Glansの1stフルアルバム「slow tree」がGEZAN主宰レーベル・十三月から5月8日にリリースされる。
Glansは2019年に北海道の札幌で結成され、現在は江河達飛(Vo, G)、高田陸人(G)、木下怜(B)、ヤマダノブヲ(Dr)、ヒデト・チンポ(Per)の5人体制で活動しているロックバンド。北海道・PROVOのDJパーティに影響を受け、クラブミュージックの要素を取り入れたサウンドを作り上げている。2023年11月には十三月の野外イベント「Road Trip To 全感覚祭」に出演したことでも注目を浴びた。
アルバム「slow tree」リリースに際し、北海道で偶然Glansを発見したというマヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN、十三月)は「北国がそうさせたのか、独自の厳しい戒律で縛った規則の中をすり抜けるようにエクスペリメンタルな意識は虚空に溶け出し、気づけばフロアは深海につかった」、同郷の山田みどり(the hatch)は「12の頃から成長を見てきた不良少年たちが 時間の許す限り音楽に寄り添い続けてうまれた 美しい生活の音」と彼らを評している。アルバムの収録内容、ジャケットアートワークなどの詳細は後日アナウンスされる。
マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN、十三月)コメント
いつくらい前だっただろうか? 北海道を旅していて、PROVOにふと立ち寄ると知らないバンドが演奏していた。北国がそうさせたのか、独自の厳しい戒律で縛った規則の中をすり抜けるようにエクスペリメンタルな意識は虚空に溶け出し、気づけばフロアは深海につかった。海の中なのに呼吸ができる! わたしはその晩、人の形をした魚だった。
ライブが終わってエフェクターを片付けるボーカルに「十三月でだしてくれないか?」と声をかけた。ところでバンド名はなんというの?
彼はウォルトディズニーのような満面の笑みを浮かべながら「glans」と発した。
山田みどり(the hatch)コメント
DJが作り上げる一晩のように
伸びたり縮んだり、時間軸を自在に畝らせる。
ただ感覚が麻痺することはなくて、
ハードコアのそれのように切実な空気の振動に
心臓が大きく脈を打ち、血液が勢いよく体中をめぐる。
実態がなくなりそうな瞬間のまま
耳が熱くなって、毛穴がひらき、爪先がビリビリする。
そこに、ここにあった、魂と呼べそうな存在を捉える40分の小旅行。
12の頃から成長を見てきた不良少年たちが
時間の許す限り音楽に寄り添い続けてうまれた
美しい生活の音。
ヤマダノブヲ(Glans)コメント
姿を形を変えながら進んでいくGlansの音をやっと飛び立たせる事が出来て、嬉しいです。