあとにした。

sumika

「仲間の大切な日に人生最高のライブができないバンドなんてカッコ悪いよな?」と声を上げてから演奏を始めたのはsumika。「フィクション」で軽快に狼煙を上げると、「バニラズに愛情を込めて」という前置きから「Lovers」を続ける。さらに「今までどこでもやってない曲やっていいですか?」と片岡健太(Vo, G)が言ったあとにバニラズの「マジック」をカバーするなど、sumikaは序盤からバニラズへの愛情全開のパフォーマンスを展開。片岡は「バニラズと出会ったのは2018年。sumikaの結成は2013年だから、バンド人生の半分以上バニラズといる」と振り返り、「こんなに長い間、切磋琢磨できるバンドがいるって幸せだなって思った」と盟友へ言葉を贈る。続けて、“僕とあなた”を信条にライブをしていると説明したあと「今日だけは僕とあなたとバニラズに向けて、この曲をやりたいと思うんだけど、力を貸してくれますか?」と問いかけてから「『伝言歌』」をプレイ。場内には盛大なシンガロングが響きわたった。

[Alexandros]

[Alexandros]は「Droshky!」「Waitress, Waitress!」と切れ味の鋭い楽曲を連投し、情熱的なスタートダッシュを切る。磯部寛之(B, Cho)が弾くシンセベースがアクセントの「todayyyyy」では、力強いバンドサウンドとデジタルサウンドが融合し、アレキの新機軸が提示された。その後川上洋平(Vo, G)が「Adventure」をアコースティックギターで弾き語ったあと、「バニラズありがとうございます!」と言い、感謝の思いを込めた投げキスを頭上に向けて飛ばした。熱気が充満する中、劇場アニメ「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」の主題歌「閃光」、さわやかな「ワタリドリ」の演奏を経て、アレキは最後にハードな音色の「Girl A」をプレイ。真っ赤なライトが点滅する中、激しいパフォーマンスで鮮烈なインパクトを残してステージを去った。

My Hair is Bad

トリ前に登場したのはMy Hair is Bad。「ここを任せてもらったのは『思いっきりぶちかましてくれよ』って意味だと思っています。遠慮しないでやっていいですか?」と椎木知仁(Gt, Vo)が意気込んだ通り、バンドは最初から前のめりに「アフターアワー」「ドラマみたいだ」をプレイし、気迫を見せていく。さらに2月に2週連続で配信リリースした「悲劇のヒロイン」「自由とヒステリー」を連投し、バンドの最新のモードもしっかりと刻む。昨年末に行われた「COUNTDOWN JAPAN」で、酔っ払ってバニラズの牧と喧嘩したという椎木。「フロムナウオン」では「殴りに来たんですよ、牧さん! あんたの好きな音楽で、あんたの好きなロックバンドで。受け取ってくれ、俺らの拳」と、喧嘩の続きと言わんばかりに、感情と音を全力でぶつけていく。演奏後には「改めてカッコいい先輩。すごく反省しました」と本音を明かし、“喧嘩”を終息させた。最後にマイヘアはバニラズや牧への愛を込めて「告白」を演奏し、トリへとバトンをつないだ。

go!go!vanillas

バトンを受け取ったトリのgo!go!vanillasはサポートメンバーの井上惇志(Pf / showmore)、ファンファン(Trumpet)、手島宏夢(Fiddle)とともに登場し、カントリー調の「RUN RUN RUN」で華やかな音色を鳴らして観客の胸を躍らせる。そして「平成ペイン」「エマ」といきなりキラーチューンを連発。ポップなメロディや軽やかなビートでオーディエンスの体を揺らし、場内を楽しげなムードで満たした。長谷川プリティ敬祐(B)による煽りを合図に繰り出されたのは「デッドマンズチェイス」。牧達弥(Vo, G)が寝そべりながらギターをかき鳴らしたかと思えば、柳沢進太郎(G)が伸びやかな歌唱を響かせたりジェットセイヤ(Dr)がパワフルにシャウトしたりと、それぞれが自由にパフォーマンスした。

MCで牧はこの日の出演者について「俺たちが10年で出会ってきたこの6バンド。悔しいと思ったこともあるけど、『やっぱカッコいいよな』と思う6バンドを呼びました。人生の行き先が今日ここでよかった」と語り、感慨深げな表情を浮かべる。そんな彼の要望を受けて、2万人以上の観客がスマートフォンのライトをかざす。場内に一体感が生まれたところで披露されたのは、1月に配信リリースされたミドルナンバー「SHAKE」だ。IRORI Recordsへの移籍第1弾シングルというバニラズにとって新たな門出となるこの曲を、彼らはイギリス・ロンドンで撮影したミュージックビデオを背に演奏し、アーバンな雰囲気を漂わせた。

その後バニラズは柳沢がメインボーカルを務めるロックナンバー「ストレンジャー」、サイレンがけたたましく鳴り響く獰猛な「one shot kill」を繰り出して攻撃的な一面も垣間見せる。さらにダンサブルな「お子さまプレート」で盛り上がりを助長させ、本編最後の「マジック」では広い会場にぴったりの壮大な演奏を繰り広げる。そしてセイヤが「今日は全部愛のパワーだよ! ロックンロールイズ愛!」と思いの丈を叫んでステージをあとにした。

アンコールでは牧がこの日の思い出を振り返りつつ「俺らの夢だ、今日は……。ロックバンド、カッコいいだろ! 夢のような時間をありがとう。最高だったぜ!」と叫び、バニラズは晴れやかな表情で「ギフト」を届けた。ラストナンバーは清涼感のあるサウンドの「おはようカルチャー」。場内には牧の滑らかな質感の歌声や観客のシンガロングが響き渡り、カーテンコールのような華々しい雰囲気に。最後に牧が「人生で一番楽しいよ!」と声を振り絞り、「これからもこの7バンドをどうぞよろしくお願いします! まだまだデカいことやっていこう!」と叫び、ピースフルな余韻を残して「MAKE YOUR DREAM」の幕を下ろした。

セットリスト

THE MATTEKUDASAI

01. サクラサク

04 Limited Sazabys

01. Keep Going
02. Kitchen
03. My HERO
04. Galapagos ll
05. Jumper
06. fiction
07. Finder
08. mahoroba
09. swim
10. monolith
11. message

マカロニえんぴつ

01. ハートロッカー
02. レモンパイ
03. リンジュー・ラヴ
04. 恋人ごっこ
05. 悲しみはバスに乗って
06. ブルーベリー・ナイツ
07. ヤングアダルト
08. 星が泳ぐ
09. なんでもないよ、

UNISON SQUARE GARDEN

01. 流れ星を撃ち落とせ
02. カオスが極まる
03. オリオンをなぞる
04. Hatch I need
05. シューゲイザースピーカー
06. Phantom Joke
07. 天国と地獄
08. シュガーソングとビターステップ
09. 桜のあと(all quartets lead to the?)

sumika

01. フィクション
02. Lovers
03. マジック(オリジナル:go!go!vanillas)
04. ふっかつのじゅもん
05. イコール
06. Babel
07. 「伝言歌」
08. Starting Over

[Alexandros]

01. Droshky!
02. Waitress, Waitress!
03. todayyyyy
04. Adventure
05. 閃光
06. ワタリドリ
07. Girl A

My Hair is Bad

01. アフターアワー
02. ドラマみたいだ
03. 悲劇のヒロイン
04. 自由とヒステリー
05. 戦争を知らない大人たち
06. フロムナウオン
07. 歓声をさがして
08. 告白

go!go!vanillas

01. RUN RUN RUN
02. 平成ペイン
03. エマ
04. デッドマンズチェイス
05. SHAKE
06. ストレンジャー
07. one shot kill
08. カウンターアクション
09. お子さまプレート
10. マジック
<アンコール>
11. ギフト
12. おはようカルチャー

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