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Dos Monosが第二期始動を宣言、3年ぶりオリジナルアルバム発表

Dos Monos
10か月前2024年03月28日 11:04

Dos Monosが5月にニューアルバム「Dos Atomos」をリリースすることを発表した。

2023年夏をもって第一期としての活動を終了させたDos Monos。1stアルバム「Dos City」のデラックスバージョン「Dos City(Deluxe)」と、初のライブアルバム「Don't Make Any Noise」を第一期最後の作品と位置付け、この2作品のリリースを架け橋として、1stアルバム発売から5周年となる2024年3月にDos Monos第二期を始動すると宣言していた。荘子itは当時発表した公式コメントにおいて、メンバーがそれぞれ学生時代にバンド活動をしていたことに触れ、「改めて『ロックがやりたい』と素朴に思った」「第二期から、Dos Monosはヒップホップクルーを経て、ロックバンドになる(戻る)」とつづっている。

今年に入り、林田球のマンガ「大ダーク」とのコラボ映像や、未発表音源を使用した映画「HOW TO BLOW UP」のティザー映像、「超RIZIN.3」の朝倉未来VS平本蓮戦ティザー映像などで第二期の片鱗を示してきたDos Monos。彼らがオリジナルアルバムをリリースするのは2021年9月発表の「Larderello」以来およそ3年ぶりとなる。なおアルバムの詳細は後日アナウンスされる。

また6月15日に東京・LIQUIDROOMで自主企画「Dos Atomos Release Party ~ Theater D vol.4」が行われることも決定。本公演にはスペシャルゲストの出演も予定されている。イープラスでは4月10日までチケットの先行予約を受付中。

荘子it コメント

“Dos”と“Monos”はそれぞれスペイン語で「2」「猿」を意味し、第一期Dos Monosは「猿2.0(=人間とは似て非なる存在、異なる進化をした人間界のバグ)」として、現行のシーンのオルタナティブを目指してきた。デビューアルバムの“Dos City(もうひとつの街)”というタイトルにも、東京育ちの自分達がやる音楽を「東京の音楽」として一括りにされたくないという強い反骨心を込めていた。

しかし、その後世界各国でツアーをする中で、単にオルタナティブであるということは、日本の外に出てみればむしろ自明の前提に過ぎないという感触を得た。共演した世界最高峰のアーティスト達は、誰もがオルタナティブであると同時に、それぞれのルーツを感じさせるが故に説得力のある音楽をやっていた。自分達だって、良くも悪くも「日本からやってきたオルタナティブ」として認識され、聴かれていることを肌で感じた。

さらに言えば、各個人が全くバラバラに活動する自分達は、グループとしていつ分裂してもおかしくないギリギリの状態だった。そんな中、疲れ果てたヨーロッパツアーの帰りの飛行機の中で、僕が次のアルバムのキーとなるアイディアをメンバーに語った(僕自身、朦朧状態で喋りながら自分がそんなことを考えていたのかと驚いた)時に、それまでのどんよりとした倦怠感が、急に太陽が差し込んだように晴れ渡った。

こうした体験を契機とし、改めて自分達、ひいては日本の核にあるものをコンセプトとして据え直し、第二期Dos Monosへと移行することを決めた。

“Monos”はスペイン語では「猿」だが、ギリシャ語の“Monos”は「単一の」という、“Atom(=原子)”の語源であるギリシャ語の“Atomos(=それ以上分割できないもの)”と非常に近い意味をもった単語だ。第二期Dos Monosはこちらの意味を採用し、これまでの「ドス猿」というある種のステレオタイプをなぞってもいた表象を捨て、より本質的な自分達の姿である「ドスアトモス」、即ち、核融合によって光り輝く太陽のオルタナティブを目指して、新たに始動する。

Dos Atomos Release Party ~ Theater D vol.4

2024年6月15日(土)東京都 LIQUIDROOM

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