4月3日にスタートするテレ東系ドラマ「好きなオトコと別れたい」の記者会見が東京都内で行われ、堀田茜、毎熊克哉、木村慧人(FANTASTICS)、紺野彩夏、柏木悠(超特急)が登壇した。
「好きなオトコと別れたい」は、デジタル恋愛コミック誌「comic tint」に掲載された藤緒あいの同名マンガのドラマ化作品。将来を考えるアラサー女性会社員の主人公が別れたくても別れられないダメ男の魅力にハマり、その沼から抜け出せない葛藤を描く。主人公の白石郁子を堀田が、郁子の恋人でダメ男なのに憎めない人たらし・黒川浩次を毎熊が演じるほか、郁子の会社の後輩のハイスペックイケメン・青山大翔を木村が、同じく郁子の会社の後輩・黄田ナナを紺野が、ナナの恋人でフリーターのバンドマン・イチを柏木が演じる。
会見の冒頭、今作について堀田は「まずタイトルを聞いて『わかる!』って思いました。それだけ共感してもらえる内容になっていると思いますし、20代後半の世代の恋愛の焦りもリアルに描かれていると思います」と、毎熊は「さわやかで優しい物語だなと思います。出来上がったものを客観的に見るとすごく愛らしい作品になっていて、これを観て損をする人はいないだろうなって」とコメントした。原作を読んだ感想を問われると、毎熊は「浩次が本当にダメ男だなと思って」と笑いつつ「大きな事件は起きないけれど、出てくるキャラに愛らしさがあって、これが“ハートフル”ってことなのかと。こんなにハートフルな街角の話は、そんなに多くないんじゃないかなと思います」と語る。「いろんなところにキュンポイントがちりばめられていて」と切り出した木村は、自身が演じた青山について「ここで郁子さんにアタックしろ!っていうところで行かなかったり、逆に『ここで行くんだ!?』というところでアタックしたり、ビックリさせられるところがあって……」とコメント。すると毎熊は「僕が見学に行ったタイミングで撮影していたのが、青山くんが郁子さんにアタックするシーンだったんです。がんばっている姿、カッコよかったです」と、木村演じる青山のがんばりを讃えていた。
それぞれのキャラクターの役作りについては、堀田が「ラブコメなので、コミカルな要素をどこまでできるかということを考えていました。『やりすぎ』って言われるのを目標にやっていたので、監督から『それ、顔芸じゃん』と言われたときが一番うれしくて」と振り返った。バンドマンという役柄に挑戦した柏木が「ギターを演奏して歌うシーンがあったので2、3週間前くらいから練習していました。監督さんと『妥協しないでやろう』という話をしていたから、指の皮が剥けるくらいまでやって。それはいい経験になったかなと思います」と努力を明かすと、毎熊はすかさず「本当に上手でした。1年くらい練習したのかな?という感じだったんですよ」と柏木の演奏に太鼓判を押す。一方で、木村が自身の役作りについて「ハイスペックイケメンの青山は笑顔が特徴的だと思ったので、笑顔の練習をしました。普段の自分よりちょっと明るいので、テンションが下がらないように鏡の前でニコッと笑って」と明かした際には、堀田が「その笑顔がさわやかすぎて、現場で青山くんが通ると風が吹いてました」と“青山スマイル”に賛辞を送っていた。
また「撮影中に面白かったエピソードは?」という質問が飛んだ際に堀田が「ぱっと出てくるのは“くらげダンス”ですかね……」と即答すると、柏木が「ちょっと待って!」と照れ笑いを浮かべる。この“くらげダンス”について堀田は「イチがナナに“くらげダンス”を踊っている動画を送って、それをナナが観ているというシーンがあって。動画を再生しているときにみんなでモニタで観ていたんですけど、ここまで台本上の“くらげダンス”が表現されているのがすごいなと思って」と詳しく説明。それを聞いた柏木は「僕の知らないところでめちゃくちゃ流されていたみたいで(笑)。僕、堀田さんと木村さんは同じシーンがなかったから、今日が初対面なんですよ。最初の印象が“くらげダンス”なんで……」とタジタジになりつつも「台本には『肩がほぐれた様子がわかればいい』と書いてある動きだったんですけど、反応がよかったです(笑)。めちゃくちゃうれしいです」と噛み締めていた。
また、会見の中では登壇者が「やめたいのにやめられないこと」を明かす場面も。堀田が「せっかちな自分」、紺野が「夜ふかし」をやめたいと明かす中、木村は「ごはんのデリバリーをやめたいです。今日こそ自炊するぞと意気込むのに、結局頼ってしまうんです。韓国料理をよく頼みます」と告白。毎熊は「気付いたらレコードショップにいるので、それをやめたいですね。音楽が好きなんですけど、最近レコードプレイヤーをいただいて。ここに手を出してしまったらおしまいだと思って手を出していなかったんですけど……(笑)」と続く。そんな中、柏木が「くしゃみをしたあとの余韻をやめたいです……」と回答すると、登壇者の頭上には一斉にクエスチョンマークが。司会者から詳細を問われた柏木は「くしゃみをしたあとに、5秒くらいしゃべるんです。何をしゃべるかはそのときのパッションで出てくるんですけど」と説明したうえで「一時期、人を笑わせようと思ってくしゃみをしたあとにわざと余韻を長くしていたらそれがクセになっちゃって、やめたくてもやめられなくて。やりすぎると周りの目が怖いので、やめたいっす(笑)」と明かして会場の笑いを誘っていた。
最後に堀田は「最近はいかに効率よく恋愛するかが重要視されている中で、そういうところから離れた場所にいる人たちが泥臭くトライ&エラーを繰り返していく姿がいいなと思います」と作品の魅力についてコメント。毎熊が「お芝居していて、仕事だけど愛おしい時間でした」と、紺野が「個性がすごく強い、でもみんな優しいキャラなので、どこかに共感してもらえるポイントがちりばめられていると思う」とそれぞれにアピールすると、木村も「観ていて“浩次派”なのか“青山派”なのか意見が分かれると思うので、応援しながら観ていただけたらうれしいです」と楽しみ方を提案する。そして柏木は「登場人物の関係性や心情がすごく表に出ているのでわかりやすいですし、いろんな方に共感していただける作品だと思います。ぜひ気軽に観ていただいて、皆さんの楽しみの1つになってくれたらうれしいです」と思いを伝えていた。
テレ東ほか「好きなオトコと別れたい」
初回放送:2024年4月3日(水)24:30~25:00
※以降毎週水曜24:30~25:00放送